サッカーを科学する、サッカーからビジネス・競争を学ぶ②

 

プレミアリーグ、リーガエスパニョーラ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグアンなどのサッカー各国リーグで違いがあるとされている。

確かにリーガは笛を吹く数が多いというような些細な違いはあるものの、

 

  • PK発生率
  • パスの数
  • シュートの数
  • ゴールの数
  • コーナキックの数

といった、ゲームの基本的な構造に関するものは統計的に見ればどれも差がないことがわかっている。

 

どこでやっても、サッカーはサッカーなのだ。

リーグ別の違いは数理的には無いに等しい。

 

 

サッカーくじの予測は難しい

 

事前予想の本命が実際の各確率は、

  • ハンドボール
  • バスケットボール
  • アメリカンフットボール

では約2/3だった。

野球は60%程度だった。

 

しかし、サッカーは5割程度であった。

サッカーは本命が勝つとは限らない、わからないゲームなのである。

 

これには、引き分けが多い、という理由もある。

全試合の7〜8%がスコアレスドローで終わるのがサッカー。1-1で終わるケースも10%以上ある。

 

 

過去100年と数万の試合の研究結果 : 「サッカーは半分が運、半分が実力」

 

過去100年と数万の試合の研究結果からわかったことがある。

 

それは、サッカーは半分が運、半分が実力のゲームだということだ。

 

多くの人は実力で決まるゲームだと信じているだろう。ところが実際のところ、サッカーというゲームは大部分が運で決まっている。これは統計的な解析の結果である。

 

リーグやシーズンを通して成績を集計すると、驚くほど高確率で予測ができるようになる。例えばサッカーの特典数はポアソン分布している。

一方で、「一試合」の結果を予測するのはかなり運の要素が介入してくるので難しい。

余談だがポアソン分布は、19世紀末の軍隊において、軍馬が暴れ出して、蹴られて死亡した兵士のデータを分析している時に発見されたものである。例えどれだけ馬を躾けて、関係を築いていたとしても、偶発的に起こる馬の暴走で死んでしまう人が現れてしまう。

 

 

平均でシュート9本に1本がゴールに、パスの成功率は50%

 

サッカーは統計上、

  • 平均してシュート9本に1本がゴールとなる
  • パスの成功率は50%

という統計データがある。

 

また、パスの本数が増えるとパス成功率が下がり、パスの9割は4回以上繋がらない。おおむね1・2本しかつながらないことが多い。

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相手のペナルティエリアで奪取したボールの30%はシュートにつながっている。

そのシュートから生まれた得点は、ボール奪取から生まれた得点の半分を占めている。

 

逆の言い方をすると、自陣深くでミスをしてボールを取られると致命傷になる。

 

 

コーナーキックはチャンスではない

 

一般にコーナーキックはチャンスだと思われているが、統計的に解析するとコーナーキックはチャンスではない。コーナキックとゴールの間に相関関係はない。

 

ただ、コーナーキック数とシュート数には相関はある。

そしてシュート数とゴール数には相関がある。

 

シュートがコーナーキックを生むのである。

コーナーキックがシュートを生むのはコーナーキック5本に1回である。20%程度である。

 

シュートをたくさん打つチームはゴールを得やすく、そしてシュートをたくさん打つからこそコーナーキックの回数も多いというだけである。

ただし厄介なのはシュート数を増やせば得点が増える、というわけでもないことである。

 

 

攻撃と守備の価値は同等

 

最も得点数が多いチームが優勝するか。これは50%程度しか当てはまらない。

同様に、最も失点数が少ないチームが優勝するか。これも50%程度しか当てはまらない。

 

つまり、得点を取ることも、失点を抑えることも、両方大事であるが、どちらかがより大事、ということはない。

統計的にそう言える。

 

ただし、

勝つこと

ではなく

負けないこと

を目的とすると話は変わってきて、負けないことが目的の場合、守備に力を入れることが効果的であることはわかっている。

得点を増やすより、失点を減らす方が、33%も効果的である。

 

 

全ての試合で1点を取れると平均して勝ち点1(=引き分け)になる

 

統計上、サッカーでは、全ての試合で1点を取れると、平均して引き分け、つまり勝ってもいないが負けてもいないという状態が作れる。

これが2点となると、負ける確率より勝つ確率の方が大きくなる。

3点を取ると85%、4点を取ると95%くらいの確率で勝つことになる。

 

 

つまり、サッカーの試合を個別に予測するためには、その試合における得点数を見れば良い。

もし前半で3点を取る展開であれば、後半を見なくても結果はわかる。

ほぼ勝つということである。

 

 

予測が難しいゲームは途中経過を見るのが大事

 

予測が難しいゲームというのは、実力以外の要素の影響が大きい、不確実性が大きいということである。そして、この手のゲームを予測するには、途中経過を見るのが大事である。

 

運によって勝敗が左右されてしまう部分が大きいのなら、その運がもたらした格差、勝敗の状態が途中段階まででどの程度進んでいるのか。ここを注意深く観察することが大事だ。

 

また、バスケのように大量得点が期待できるゲームでは、やられたらやり返せば良いし、実力通りの結果になることが多いが、サッカーのようなゲームでは、例えば強豪チームであったとしても、ゴール前の少しのミスが致命傷になってしまうことがあり得る。

攻撃と守備が拮抗していて、逆転がありえず、些細なミスが命取りになるようなゲームでは大事なところでのミスは避けたい。

 

 

 

 

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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。