ターゲットを広げるな、狭めろ。
ターゲットを狭めないといけない理由は3つある。
- 需要予測の観点
- 数学的に証明された選好の順位
- 具体的な打ち手の問題
まず、ターゲットを狭めないといけないのは、
絶対に買う
という客を想定してビジネスを進めないと、まず間違えるからだ。売れない商品を企画してしまう。また、需要予測を外してしまう。
人数は絞っても良いから、「絶対に買う」という人が想定される狙い方をしないといけない。アシックス創業者の言うキリモミスタイルである。
なぜ需要予測を外すか?
それは、
この商品を始めようと思っていますが、買いますか?
という事前アンケートをしたとき、「絶対に買う」と答えるような層しか、実際の売上にならないからである。
まぁまぁ良い感じかも!
と答える奴は買わない。
絶対に何が何でも買います、ぐらいの層に当てていかないといけないからだ。
次に、数学的に証明された真理に基づくもの、であるが、そもそも世の中、人それぞれ「何を好むか」はバラけているのだ。ランキングの付け方が違う。ということは、それを集計したところで、はちゃめちゃな結果にしかならない。よって、万人受けを狙うと、
誰も買わない
ということになりかねない。これは数学的に証明されているのだ。
全員が同じ尺度を持っているならまだしも、尺度がバラバラの場合においては、全員から評価されようと思うと失敗してしまう。
これは、じゃんけんの構図に近いのである。
- グー
- チョキ
- パー
のどれが強いのかを決められない。それぞれ、
- グー
- チョキ
- パー
の出し手がいるとして、「全員に勝つ」を決めようとすると、打ち手が見つからない。しかし、「グーに勝つ」と決めれば出す手は「パー」で決まりである。
そして、最後は具体的な打ち手の問題である。
そもそも
ターゲットを広げる
と決めたところで、打ち手が見つからない。打ち手が見つからず、コンセプトボケして、クソみたいなことしかできなくなる。NHKのニュース番組を作ることになる。
- ロンハー
- バカ殿様
はエロいから、観せられない相手が出てくる。
サッカー中継はサッカー興味ない人が無理。仮面ライダーは大人が観ない・・・。
というように、打ち手が見つからなくなるのである。
朝8時から、子供向け番組で、リアルでシリアスな暴力シーンを流し、クレームが来てもやり続ける、という不屈の意志でやり続けた作品こそが伝説化する。
そもそも、価値は、ターゲットを決めることで逆算されるものである。
はっきり言うが、八方美人を極めたところで、何もできなくなってしまう。サラリーマン社長みたいになってしまうのだ。
成田が語る通り、「サラリーマン社長は、社内の誰にも嫌われないことを極めたゲームの勝者」である。だから、インタビューしても、面白いことが返ってこない。
私はこの「嫌われないゲーム」の勝者は、小泉進次郎だと思う。彼は本当に何も言っていない。何も言っていない。嫌われないことを極めた発言をしている。そして、出世のコースが確定していて、サラブレッドである彼にとって、それが正解なのである。それで良いのである。
しかしそんなことは、「失敗をしない」「減点をしない」ということで評価されるゲームをプレイしている場合のみ、である。そして、出世がほぼ確定的なゲームの場合である。
ビジネスでも、銀行員の出世のように「減点をひたすら回避する」ということによって選ばれることもできるかもしれない。ただしそれは、消費者が基本的に「買うことに傾いている」という商材に限定されるだろう。
加点ゲーム
減点ゲーム
なのかは見極めた方が良い。
ps
投資は、減点ゲームである。
敗者のゲームである。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。