23歳のハローワーク(3) コンサルタント

新 13歳のハローワーク

 

学校の教科・科目と職業が紐づけられた13歳のハローワークに触発され、

うーん、「道徳が好きだから法曹?これはガキすぎるのでは?」

と思った私が、もっと大人のための生々しいことを教える企画、23歳のハローワーク。

 

今回は、コンサルタントだ。

 

最近の若者は、コンサルティングファームに入社したがるタイプが多い。

そりゃそうだ。

 

  • なんかかっこいい
  • スキル身につきそう
  • キャリア広がりそう
  • 給料高い
  • モテそう

と思う。

 

別に夢をぶち壊すつもりはないが、

「入社して思ってたのとは違った!!!」

というのは避けた方が良いだろう。

 

私が思うのは、

 

分析力を活かしてコンサルタントになりたい、とか思うなら、データ分析とか、アナリスト系みたいな方向に行った方が良いのではないか

 

ということだ。

 

まず、コンサル会社は、

コンサル産業(サービサー)

であるということを理解しよう。

 

つまり客先・クライアントがいて、そこから金をもらっているわけだ。

 

ここでベイカレントの例を出してみよう。

ややこしいが、ベイカレでは社員の階層の一番下を「アナリスト」と呼んでいる。しかし実際は、エクセル作業担当員である。パワポ兵隊である。アシスタントである。

資料作りの雑用である。

仕事の大部分は上司の補佐である。

 

  • 発想力
  • 提案力

などが活かせる仕事につけるのは、抜け出した後である。上に上がった後である。特に、採用が緩いファーム、人が多いファームほどこれが言える。

 

 

ベイカレの場合は、受付嬢に美人を採用するという生々しいことをやっている。セントフォースから学生バイトとして派遣されているという話もある。

そして、コンサルの上の方は、クライアントから仕事をもらうために奔走する。ここらへんについては、コンサルタントの人間の本でも読めばわかるが、上の方の人間となると、

クライアントに好かれる人間力

みたいなのが結構重要である。

コンサルタントは、こういったファームにしろ、独立系にしろ、実はタレント的な一面がある。

 

生々しいことを言うと、

  • イケメンの方が良い
  • 美人の方が良い

というのは現実としてあるのである。

 

DeNA創業者の南場さんはマッキンゼー出身だが、若い頃のルックスはこんな感じ。英語力が堪能であったことも関係するだろうが、津田塾大学からマッキンゼーに入れた異例さは、タレント性もあったのでは、というのは邪推しすぎだろうか。

しかし、コンサルファームには実際、セントフォースと契約して受付に並べてるような会社もあるのだから、そういう要素は大なり小なりあるだろう。

(↑k-popアイドルのようなガチイケメン)

 

外見とか、

接待性とか、

営業性とか、

そういうものから遠ざかりたいからコンサルタントを美化して憧れている人は多いのではないか?

 

 

つまり何が言いたいかというと、

純然な分析業務と思うと裏切られる

ということである。

 

 

もっというと、

純然たる深い分析業務、研究業務はコンサル産業に存在しない

のである。

(深い知的探求を志してコンサル産業に就職する奴はいない)

 

 

  • マッキンゼー
  • ボスコン
  • ベイン

その他、外資コンサルが公に出してるレポートで唸るものは1つも無い。

出身者が書いた書物に関しても同様である。

 

(官僚が作るレポートと、コンサルが作るレポートは似ている。そして、その親和性からだろうか、国家プロジェクト、官僚が動くプロジェクトでコンサルに発注されることも実は結構多い)

 

 

そもそも、トップティアである

  • マッキンゼー
  • ベイン
  • ボスコン

でも、「分析レベルはお粗末」であることが多い。

 

マッキンゼー出身者が執筆した

  • ビジョナリーカンパニー
  • エクセレントカンパニー

もかなりお粗末な分析であった。

 

しかしながら、「別にそれでいい」のは、あくまでクライアントワークだからだ。雑な言い方をすれば、クライアントのために「なんでもする」というのがこの手の事業である。

そして、近年はアクセンチュアなどがこの傾向が強い。

 

コンサルとして人材募集しておきながらSI案件やBPOにぶち込む

みたいなことをやってる。

 

 

コンサルファームにたまたま受かった人が、

激務の中で後悔したことを

解像度高く語っている記事があった。

 

終電を超えてタクシーで帰宅する日々の中で、20時間近く頭をフル回転させるのは拷問だった。

学生向けのコンペが楽しかったから、コンサルも大丈夫と思っていた昔の自分を殴りたかった。

お辞儀の角度、句読点の位置、メールについて「有難う御座います」なのか「ありがとうございます」なのかで怒られると、「俺は日本語教室に来たわけじゃねえ」と泣けてきた。

死ぬほど疲れているのに、飲み会で強制されて酒を注ぎ、怖いおじさんの武勇伝を聞くのは時間が惜しすぎて吐きそうだった。

机の上には自分の体重の半分ほどもある資料に目を通し、赤ペン先生のごとく上司がコメントをつけた部分を弁護士や会計士、社内の関係部署に問い合わせ、会議では黙っていると「おまえがいる意味は何なんだ」と怒られ、発言したらしたで「学生もどきがナマイキ言いやがって」と言われる日々だった。

上司が「これ知ってるか?」と聞いてきて、恐る恐る答えると「その程度の浅い知識ならググれば分かるだろ。コンサルが『知ってる』といえば専門的なことを語れるということだ」とキレられ、それを生かして今度は「勉強不足で知りません」というと、「コンサルなのにこんなのも知らないし勉強する気ないなら辞めろよ。おまえ月なんぼもらってるんや」と怒られる始末だった。

毎日眠すぎて、隙あらばトイレで仮眠しようとしても、常に埋まっている。みんな同じことを考えているのだろうか。

 

面接の際に「数字に強い?」と聞かれたのは、計算が得意かを聞きたいのではなく、常に数字に囲まれて生活をしても、メンタルは耐えられるかということだったのだと初めて気付いた。

https://www.onecareer.jp/articles/2053

 

 

 

 

東大を出て、マッキンゼーを経由して

芸人になった人がいる。

 

彼女の本なども面白いから読んでみると良いだろう。

 

 

 


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。