6/30、読売新聞が号外配ってましたねー。
with grins and handshakes
から始まるこの英字新聞。
ハンドシェイクの方はみんな分かると思うんですけど、grinsってなんだっけ?って思いませんか?
私一瞬、ど忘れして、
『あれ?なんだっけ?』
って思いました。
すぐ思い出しましたけど。
(日本語もこうやって忘れるんですけどね。)
私の記憶では笑顔というか笑み、しかもスマイル系の笑みじゃなくて、歯茎とか歯を出してニヤッと笑う感じの笑みのイメージだったのですが、念のため調べてみたら合ってましたね。
(私の英単語のボキャブラリー、受験生的な基準で言えばひどいんです。)
それでも私はネイティブに英語力を絶賛されます。
それは英語の運用力についてCleverさを感じとられるからです。
私は雑学とかペーパーテスト力はスーパー低いのですが、運用力、実務力、実践力が高いことで有名です。
(日本の学校教育の英語試験はネイティブでも満点が取れないゴミ試験です。日本の英語教員はネイティブを口説いてセックスしたことがないです。私はあります。)
英語下手なジャパニーズが第二言語として英語をどれだけ学んでネイティブに近づこうとしたって、ネイティブからすればやはり劣るし(たどたどしい外人枠、私たちがデープスペクターとかボビーオロゴンを見る目で見られる)、教養人相手となると向こうも専門知識や語彙力なんかはさらに高くなるので、到底及びません。
それよりは、グローバルに通用する能力やコンテンツを持って、それをコミュニケートするサブウェポンとして英語を持つ。
これがグローバルスタンダードですね。
特に英語講師で食っていきたいのではなく、グローバルビジネスパーソンとしてやっていきたいなら。
孫正義もちょいちょい文法間違えますが誰も責めませんね。
英語を単語の丸暗記で捉えてる人は多いのですが、私は英語の本質と構造がわかるので、単語をど忘れしてもなんとなくアタリがつけられます。
With grins and handshakes
から始まるこの感じ、倒置法的というか、引き込む文章の書き方ですけれど(小説的)、Withの意味合いや使われ方、文章の構造的配置などが理解できてれば、
- ハンドシェイクと同列に並ぶもの(コンテクスト的に)
- ニュース記事の写真から感じ取れる大まかな趣旨
から、grinsはど忘れしても思い出せますね。
Withは基本的に文章の後半についてきて補足説明するようなパーツです。原則的には。だって、ウィズの意味は『誰かと(共に)』『何かと(共に)』的な感じなので、こーゆーパーツが前に来たら、基本的にはおかしいですよね。
これをあえて前に持ってきてる。
Withを使って描き出した部分的印象的な描写を通じて、このニュース全体趣旨の暗喩としている、そんな書き出しです。
The heavy fortified demilitarized zone
が難しいかもしれません。
fortifiedに関しては、なんらかの過去分詞的なカタチで修飾のパーツにされてることがわかるでしょう。
demilitarizedに関してですが、
miritary(ミリタリー)が軍事的な意味合いなのはわかると思いますけど、頭にdeがついてるのでその逆の意味合いであること、そしてzedの部分は『マネー』を『マネタイズ』に変化させるノリと似てますね。要するに、名詞を動詞化したものですね。
最後はdなのでこれも修飾。
要するに、zone(ゾーン)に対する修飾です。
The heavy fortified demilitarized zone
がわからなくても、結局これはzoneを修飾する長い一文なので、全文を読めばなんらかのゾーンでドナルド・トランプとキムジョンウンが会ったとわかります。
これだけでも十分っちゃ、十分です。
ここまで来たら、英語の知識というより、地理の知識で補完できますね。軍事境界線とかあのあたりだろ、って思いますよね。
実際はこちら。
https://ejje.weblio.jp/content/fortified
はい、ピンポン。
このようにして、正確な英文の構造に対する知識は、単語知識の欠落を補填します。
どんな勉強にも言えることですが、単純な暗記は三流がすることです。数学も英語も同じです。覚えた量の自慢は意味がありません。
Seeking〜
のくだりですが、seekの意味わかりますか。
安室奈美恵の曲でHide & Seekってのがありますが、Hideは隠れる、Seekは探す、要するにかくれんぼのことです。Seekは探す。
to revive ってありますけど、カルロスゴーンが『日産リバイバルプラン』ってのやってましたね。そのリバイブですね。復活の意です。
Seeking to revive talks
のくだりで、米朝のコミュニケーションを復活させることについて述べてるような内容だとわかるはずです。後半に、
on the pariah nation’s nuclear program in bid for a legacy-defining accord
とありますが、nuclearは核のことですから、だいたいこの辺で察するでしょう。
レガシーというのは、最近悪口で『レガシーな企業』とか言ったりしますけど負の遺産的なもので、definineは定義するみたいな意味合い、accordは協調するみたいな意味合いですから、大まかにわかるはずです。
米朝で、過去の負債としての歴史的な核問題について、協調するためのお互いの認識の共有というか合意・同意のためにコミュニケーションを復活させることを目的として、今回、会ってるわけです。
ま、ふつーに常識でわかると思いますが、米朝の話は、核の落とし前をつけるというか、ケリをつける話ですね。アメリカはなんとかしたいわけです。
Trump then became the first U.S. leader to step into North Korea
とありますが、ドナルドトランプは、アメリカ大統領ではじめて、北朝鮮の中に足を踏み入れた、とあります。
(正確に翻訳すると、初めて北朝鮮に足を踏み入れたアメリカ大統領となった、という書き方です)
これで、一段落目のブロックがわかるとともに、これがなぜ、号外ニュースとして配られていたかがわかりますね。
日本語版があったので載せときましょ。
わざわざこのニュースで号外配る意味はわかりませんけどね。
(別に大したニュースじゃないだろ)
ただまあ、やっぱりトランプって、ネゴシエーターですね。
昔から彼の自己啓発書を読んでるんですけど、彼の本質的な部分って強力なコミュニケーター、ネゴシエーターで、ほんと、話まとめることに関してはズバ抜けてうまいんですよ。
The art of dealって本を出してるぐらいで。
交渉の秘訣は、
- 相手の情報を得よ
- いた時とタイミングがガッチリあうかわからないから準備しとけ
- 窓口は開けておけ
- ブラフを使いこなす
- 有名になれ
みたいな感じだったと思う。忘れたけど。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。