このコンテンツは 仮定モデラー +6Σ(シグマ) より一部引用しております。
▼:パターンとは3のこと
パターンとは3のことです。
ある現象が起こった。また同じことが起こった。ここまでは二回の重複。
そして、三回目も同じことが起こると、
「これはパターンだ」
と認識しますね。
コンサルティング業界などに入って、
「主張したい時、理由は3つあります、と言え」
と教えられるのは、
3つでパターンが成立するからです。
不動産業界では、「3タコ」といって、
3ヶ月間成約が無い人間を首にする慣習があります。
マーケティングとか、プロ経営者と呼ばれる人たちは大体、3年で成果出ないとクビです。
負けパターンを見出すのです。
(サッカーみたいにイエローカード2枚でアウトな世界もありますが。危険行為を防ぐ、ミスを防ぐみたいなところは二回同じ失敗したらアウトなところが多い)
実は、この3という数字は、
数学的に、構造的に見ても極めて興味深いです。
点が一個なら点。
点が二個なら線。
点が三個なら面。
点が線になり、面になる。
数学的に、面になるということは、
・累乗の概念が登場する
・確率=面積の概念が登場する
ということでもあります。
こんなこと言ってるのは日本で私だけかもしれませんが、
微分は線なのですが、
積分とは面です。
(微分を教える時に点だけ示す人がいますが、点で解釈すると勾配・傾斜が如何様にも解釈できるので、本来は2点の間を結ぶ線であり、この2点を近づけた結果として点になる=微分の直線の角度が決まるので、点より線=2点で捉えるべき)
二次関数が、積分すると次数が3になるのは実はそういうことなんですよ。
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「3」を想定しないと、大抵の場合、実用では失敗します。
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例えば、
じゃんけんのように、
「パーはグーに強い」
みたいな二項対立での優劣ばかり捉えようとする人が多いですが、
実際は
「チョキはパーに強い」
「でもグーはチョキに強い」
みたいな感じで、三すくみで複雑に入り組んでいることがある。
三権分立とか、
政体循環論とかもそれです。
ある要素とある要素の関係ばかりではなく、「その次」を見る思考が大事です。
例えば、ドミノ倒しがあります。
ドミノ倒しは、ドミノを二つ並べて倒せば、何のことは無い現象です。
しかし、3つ並べて倒すと面白いことが起こります。倒れることが連鎖していることに気づくからです。
ドミノが二つだと、「倒す側」「倒される側」しかありませんが、ドミノが三つだと「倒す側」「倒されて倒す側」「倒される側」が生まれるのです。
これはある意味で、「中間管理職」みたいなものです。
この中間管理職的なドミノが重要になります。
会社に入って、
会社のメカニズムみたいなものを理解したい時、
一番理解すべきは、
「中間管理職」
について、です。
課長職、部長職について、です。
ある会社に入って、
その会社の業務、商品、現場仕事をマスターしたし、
経営についてもわかっているのに、
「なんか出世できない」
「なんかうまくいかない」
って時は、中間管理職の論理を理解していない可能性があります。
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・出世する力はあるが、ある程度の階層で止まっている
・会社の実働部分で力を持っている
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という中間管理職の機能と気持ちを考えて、
彼らに嫌われたり、感情を逆撫でするような立ち回りをすると
優秀でも「出世できない・妨害される」なんてことがあるかもしれない。
「優秀な人を引き上げたい」
「でも自分の立場も守りたい」
「追い抜かれるのは嫌」
という心理が働くでしょうからね。
また、
「出世するための普遍スキル」
で触れたように
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「上司にも上司がいる」
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という連鎖構造と
玉突きの原理を理解するのが
会社員ハックの大事なコツでもあります。
会社員の世界って難しいでしょ?
なんで難しいかわかりますか?
中間管理職が難しいんですよ。
サラリーマンスキルってほとんど、中間管理職のことだから。
・出世するための普遍スキル
・課長になるための工学
・事業部長になるための数式
・役員・社長・株主になるための事業構築視点
の四部作で描きたかったのは、
役員・社長・株主が「儲かるビジネスモデル」を描いて、
部長が「事業でシェアを取るために競争」を繰り広げて、
課長がそのための「日々のプロジェクトタスク」を管理・実行して、
平社員がその中でどう立ち回るのか、という連鎖構造です。
こういうのから逃げる人って、
「単純発想」
に逃げようとするんです。
一次関数とか、ただの足し算に逃げようとする。
コツコツに逃げようとする。
その最たる例が、資格。
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資格の勉強する人、それに頼る人って、基本みんな馬鹿です。
勉強はできるけど、思考力が弱い、頭が回らない人が多いです。
例えそれが、最難関資格だろうと、なんだろうとそうです。
(そもそも、その手の資格は、民間でやっていける自信がない人たちが逃げ込む先でもあります)
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変数1しか考えられない。
1次関数しか考えられない。
頭の中が、y=axだけしか受け付けない。
だからたくさん勉強して、試験勉強して、資格受かることしか考えない。
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この手の人種が社会の中核で活躍することはありません。
「勉強ができるだけのバカ」だからです。
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システムを理解できない人間ってのは、
大体、「3の思考」ができません。
年収を上げたかったら、まず働く量を増やすみたいなステージから、
時給を上げるみたいなステージになり、
次はマネジメントをするみたいな「システム」を扱うステージになります。
このシステムが3の思考です。
課長・部長になれれば、たいていの高難易度資格や専門職の年収越せます。
公認会計士や弁護士の年収なんて1000万円無いですが、
課長や部長になれればそれを超えられます。
公認会計士や弁護士はあくまで仕事の時給を上げてるだけ。行政書士にしろ司法書士にしろなんにしろそう。
「3の思考」はもっと上です。
システマティックシンキングです。
現象を数理モデル化しようとするとき、
・要素A(ファクターA)
・要素B(ファクターB)
の二つの関係だけを想定していたら、大体、意味のないモデリングで終わることが多い。
第三ファクター、サードファクターは極めて重要です。
いわゆる、「因果関係の読み違い」はここで起こります。
数式に関しても、
・一次関数
・二次関数
は想定できても、三次関数を想定できない人が多いです。
三次関数を想定するということは、
「局所的に良いと思えることが、長期的には真逆になる」
「短期的な成果と、長期的な成果が逆転する」
ということを念頭に入れることでもあります。
いるでしょ?
ブロガーでも、金にならないアクセスに迎合して方向性間違えて死ぬ人。
youtuberでも、金にならないアクセス、私人逮捕とか暴露系とかで数字を得て増長して破滅に向かう人。
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「数字が全ての世界で、一見すると支持されてるように見えて、応援の声も届くはずなのに、その方向に突き進んで死ぬ人・失敗する人」
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っているんです。
次の次が考えられるか。
ビリヤードと同じです。
打つ球、当てられる球だけの構図じゃダメ。その先がいる。
会社員もそうですよ、
余計な仕事をして、
褒められて、
仕事を抱え込んで無駄に作業して、
評価されずにパンパンになって潰れる人。
会社は、
「どうでもいい仕事」
で一生懸命頑張ってくれる人を安く使い倒して評価で返さないですからね。
ラッキーと思うだけだから。
で、多分こういう人は、就職する際、その企業で就職することとか評価されることしか考えてなくて、「その先」の想定は全くないです。
三次関数的発想ができるようになると、
「地獄への道は善意で舗装されている」
ということの意味が理解できるようになります。
一見すると、
上向いているように見えて、
実はまずい道のりってのが見えてくる。
三次関数になってくると、「いちばん次数が高い項目はどれだ?」ということに着目する必要性も出てくる。
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頭が良い奴とバカの違いを言語化しましょうか?
バカは一変数一次関数しか受け付けない脳みそをしています。
(ex. 資格を取ろう、試験に受かろう、動画編集スキルを身につけよう)
まぁまぁな人は二変数二次関数で考えます。
(ex. 今は報われないけど、投資をしよう。この打ち手は一見すると不利だけど、俺には勝算がある。目先の損失に耐えて将来回収しよう、後から報われるはず。リスクヘッジで二個くらい種をまいておくか)
頭が良い奴は三変数三次関数で考えます。
(ex. 生産性が高いビジネスモデルで、偏差値を上げて、労働分配率を上げるために独立しよう。
今、どのウェイトがボトルネックか?
現行の需給を鑑みて、二次需要・三次需要を開発して競争は回避。
ただし、金にならないクソ客からの支持・トラフィックはゴミだな、これに迎合したら終わる。
バカに迎合したら長期的にブランドが腐る。
youtuberも美味しそうだがこれに手を出すのはやめよう、
投資を選択と集中しよう)
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10個くらい変数を想定して、
10次元くらいで考えてる
「オーバーフィッティングバカ」
もいますが、
こういう連中はそれはそれで次元削減=単純化=プラクティカル化ができないタイプです。
この企画の後半で説明しますが、
代数学は
・展開 expand
・因数分解 factorization(=個人的には因数要約に改名した方が良いと思う)
が重要になりますが、
パソコンのzipファイルを解凍するみたいなのが展開で、
圧縮するのが因数分解です。
それで、
(x^1+x^2+x^3+x^4)(x^1+x^2+x^3+x^4)
こういう数式が出てきた時、展開すると、
・x^2
・x^8
が一つずつ出てくるのはすぐわかると思います。
答えから言っちゃうと、
=1x^2 + 2x^3 + 3x^4 + 4x^5 + 3x^6 + 2x^7 + 1x^8
になるのですが、
「4x^5」
があることからもわかる通り、x^5が4個出てくる。
4パターン出てくる。
(1)x^1×x^4
(2)x^2×x^3
(3)x^3×x^2
(4)x^4×x^1
まぁ、これ、
「4×4」
の行列・表を描いたら一発でわかるんですけど、
【複合要素】×【複合要素】
の構図を見た時、
___
・最大次数を見抜く
・中間ゾーンの次数が何パターンあるか見抜く
___
ができるかが重要です。
逆に言うと、
=1x^2 + 2x^3 + 3x^4 + 4x^5 + 3x^6 + 2x^7 + 1x^8
から
(x^1+x^2+x^3+x^4)(x^1+x^2+x^3+x^4)
に戻せるかどうか。
システムというのは、要素の相互作用なのです。
この考え方が何に役立つのかというと、
例えば
〜〜〜〜〜〜〜〜
売上は、客と、売り手との相互作用で起こる
〜〜〜〜〜〜〜〜
とした時に、
客側の要素、
売り手側の要素を
それぞれ複数ピックアップしてそれを掛け合わせた時に、
「何が最大のドライバーか?」
「この次元の打ち手は何パターンあるか?」
みたいなことを見抜くのに役立ちます。
売上は客数×単価×頻度だ、とは言いますが、
客数は
・顔数、頭数
・頻度
単価は
・商品個数
・商品単価
の2×2で考えられるので、
顔数・頭数 × 商品個数 = 客層、需要カバー率
顔数・頭数 × 商品単価 = 顧客平均単価
頻度 × 商品個数 = 買い揃え
頻度 × 商品単価 = お得意上位客
と細かく考えることができるわけです。
そして、
「どこで最大次数が取れるか」
と考えると、小規模ビジネスのうちは単価と頭数・顔数を上げることでしょうが、
ある程度の規模になると、
頭数・顔数と商品個数を増やすことになってくるでしょう。
こうして展開したものは、
結局は
【頭数・顔数】×【財布】
で因数分解できるので、
結局ビジネスドライバーとして、
・水平拡大か?
・垂直拡大か?
という方向性を見極めるのに使えるわけです。
私が若い頃大好きだった
・80対20の法則
・梃子の原理
も実は「3の思考」でもあります。
80対20の法則は、「20%の20%=4%…」という感じで連鎖する構造を持っていますし、
梃子の原理も
・力点
・支点
・作用点
の3点を考慮しています。
力点と作用点しか考慮できないと「脳筋」になるんですよね。
レバレッジが下手になる。
フィボナッチ数列は、
1 1 2 3 5 8 13 21 34 55…
というように、
「前の二項を足したもの」
が連鎖するという仕組みですが、
これは自然界のあらゆる現象に見出せる構造だと言われています。
これも「3」の思考です。
ドミノ倒しの数列化ですね。
(実際のドミノ倒しは1.5倍の連鎖くらいですが)
ドミノは、20個並べて、だんだん大きくして、車も倒せます。
最初のドミノの4500倍の大きさのものを倒せます。
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仕事で成功する奴、
キャリアでうまくいく奴は、
「仕事はお給料をもらうためのもの」
という多くの人の共通見解・動機に加えて、
・学習性、応用可能性
・次のキャリアへの発展
・副産物としてのライフスタイル
みたいな2手先、「3の思考」ができる人間なのですよ。
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一方で、やばいやつって、
「金欲しい!高時給!」
「金欲しい!儲かる案件、副業!」
みたいな発想で、
キャバ嬢、風俗嬢、バイナリーオプション、youtuber、単純危険作業・・・
みたいな全くキャリアの発展がなさそうな方向に行くでしょ。
このコンテンツは 仮定モデラー +6Σ(シグマ) より一部引用しております。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。