メディチ家による国際為替・決済システム

中世ヨーロッパ。 交易が発達することで増えた国を跨いでの取引。 これは金銀決済を困難にした。 両替商たちは支点を欧州中に広げて、遠隔地同士での別貨幣による時間差決済を可能にした。これが14世紀あたりの話。 うーんすごい。 その中心にいたのがメディチ家。 迅速で綿密な情報網を欧州全土に築くことで、為替/決済手段を非常に高収益なビジネスに仕立て上げた。 情報ネットワークを広げて、その中で顧客に商活動を行ってもらう。 なんとも賢い仕組みである。 楽天なんかはまさにこの街道をひた走りしているね。   しかし、当時のメディチ家には問題があた。それはカトリック教会が「利息」を禁じていたということ。メディチ家は、「教会や慈善活動への寄付」という名目で、いわば賄賂的な取り込みによってローマ教皇庁(=バチカン)を味方につけることで手を打った。 情報ネットワークを広げることと、強者を味方につけるとい

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目