北進論と南進論、金融包囲網

戦後に竪誉褒瞳というより,偏に批判糾弾される悪役に明らかに成り下がってしまった 東條首相であるが,当時はその立場を,次の様な言葉に凝縮した.「海軍さんが反対すり や(開戦なんて)できません」.東條首相は,海軍がなんとか対米開戦を停止してくれないかと,本音は海軍の態度に最後の講和の望みを繋いでいた. 第3次近衛内閣は,ルーズヴェルト米大統領が仕掛けた「14特許銀行シリーズ」金融集中攻撃を浴びて,その (さらに…)