自分なら成功できる。
成功できるかもしれない。
元いた職場の上司、先輩には辟易していた。
会社では自分の提案が通らない。
世の中で自分の能力を試してみたい。
上司より俺の方が有能なはずだ。
自分より頭の悪い人の下では働けない。
自分よりアホそうな人が成功している。
自分よりアホそうな会社が成功している。
あの人にできるなら俺にもできる。
あの会社があのぐらいできてるなら俺にもできる・・・・。
ネットにはいっぱいいるじゃ無いか・・・・成功者が・・・・
youtubeにもいっぱいいるじゃ無いか・・・成功者が・・・・
そう思って、小さな小舟を用意し、大海に出ていく若者・・・・。
最初は意気揚々としていたが、しばらく経つと意気消沈、ということも少なくありません。
今回は、自営業の辞めどき、諦めどきについてお話ししたいと思います。
といっても、「資金が底をついた」だとかそういう当たり前の話はしません。もっと決定的な話をしたいと思います。
辞めどき、諦めどきの決定的なタイミングです。
孤独を感じる、
精神的に疲れた、
これらは理由としては微妙です。
最初の頃から大なり小なりあったはずで、それが積もり積もったケースもありますが、それがコアな理由では無いでしょう。
辞めどき、諦めどきの決定的なタイミングがあります。
これは人生のどんな時でも、何かを変えるにあたり、基準となるものです。
それは、
万策尽きた
と感じるとき、全てやり尽くしたと感じる時、もうこれ以上学習する気力が湧かない時、そして自分の自己評価が物凄く下がって、自分の真実の姿が見えてきたような気がする時です。
変な言い訳や、後付け解釈じゃなく、
素直に敗北を認められる、
全部全て出し切ったと感じる時こそ、辞めどきでしょう。
ある意味、綺麗に去れます。
名残惜しさが無いのです。
- 全て出し切った
- でも結果は不本意
- その現実を前に自分の自己評価が著しく下がる
- 良くも悪くも景色がガラリと変わる
これが大事です。
よく、サッカーのW杯で選手が敗戦したときに直面する感じですね。
この全て出した感が大切です。
全部出したという感覚。
燃え尽き症候群のような感覚です。
そして、それで「ダメだった」という圧倒的な敗北感を持って初めて、人生を進めることができます。
敗北を認めないと、大変なことになります。
大切なのは、ここで、
- 疲れた
- しんどい
- 辞めてよかった
- 良いタイミングでやめて乗り換えられた
みたいな後解釈でドロップアウトしないことです。こうすると、また次で問題を抱えたり、またズルズルいってしまいます。また中途半端に戻ってくることにもなるでしょう。
負けたことをちゃんと受け止めないといけないのです。
総括と反省が必要なのです。
- 自分は無能だった
- 自分は思い上がっていた
- 自分は思った以上にできない人間だった
- いかに自分が無策か
そういう反省無くして、次に進むことはできません。
残念ながら、現実として、
「イケる」
と思ってスタートを切ったが、思うようにいかず、理想と現実のギャップに格闘し、最終的には現実が追い込まれている、これは
「貴方の現実」
を示しています。
自信も知恵も策もカラっカラになった。
もう万策尽きた、と感じるその状態が現実です。
人間の脳には限界があります。誰だって万策尽きるタイミングはある。しかし、そうなった時に打てる施策を人は勉強しようとする。何か無いかと模索する。必死になって考えるのです。
ノウハウを得ようとします。学ぼうとします。何か策はないかと考えます。教育を受けます。先輩に食らい付きます。粘って粘って粘ります。
そういうことができない、する気が起こらない、学ぶ気になれない、学ぶ気力がわかない、そういう風に感じるなら、それは決定的なタイミングでしょう。
本来、最も謙虚になれるカラッカラのタイミングで、選択肢は2つあります。
- 学び直す
- 引く、辞める
辞め方は大事なのです。
学ぶ気があるのか、
それとも無いのか。
これはいわば、意向に対する問いです。
自分が負け組で、無能で、敗北者なのはわかった。問題は、それを踏まえた上で、それでも再チャレンジしたいという意向、成長したい、学びたいという意向があるかどうかについての自問自答なのです。自分には意欲があるのか、モチベーションがあるのか、情熱があるのか、何がしたいのか、なのです。
人生、うまくいかない人は、どこかの段階で自分の現実を見ます。
自分の敗北を悟ります。
ボコボコに殴られる、ボロボロになるのが大事です。徹底的に現実に打ちのめされるのが大事です。
そのタイミングで、自分の小ささを知りながら、ある意味で本当の自分の気持ちに自分で向き合える。
万策尽きて、「もう全部やった」という全部出し切った感じ、全てが砕け散った感じ、再起不能なぐらいの勢いで、それを総括し、反省して、辞めるなら辞めるというのが大事です。
徹底的な敗北と、その現実の直視、受容は人間を変えます。
誰かにdisられる、誰かに下げられるような言葉をぶつけられる、これでは人間は苛立ったり激昂するだけです。
そうじゃなくて、現実ととことん向き合い、現実によって自分の無能さを知る。これが最も、素直に敗北を受け入れられるシーンです。
誰かに言われるのではなく、現実を前にして感じさせられる時。
婚活でもなんでもそうです。
本当に敗北を感じる時、人は、自ら敗北を「悟る」のです。
徹底的な敗北と、総括、反省。
そこにおいては、往々にして、自分の自己評価やセルフイメージが変わる、修正する、自分の襟を正すような機会に直面するはずです。
その大きな授業料を払って得た学びをしっかりと受け止めて前に進むのが大事なのです。
中途半端に、
会社員に戻りたくなった
みたいなことを言っていると、今度はまた
自営業に戻りたくなった
と言い出すに決まっています。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。