お金持ちは何にお金を使う?ホテルのコンシェルジュを見ていたら、刑務所のことを思い出した

高級ホテルへ行くと、入口に人がいます。

荷物を持つ人。

タクシーを呼ぶ人。

レストランを予約する人。

空港までの車を手配する人。

「明日19時に寿司を食べたい」と言うと、どこかへ電話してくれる。

自分で食べログを開かなくていい。

Googleマップも見なくていい。

電話もしなくていい。

店までの行き方も聞けば教えてくれる。

便利です。

でも、ある日これを見ていて、ちょっと変なことを思いました。

金持ちになるほど、自分でやることが減っていく。

あれ。

お金持ちって、何でもできる人のことじゃなかったっけ。

金持ちはフェラーリを何台買うのか

「お金持ちは何にお金を使うのか」と検索すると、高級車、時計、不動産、旅行、ワイン、美術品、投資などが出てきます。

実際、富裕層について取材した記事でも、投資、旅行、健康、人間関係、教育、社会貢献などへの支出が挙げられています。2026年には、富裕層の領収書を長年見てきた税理士が、単なる消費ではなく将来にも残る「ストック支出」という見方を紹介しています。

まあ、金があったら使います。

私も10億円あったら、たぶん一度くらい変な車を買います。

ドアが上に開くやつ。

スーパーの駐車場では猛烈に邪魔そうです。

ただ、本当に金が増え続けたとき、一番変わるのは所有物なのでしょうか。

自分で予約しなくなる

普通の旅行なら、

航空券を探す。

ホテルを比較する。

レストランを探す。

予約する。

空港まで電車で行く。

Googleマップを見る。

結構やることがあります。

もっと金を払う。

旅行会社がやる。

さらに払う。

コンシェルジュがやる。

さらに払う。

運転手が来る。

荷物も運ばれる。

自分は、

「明日京都に行きたい」

と言うだけになる。

金が増えると、できることが増えると思っていました。

でも実際には、

自分がやらなくていいこと

が増えている。

この方向はちょっと面白い。

研究者は本当に「時間を買う」と呼んでいる

これ、ただの金持ちイメージではありません。

PNASに掲載された研究では、米国、カナダ、デンマーク、オランダなどの6261人を調べ、掃除や買い物、料理などを外注して「時間を買う」人ほど生活満足度が高い傾向がありました。

さらに実験では、同じ40ドルでも物を買った週末より、時間を節約するサービスへ使った週末の方が幸福感が高く、時間的なストレスも小さくなりました。

つまり金を使って手に入るものの中には、

時計。

車。

家。

だけでなく、

「自分でやらなくていい30分」

があります。

30分にはロゴがないのでInstagramには載せにくいですが。

でも「何もしなくていい」は、本当に自由なのか

ここで刑務所を思い出しました。

朝起きる時間が決まっている。

食事が出てくる。

住む場所が決まっている。

着るものも決まっている。

一日の予定も決められている。

極端に言えば、

何を着よう。

今日はどこへ行こう。

昼は何を食べよう。

という意思決定のかなりの部分が消えています。

もちろん刑務所と高級ホテルを同じだと言っているわけではありません。

全然違います。

片方はお金を払って入り、もう片方はできれば入りたくない。

でも、

「日常の細かい意思決定が他人によって処理される」

という一点だけを抜き出すと、妙に似ています。

これはちょっと気持ち悪い。

自由の極端と不自由の極端で、同じ現象が出てくる。

五つ星ホテルと刑務所の違いは、部屋の広さではなかった

高級ホテル。

今日は何を食べますか。

どこへ行きますか。

何時に起こしましょうか。

全部こちらが決められる。

でも決めた後の面倒な作業は、他人へ渡せる。

刑務所。

今日は何を食べますか。

基本的に決められない。

どこへ行きますか。

決められない。

何時に起きますか。

決められない。

両方とも「自分でやらない」。

しかし片方は、

やらないことを自分で選んでいる。

もう片方は、

選ぶ権利そのものがない。

ここで自由の意味がちょっと変わります。

自由とは、自分で全部やることではない。

「どれを自分で決め、どれを他人に決めさせるか」を決められることなのかもしれない。

スーパーの商品棚は自由すぎる

シャンプー売り場へ行く。

30種類くらいある。

しっとり。

さらさら。

ダメージ補修。

ボタニカル。

男性用。

女性用。

よく分からない。

Amazonならさらに1000個くらい出てくる。

自由です。

選び放題。

でも嬉しいかというと、途中から面倒になります。

私はシャンプーを買いたいだけなのに、突然成分表を比較している。

人間は「選択肢が多い=幸せ」と思いがちですが、選択肢が増えすぎれば比較コストも増えます。

金持ちになると、ここにも金を使える。

「いつものやつを補充しておいて」

で終わる。

選択肢を1000個持っているのに、見る必要はない。

選択肢を持たないのとは全く違います。

貧乏だと、自分でやることが猛烈に増える

金がない。

安い航空券を探す。

比較する。

乗り継ぐ。

郊外のホテルを探す。

駅から歩く。

家具を自分で組み立てる。

掃除する。

料理する。

壊れたものを直す。

これは悪いことではありません。

自分でやると能力もつきます。

ただ、金が少ないと、

「金を使わない代わりに意思決定と時間を使う」

場面が増えます。

安いスーパーを三軒比較して100円節約する。

1時間使う。

100円は残った。

1時間は消えた。

どちらが高かったのか、少し分からなくなります。

IKEAの家具は、家具だけ売っていない

IKEAで家具を買う。

安い。

家へ持って帰る。

箱を開ける。

板。

ネジ。

謎の六角レンチ。

説明書。

ここから自分が家具工場の最終工程になります。

安い理由の一部分は、

企業がやっていた仕事を顧客へ返している

ことです。

運ぶ。

組み立てる。

設置する。

消費者が働く。

高級家具なら逆です。

運んでくれる。

組み立てる。

置いてくれる。

ゴミも持って帰る。

金額が上がると、商品が増えるのではなく、

自分の仕事が減る。

また出てきました。

金持ちが買っているのは物ではなく、

「やらなくていい」

なのかもしれない。

そうすると会社の役職も変に見える

新人。

自分でExcelを作る。

課長。

部下にExcelを作ってもらう。

部長。

課長にまとめてもらう。

役員。

部長が持ってくる。

社長。

最終的な数字だけ見る。

偉くなるほど自分でやる作業が減る。

でも責任は大きくなる。

これも同じです。

上へ行くほど、

操作

から、

選択

へ仕事が移っていく。

社長がコピー機で5000枚印刷する会社は、たぶん何かがおかしい。

社長は、

どこへ会社を持っていくか

を決める。

細かい操作は組織へ渡す。

つまり富裕層と経営者は、少し似ています。

自分の人生や会社で、

何を自分が決めるべきか

を選ぶ側へ移っていく。

億万長者も、普通の人と同じくらい働いていた

オランダの富裕層を調べた研究が面白いです。

大富裕層と一般層を比較すると、富裕層だから一日中ヨットで寝ているわけではありませんでした。

働く時間そのものは意外と似ている。

ただし富裕層は、余暇ではテレビなどの受動的活動より運動やボランティアなど能動的な活動に多く時間を使い、仕事でも自分でコントロールできる活動により多く時間を使っていました。こうした違いが幸福度とも関連していました。

これは結構重要です。

金持ちになる

何もしなくなる

ではなかった。

むしろ、

やることを自分で選びやすくなる。

ここでも同じところへ戻ってきます。

「自由時間」という言葉も怪しい

日曜日。

予定ゼロ。

完全自由。

最初は嬉しい。

昼になる。

Netflix。

YouTube。

SNS。

夕方。

何もしていない。

「今日何してたんだろう」

となる。

一方、好きな旅行の日。

朝6時起床。

7時出発。

10時登山。

13時昼食。

16時ホテル。

予定だらけです。

自由時間は少ない。

でも楽しい。

なら幸福を決めているのは、

予定がないこと

ではないのかもしれません。

誰がその予定を決めたのか。

こちらの方が重要なのかもしれない。

自由とは「選択肢が多いこと」でもないのかもしれない

これまで自由を、

100個から好きなものを選べること

だと思っていました。

でも100個全部を毎日比較するのは疲れます。

本当に強い状態は、

100個選べる。

でも99個は見なくていい。

必要になれば、また見られる。

という状態なのかもしれない。

ここで金の使い方が急に変わって見えます。

タクシー。

家事代行。

秘書。

コンシェルジュ。

専門家。

プライベートバンク。

高級ホテル。

全部、

「選択肢を増やす商品」

に見える。

でも同時に、

「普段考えなくていいことを増やす商品」

でもある。

増やして、減らしている。

矛盾しています。

お金持ちは、お金で人生を狭くしている

これは最初、かなり逆に聞こえます。

金持ちは人生の選択肢が多い。

その通りです。

でも、その大量の選択肢を全部自分で処理していたら、金持ちになった意味がありません。

だから、

掃除はこの人。

税金はこの人。

資産運用はこの人。

予約はこの人。

移動はこの人。

いつものホテル。

いつものレストラン。

いつもの服。

と、人生の一部分を固定していく。

選べる範囲は広い。

しかし日常ではあえて狭くする。

まるで巨大な国土を持ちながら、自分が暮らす部屋だけは小さく整頓しているみたいです。

スティーブ・ジョブズが毎日似た服を着ていた話が人気なのも、たぶんここ

有名人が毎日同じ服を着る。

服選びに時間を使わない。

こういう話は昔から妙に人気があります。

本当にその人物がどこまで意思決定疲れを意識していたかは別として、

「重要でない選択を消す」

という発想自体には魅力があります。

金持ちだから毎朝、

今日は赤のフェラーリか黄色のフェラーリか。

ロレックスはどれか。

靴は200足のどれか。

と2時間悩んでいたら、あまり羨ましくありません。

所有物は多い。

意思決定は少ない。

この状態の方が強い。

そして刑務所へ戻る

最初、高級ホテルのコンシェルジュを見て刑務所を思い出しました。

かなり失礼な連想です。

でも今なら違いが分かります。

刑務所では、

選択肢を他人に奪われる。

富裕層は、

選択肢を持ったまま、不要な選択だけ他人へ渡せる。

見た目はどちらも、

自分でやらない。

でも構造は正反対です。

ここに自由の正体があるのかもしれません。

金持ちが最後に買うものは「選択肢」ではない

普通は、

金があれば選択肢が増える

と言います。

旅行先。

家。

仕事。

教育。

医療。

確かに増えます。

でも、その先があります。

選択肢を増やしたあと、

「どの選択肢については、もう二度と考えなくていいか」

まで決められるようになる。

つまり金で買える一番贅沢なものは、

選択肢

ではなく、

選択肢を捨てても、必要ならいつでも取り戻せる状態

なのかもしれない。

これなら、自由と制約が同時に成立します。

お金持ちは何にお金を使うのか

車。

家。

時計。

旅行。

教育。

健康。

投資。

人間関係。

それは事実です。

ただ、それらを一段上から見ると、別のものが見えてきます。

移動を自分でしなくていい。

調査を自分でしなくていい。

予約を自分でしなくていい。

管理を自分でしなくていい。

嫌いな仕事をしなくていい。

そして、

それでも必要になれば、自分で選び直せる。

金が増えると人生の選択肢が増える。

そう思っていました。

でも本当に金持ちになった人が買っているものの一つは、

人生からどうでもいい選択肢を消す権利

なのかもしれません。

自由とは、ドアが1000個ある部屋ではない。

1000個のドアを持っていて、

今日は一つしか見なくていい部屋なのかもしれない。

高級ホテルのコンシェルジュから始まって、途中で刑務所へ行き、最後にドアの話になりました。

何の記事だったのか少し分からなくなりました。

検索してきた人には申し訳ないですが、一応答えると、お金持ちはいろいろなものにお金を使います。

その中で一番見えにくい買い物は、

「もうこれは自分で考えなくていい」

なのかもしれません。

はい、お薬です↓

SGT&&BD オートクチュール on ストラテジア 〜Prêt à porter VS Haute couture〜


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。