マイホームの焦り・悩み・不安を数学的に解決

もしかすると、早い人だと20代でマイホームを手に入れ始める人がいるかもしれません。昔から、日本人サラリーマンにとって、そして世の奥様方にとって、「マイホーム」というのは夢というか憧れの対象でした。

おそらく、友人・知人なんかがマイホームを買い始めたりして、焦り出す人たちもいるかもしれません。あるいは、マイホーム・マイカーなどが自分にとって重要なものであり、そこから逆算してキャリアを考えている人たちもいるかもしれません。

 

ここで、マイホームについて一度整理した話をしたいと思います。

この記事でも考え方を紹介したのですが、例えば簡単な一例を出します。

 

5400万円のマイホームを、30年間のローン(毎月15万円)で買うとし、初期費用を1080万円とします。

これに対して、比較対象として、家賃20万円の賃貸を初期費用100万円で住むとしましょう。賃貸の方が家賃が5万円高く、初期費用も(マイホームと比べ)900万円ぐらい安くで済むという設定です。

 

すると、両者を一次関数で表せば、

  • 【マイホーム】Y=15x+1080
  • 【賃貸】Y=20x+100

※Y=支払額、X=月数

になります。

 

代入して、

20x+100=15x+1080

を計算すると、

5x=980になり、

X=196と算出されるので、196ヶ月、つまり16年経てばマイホームの方が安くなる(=賃貸の方が高くなる)計算になります。

もちろん、17年目ぐらいに賃貸を退出すると、月数が経てばマイホームの方が高くなってきますがすると賃貸を抜けた人はそもそも住む場所はどうなる?家賃ゼロはありえない、となるので、ずっと住み続ける仮定です。

 

要するに、

  • 毎月の家賃が5万円高い
  • 初期費用が900万円安い

というような賃貸であっても、16年住み続けると、マイホームより賃貸の方が割高になるわけです。

 

マイホームの方の初期費用を、1620万円に値上げして考えてみましょう。

 

  • 【マイホーム】Y=15x+1620
  • 【賃貸】Y=20x+100

X=304となり、25年という数字が出されました。初期費用が大きくなればなるほど、賃貸有利の期間は伸びることがわかりますね。

 

実際は、金利計算などもしないといけないので、もう少しややこしいです。

ただ、よく、世間で言われるような「マイホームの方が安い」と言われるのは(あるいは世の中の人がマイホームを買い出すのは)、こういう計算が関係しています。

 

どうせ家賃を支払い続けるのであれば、ある程度少ない初期費用で物件を購入し、家賃を支払い続けるようにローンを返済し続けていけば、初期費用がマイホームより圧倒的に安い賃貸に対して、逆転する時期がやってくるということです。

 

もし、公務員などのお堅くて将来性がしっかりしてそうな職業につき、結婚して子供もいるとした場合において、子供が成長して学校などに通い始めたりするわけですからそうそう簡単に転校などはできません。つまり居住地は変わらない。また、地方公務員などはその地方自治体での採用なので動きません。世の中には、おそらく今後何十年に渡って住む場所が変わらないだろうなぁ、という職業があります。こうなってくると、

  • 憧れのマイホームいいなぁ
  • 奥さんがねだってくるし
  • そっちの方が長い目で見て安いし
  • 自分の家が残るし
  • 老後家賃を支払い続けないのは良い点だなぁ

みたいな感じで、マイホームのメリット面が強調されてくるような場面が出てくるわけです。

 

基本的に、マイホームというのは、

  • 年収
  • 貯金額
  • 職業属性
  • ライフスタイル

などによって大きく話が変わってくる世界です。ですから、キャリアによって良し悪しはだいぶ変わります。高額所得者なのに、マイホームを買わないという人たちももちろんたくさんいます。

 

もちろん、稼ぐ金額が桁違いになってくると、そういう細かいことはどうでもよくなってくる話ではあります。ただし、「金があるか否か」の前に、手元資金の資金繰りという観点も混入してきます。例えば卑近な例で言うと、手元に300万円があって、300万円の車を買いたいと思った場合、300万円を一括で支払って手元資金をゼロにするよりは低金利のカーローンを組んで毎月少しずつ支払っていった方が、「時間の利益」を受けることができます。支払う総額は同じというか金利分少し高くなるかもしれませんが、手元に数百万円の現金を残しておきながら、車を手にいれてそれで生活できる、という利点は、急な支出や日頃の支出に対応できるという利点があります。

この資金繰りの利益を受けるための借金、というのはそこらへんの企業も日常的にやっているものです。借金=金がない、ということではありません。特に企業の場合、リターン率10%のビジネスがあった場合、自己資金100万円を投じて10万円のリターンを受けるより、1000万円を利息3%で借り入れて、借り入れ+自己資金1100でリターン110万円のリターンを受けて利息分30万円を差し引いて80万円のリターンを得たら、リターンが8倍になります。

 

このように、借金というのは賢く使えば、

  • ブースター(加速装置)
  • 時間の利益
  • 手元資金の温存

というメリットがあります。

また、ご紹介したように、ライフスタイルによっては、「未来が固定化・ある程度可視化」されてしまっているので、前倒し的に借金によって住環境・生活環境を整えて、あとは残債を返済していくという生き方の中で、子供の成長や残債に追われてやっていく人たちもたくさんいるというわけです。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。