二級ボイラー技士合格テキスト 

二級ボイラー技士 合格に必要な全知識
2026年10月28日版
対象:二級ボイラー技士免許試験(学科)
基準:安全衛生技術試験協会の現行試験科目・2026年10月掲載公表問題・現行関係法令

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0. このテキストの使い方
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試験は40問、3時間。
4科目各10問。
・ボイラーの構造に関する知識
・ボイラーの取扱いに関する知識
・燃料及び燃焼に関する知識
・関係法令

合格基準:
・各科目40%以上
・総得点60%以上

つまり「苦手科目を捨てる」は不可。
各科目最低4/10を取り、全体24/40以上が必要。

このテキストは「教科書を全部読む」ためではなく、
本試験の五肢択一で正誤判断するための知識をまとめたもの。

記号:
【最重要】頻出。絶対に落としたくない。
【数値】法令・計算で暗記。
【ひっかけ】逆にされやすい。
【因果】理由まで分かれば選択肢を切りやすい。

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第1科目 ボイラーの構造に関する知識
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1. 熱・蒸気の基礎
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1-1. 熱の移動

熱伝導:
物体内部で、高温部から低温部へ順次熱が伝わる現象。
主に固体内部。

熱伝達:
固体表面と、接している流体との間の熱移動。

熱貫流:
高温流体→固体壁→低温流体のように、壁を隔てて熱が移動する現象。
熱貫流率は、両側の熱伝達率、壁の熱伝導率、壁厚などで決まる。

ふく射:
電磁波による熱移動。
媒体がなくても伝わる。

【最重要】
熱伝導・熱伝達・熱貫流を混同しない。

1-2. 温度・熱量・仕事

水の比熱:約4.187 kJ/(kg・K)。

1 W = 1 J/s
1 kWh = 3.6 MJ

標準大気圧:
約0.1013 MPa
約760 mmHg
1 atm

ゲージ圧力:
大気圧を0とした圧力。
絶対圧力 = ゲージ圧力 + 大気圧。

1-3. 水と蒸気

飽和温度:
ある圧力で水が沸騰する温度。

圧力が高くなるほど飽和温度は高くなる。

飽和水:
飽和温度まで加熱された水。

飽和蒸気:
その圧力の飽和温度にある蒸気。

過熱蒸気:
飽和蒸気をさらに加熱した蒸気。

湿り蒸気:
水滴を含む蒸気。

顕熱:
水を沸点まで温めるために必要な熱。

蒸発潜熱(蒸発熱):
飽和水を温度を変えずに飽和蒸気へ変える熱。

飽和水の比エンタルピ:
飽和水1kgが持つ顕熱。

飽和蒸気の比エンタルピ:
飽和水の比エンタルピ + 蒸発熱。

【ひっかけ】
圧力上昇 → 飽和温度上昇。
一方、圧力が高くなるほど蒸発潜熱は一般に小さくなる。

1-4. 蒸発量とボイラー効率

実際蒸発量:
実際に1時間に発生した蒸気量。

換算蒸発量:
実際の給水から蒸気を作るのに使った熱量を、
標準蒸発熱2257 kJ/kgで割って換算した蒸発量。

換算蒸発量 = 実際蒸発量 × 蒸発係数

蒸発係数
=(発生蒸気の比エンタルピ – 給水の比エンタルピ)/ 2257

ボイラー効率
= 発生蒸気が吸収した熱量 / 燃料が供給した熱量 ×100

液体・固体燃料のボイラー効率計算では、通常は低発熱量を使う。

【ひっかけ】
ボイラー能力は「燃料消費量」で表すのではなく、
一般に単位時間当たりの蒸発量などで表す。

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2. 水循環
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水を加熱すると密度が下がる。
加熱された水・気泡を含む水は上昇し、
冷たい密度の大きい水が下降する。
これが自然循環。

良好な水循環の効果:
・伝熱が良くなる
・伝熱面の過熱を防ぐ
・伝熱面温度は水温に近く保たれる
・蒸気泡が滞留しにくい

【ひっかけ】
「水循環が良いほど伝熱面温度が水温より著しく高くなる」は誤り。

丸ボイラー:
一般に水の対流が起きやすく、特別な循環回路を設けないことが多い。

水管ボイラー:
上昇管・下降管を分ける構造が多い。

貫流ボイラー:
給水が管内を一方向に流れ、予熱→蒸発→過熱される。
基本的に循環を目的として上昇管・下降管を設けるものではない。

炉筒ボイラー:
水循環改善のため、炉筒を胴中心から少しずらすものがある。

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3. ボイラーの分類と特徴
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3-1. 丸ボイラー

胴が大きく、多量の水を保有。

長所:
・構造が比較的簡単
・製作、据付、取扱いが容易
・設備費が比較的安い
・保有水量が多いので負荷変動に対する圧力変動が比較的小さい

短所:
・起動に時間がかかる
・高圧・大容量には不向き
・保有水量が多いので破裂時被害が大きい

内だき式:
炉が胴内。

外だき式:
炉が胴外。

3-2. 炉筒ボイラー

胴内に太い炉筒を設置。
炉筒内で燃焼。

特徴:
・保有水量大
・構造簡単
・負荷変動に比較的強い
・高圧大容量には不向き

炉筒は熱で伸縮するため、波形炉筒を使い熱伸縮を吸収するものがある。
波形により伝熱面積も増える。

3-3. 炉筒煙管ボイラー

炉筒 + 多数の煙管。
燃焼ガスが煙管を通り、水を加熱。

【重要】
一般に内だき式。
「煙管を設けた外だき式」と断定する選択肢に注意。

特徴:
・丸ボイラーの中では伝熱面積が大きい
・比較的小容量~中容量
・取扱い容易
・スパイラル煙管等で伝熱促進
・戻り燃焼方式を使うものがある
・加圧燃焼を採用するものがある

3-4. 水管ボイラー

水が管内、燃焼ガスが管外。

長所:
・伝熱面積を大きくできる
・高圧、大容量に適する
・保有水量が少なく起動が速い
・高い蒸発率が得られる

短所:
・構造複雑
・水質管理が重要
・負荷急変で圧力、水位が変動しやすい

自然循環式:
密度差を利用。

強制循環式:
循環ポンプで循環。

3-5. 貫流ボイラー

長い水管の一端から給水し、
管内を一方向に流れる間に加熱・蒸発・過熱。

特徴:
・原則としてドラムを持たない
・保有水量が極めて少ない
・起動が速い
・負荷追従性が高い
・小型化しやすい
・高圧化可能
・給水水質の影響を受けやすい
・水循環型ではない

3-6. 鋳鉄製ボイラー

鋳鉄製のセクションを組み合わせる。

特徴:
・分割搬入できる
・増設しやすい
・耐食性比較的良好
・低圧暖房用など
・鋳鉄は脆いため高圧には不向き
・急激な温度変化に弱い

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4. ボイラー本体各部
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胴:
水と蒸気を収容する主要圧力部。

炉筒:
内部で燃焼を行う筒。

煙管:
燃焼ガスが通る管。

水管:
水・蒸気が通る管。

管寄せ(ヘッダ):
多数の水管をまとめ、給水・蒸気水混合物を分配・収集。

蒸気ドラム:
蒸気と水を分離し、蒸気を蓄える。

水ドラム:
水を集め、下降管などへ送る。

ステー:
平板部などが圧力で膨らむのを防ぐ補強材。
ガセットステー、棒ステー、管ステー等。

マンホール:
人が内部へ入るため。

掃除穴・検査穴:
清掃・検査用。

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5. 伝熱面・過熱器・エコノマイザ・空気予熱器
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伝熱面:
片面が燃焼ガスなど高温側、反対面が水・熱媒側に接する面。

エコノマイザ(節炭器):
排ガスの余熱で給水を予熱。
効果:
・ボイラー効率向上
・燃料節約
・給水温度上昇により熱応力軽減

過熱器:
飽和蒸気をさらに加熱して過熱蒸気にする。
通常、燃焼ガス通路中に置く。

空気予熱器:
排ガスの余熱で燃焼用空気を予熱。
効果:
・燃焼改善
・ボイラー効率向上
・燃料節約

注意:
空気温度が上がると火炎温度が上昇し、
NOx発生増加につながることがある。

熱交換式:
壁を介してガスと空気が熱交換。

再生式:
蓄熱体(エレメント)が交互に排ガスと空気に接して熱交換。

【ひっかけ】
「加熱されたエレメントが空気側へ移動」は再生式の説明。

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6. 水面測定装置
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蒸気ボイラーでは、水位維持が最重要安全事項。

ガラス水面計:
ボイラー内水位を直接確認。

原則:
貫流ボイラーを除く蒸気ボイラーには2個以上。
見やすい位置。

可視範囲の最下部:
安全低水面と同じ高さになるよう設置。

取付:
ボイラー本体・蒸気ドラムへ直接、
または水柱管を介して取り付ける。

丸形ガラス水面計:
主に比較的低圧、丸ボイラー等。
最高使用圧力1MPa以下などで用いられる。

平形水面計:
高圧にも対応しやすい。

二色水面計:
光の屈折を利用し、
蒸気部と水部を異なる色で表示。

【ひっかけ】
「平形透視式水面計そのものが赤・緑に見える」とする選択肢に注意。
赤・緑表示は二色水面計。

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7. 圧力計・温度計
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圧力計:
ボイラー蒸気圧力を測定。
ブルドン管式が代表。

サイホン管:
圧力計とボイラーの間に設け、
蒸気が直接高温のまま圧力計に入るのを防ぐ。
管内の凝縮水が熱を遮る。

最高使用圧力を示す位置に見やすい表示をする。

温度計:
温水ボイラー、給水、排ガス等の温度測定。

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8. 安全弁・逃がし弁・逃がし管
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安全弁:
蒸気圧力が設定値に達すると自動開放し、
蒸気を放出して過圧を防ぐ。

ばね安全弁:
ばね力で弁を閉じる。
設定圧力は調整ボルトでばね圧を調整。

揚程式:
弁の揚程が比較的小さい。

全量式:
弁が十分に開き、大量放出。
のど部面積が吹出し流路の最小面積となる設計。

排気管:
ドレンが安全弁にたまらないよう、
弁箱や排気管底部に開放ドレン抜きを設ける。

温水ボイラー:

逃がし管:
ボイラーと高所の開放形膨張タンクを結ぶ。
水の膨張を逃がし、過圧を防止。
途中に弁・コックを設けない。

逃がし弁:
設定圧力を超えると水を放出。

【ひっかけ】
逃がし管の最小径は「最高使用圧力で決まる」ではなく、
法令上はボイラーの出力・伝熱面積等との関係で規定される論点に注意。

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9. 給水装置
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給水ポンプ:
ボイラー圧力より高い圧力で給水。

遠心ポンプ:
羽根車の遠心力を利用。
一般的。

往復ポンプ:
ピストン・プランジャで送水。
高圧、少量向き。

インゼクタ:
蒸気噴射を利用して給水する装置。
蒸気の運動エネルギーを利用。

給水逆止め弁:
ボイラーから給水管への逆流を防止。

給水内管:
給水が局部を急冷しないよう胴内へ分配。

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10. 吹出し装置
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目的:
・ボイラー水中の濃縮塩類を排出
・沈殿物、スラッジ排出
・水質調整

連続吹出し:
水面近くなどから連続的に濃縮水を排出。

底部吹出し:
底部スラッジを排出。

吹出し弁操作は高温高圧水を扱うため慎重に行う。

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11. 自動制御
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主要制御:
・燃焼制御
・水位制御
・圧力制御
・温度制御
・安全制御

ON-OFF制御:
設定値を境に全開・全閉。
小容量で多い。

比例制御(P):
偏差に比例して操作量を変える。
オフセットが残ることがある。

積分制御(I):
偏差の時間積分で補正。
オフセット除去に有効。

微分制御(D):
偏差の変化速度に反応。
変化を先取り。

三要素水位制御:
・ドラム水位
・蒸気流量
・給水流量
を利用。
負荷変動の大きい水管ボイラー等。

主安全制御器:
失火等を検出し燃料遮断。
安全スイッチを備える。

燃料油遮断弁:
異常時に燃料を遮断。
電磁弁等。

蒸気圧力制限器:
設定圧力超過を防ぐ安全制御。
通常の比例制御器とは別物。

火炎検出器:
フレームアイ、光電管、紫外線検出等。

電極式水位検出器:
水の導電性を利用。
電極棒。

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第2科目 ボイラーの取扱いに関する知識
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12. 点火前点検
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【最重要】
点火前に確認:
・ボイラー水位
・水面計
・給水装置
・圧力計
・安全弁
・吹出し弁閉止
・燃料系
・バーナ
・炉内、煙道
・ダンパ
・通風装置
・自動制御、安全装置

油だきでは、
燃料漏れ・炉内未燃油・可燃性ガス滞留を確認。

点火前には炉内・煙道を十分換気(プレパージ)。

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13. 点火
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基本順序:
1. 炉内・煙道換気
2. 適正通風確保
3. 点火源を用意
4. 燃料供給
5. 着火確認
6. 徐々に燃焼増加

【最重要】
燃料を先に大量に入れない。
未燃燃料が炉内にたまると爆発・逆火。

複数バーナ:
別バーナの火炎を利用して次バーナへ直接点火しない。
正規の点火装置を使う。

逆火の原因:
・通風不足
・煙道ダンパ開度不足
・着火遅れ
・燃料先行
・炉内未燃ガス滞留
・不適切な点火

噴霧圧力が「強すぎること」自体は典型的な逆火原因とは限らず、
公表問題では誤り選択肢となっている。

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14. 昇圧
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点火後は急激に燃焼量を増やさない。

理由:
・ボイラー本体の温度差、熱応力
・膨張差
・クラック
・漏れ
・煙管取付部の漏れ
・れんが目地割れ
等を防ぐ。

蒸気発生が始まり、
空気抜きから白い蒸気が出るのを確認して空気抜き弁を閉じる。

圧力計を監視し、徐々に昇圧。

【重要】
たき始めは水の膨張等により水位が一時的に上がることがある。
「膨張して水位が下がるので直ちに給水」は誤りとなりやすい。

整備後のマンホール等は、
昇圧中・昇圧後に漏れを確認し必要な増し締め。

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15. 運転中
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常時監視:
・蒸気圧力
・水位
・燃焼状態
・給水
・排ガス
・炉内圧
・異音、振動
・漏れ

負荷変動時:
急激に燃焼量を変えない。
水位の一時変動に注意。

プライミング:
蒸気とともに大量の水滴が持ち出される現象。

原因:
・高水位
・急激な蒸発
・水中不純物濃度高
・泡立ち

フォーミング:
ボイラー水面が泡立つこと。

キャリオーバ:
水滴や不純物が蒸気とともに運ばれる現象の総称。

対策:
・水位適正
・吹出し
・水質管理
・負荷の急変回避

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16. 異常低水位
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【最重要・事故直結】

原因:
・給水不足
・給水ポンプ故障
・給水逆止め弁故障
・吹出し弁閉止不良
・大量蒸気消費
・水面計閉塞による誤認
・漏れ

低水位になると伝熱面が水から露出し、
冷却されず過熱・強度低下・焼損・破裂危険。

対処:
原則として直ちに燃焼停止。
原因確認。

【絶対】
過熱状態のボイラーへ急に給水しない。
急冷・急蒸発により重大事故のおそれ。

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17. 水面計の機能試験
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水面計が詰まると偽水位を示す。

コック式では蒸気側・水側・ドレン側を順次操作し、
蒸気通路と水通路の詰まりを確認。

考え方:
・蒸気側を開ければ蒸気が勢いよく出るか
・水側を開ければ水が勢いよく出るか
・両方開放後に水位が速やかに復帰するか

水位が戻らない、動きが鈍い → 閉塞疑い。

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18. 吹出し
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目的:
・溶解固形物濃度を下げる
・スラッジ排出
・水質維持

通常、負荷が低く水の動きが比較的静かなときに行う。

吹出し弁が2個直列の場合:
一般に急開弁・漸開弁の適切な順序で操作し、
配管への衝撃・弁座損傷を避ける。

吹出し中:
水位低下に注意。

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19. 運転停止
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通常停止:
・燃料供給を徐々に減らす
・燃料遮断
・必要なポストパージ
・ダンパ、送風等を適切に処理
・圧力低下を待つ

急冷しない。
熱応力を防ぐ。

長期休止:
腐食防止処置。

満水保存:
脱気した処理水等で満水にし、酸素侵入を防止。
比較的短期休止向き。

乾燥保存:
内部を十分乾燥し、乾燥剤などを入れ密閉。
長期休止向き。

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20. ボイラー水と水処理
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20-1. 水中不純物

硬度成分:
主にCa、Mg塩。

溶存酸素:
腐食原因。

CO2:
炭酸腐食等に関与。

シリカ:
高圧ではスケール・キャリオーバ等問題。

油脂:
泡立ち、伝熱阻害。

20-2. スケール

硬い付着物。
Ca、Mg、シリカ等。

害:
・熱伝導を妨げる
・伝熱面温度上昇
・燃料消費増
・過熱、膨出、破裂危険

【因果】
スケールは熱を通しにくい
→ 金属温度が上がる
→ 強度低下
→ 損傷。

20-3. スラッジ

泥状沈殿物。
底部等にたまる。
吹出しで排出。

20-4. 腐食

酸素腐食:
溶存酸素が原因。

酸腐食:
低pH等。

アルカリ腐食:
過度のアルカリ濃縮等。

局部腐食:
孔食(ピッティング)など。

20-5. 水処理

外部処理:
ボイラーへ入る前の給水処理。
・軟化
・脱気
・ろ過
・純水化

内部処理:
ボイラー水へ薬品添加。

清缶剤の役割:
・pH調整
・酸消費量調整
・硬度成分を軟泥化
・スラッジ分散
・脱酸素

脱酸素剤:
給水中の溶存酸素を除去・反応。

スラッジ分散剤:
沈殿物の結晶成長や固着を抑え、分散させる。

【ひっかけ】
NaOH、炭酸Naは通常、酸消費量を「抑える薬剤」というより、
アルカリ度・pH側を調整するもの。
用語の向きを注意。

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21. ウォータハンマ
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配管内の凝縮水が蒸気に押され高速移動し、
弁・曲がり部等に衝突して衝撃を生じる。

原因:
・蒸気管内のドレン
・急激な弁操作
・不十分な暖管
・配管勾配不良
・スチームトラップ不良

対策:
・十分な暖管
・ドレン排出
・弁をゆっくり操作
・適正勾配
・トラップ整備

【ひっかけ】
ボイラーたき始めの燃焼量急増は熱応力等の原因だが、
それ自体をウォータハンマの「主要原因」とするのは誤りになりやすい。

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22. 清掃・検査・保全
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内部点検:
・腐食
・スケール
・スラッジ
・膨出
・亀裂
・漏れ
・ステー、管端

外部:
・燃焼装置
・れんが
・ケーシング
・煙道
・ダンパ
・通風装置

すす付着:
ガス側伝熱抵抗増
→ 排ガス温度上昇
→ 効率低下。

すす吹き:
伝熱面付着すすを除去。

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第3科目 燃料及び燃焼に関する知識
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23. 燃焼の基本
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燃焼:
燃料中の可燃成分が酸素と急速に反応し熱を発生。

主な可燃元素:
C 炭素
H 水素
S 硫黄

完全燃焼:
C → CO2
H → H2O
S → SO2

不完全燃焼:
空気不足・混合不良・温度不足等でCO、すす、未燃分発生。

燃焼の3条件:
・燃料
・酸素
・着火温度以上の温度

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24. 理論空気量・過剰空気
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理論空気量:
燃料を完全燃焼させるため化学量論上必要な最小空気量。

実際空気量は理論空気量より多くする。

空気比 m:
実際空気量 / 理論空気量

m=1:
理論空気量。

m>1:
過剰空気あり。

過剰空気率:
(m-1)×100%

空気不足:
CO、すす、未燃分増加。

空気過剰:
完全燃焼しやすいが、
余分な空気を加熱して煙突から捨てるため排ガス損失増加。
効率低下。

【最重要】
「空気は多ければ多いほど良い」は誤り。
最適過剰空気量がある。

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25. 燃焼ガス分析
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排ガス中O2が高い:
過剰空気が多い傾向。

COが高い:
不完全燃焼傾向。

CO2:
適正範囲で高いほど燃焼が良い目安になるが、
単独で判断しない。

オルザット式分析等ではCO2、O2、COなどを分析。

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26. 発熱量
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高発熱量(総発熱量):
燃焼で生じた水蒸気が凝縮するときの潜熱も含む。

低発熱量(真発熱量):
高発熱量から、水蒸気の凝縮潜熱を差し引く。

したがって
高発熱量 > 低発熱量。

差は主に燃料中水素由来の生成水と含有水分に関係。

【ひっかけ】
差が「炭素割合」で決まる、は誤り。

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27. 引火点・着火点
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引火点:
液体燃料を加熱し、可燃性蒸気が発生して、
小火炎を近づけると一瞬燃える最低温度。

着火点(発火点):
外部火炎なしでも自ら燃え始める温度。

一般に
引火点 < 着火点。

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28. 液体燃料
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重油:
ボイラー燃料の代表。
粘度が高い種類ほど予熱が必要。

粘度:
流れにくさ。
温度を上げると粘度は低下。

予熱目的:
・粘度低下
・噴霧改善
・燃焼改善

予熱しすぎ:
気化、ポンプ障害、噴霧不良等の原因になり得る。

重油性状:
・比重
・粘度
・引火点
・残留炭素
・硫黄分
・水分、灰分

硫黄分:
SOx発生、低温腐食に関係。

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29. 気体燃料
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例:
都市ガス、LNG、LPG、副生ガス等。

長所:
・灰分ほぼなし
・すす発生少
・燃焼制御容易
・空気との混合良好

短所・注意:
・漏えいで爆発
・比重により滞留位置が異なる
・配管気密管理重要

LNG主成分:
メタン。

LPG主成分:
プロパン、ブタン。

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30. 固体燃料
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石炭:
工業分析:
・水分
・灰分
・揮発分
・固定炭素

元素分析:
C、H、O、N、S等。

燃料比:
固定炭素 / 揮発分

燃料比が大:
一般に着火しにくく、燃焼に時間がかかる傾向。

灰分:
燃焼しない鉱物分。
多いと灰処理・伝熱障害。

クリンカ:
灰が溶融・焼結して固まったもの。

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31. 油バーナ
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目的:
燃料油を微粒化(霧化)し、空気と混合して燃焼。

圧力噴霧式:
油圧で微粒化。
構造比較的簡単。

蒸気噴霧式:
蒸気で油を霧化。
良好な霧化。
蒸気消費。

空気噴霧式:
圧縮空気で霧化。

回転式:
回転カップ等の遠心力で霧化。
粘度の高い油にも対応。

良好な燃焼:
粒子細かい
+ 空気と十分混合
+ 適正温度
+ 適正滞留時間。

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32. ガスバーナ
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拡散燃焼:
ガスと空気をバーナ出口付近で混合。
逆火しにくいが火炎長くなりやすい。

予混合燃焼:
燃焼前にガスと空気を混合。
火炎短く燃焼速いが、逆火に注意。

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33. 炉・燃焼室
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炉の役割:
・燃料を完全燃焼させる
・十分な温度を保つ
・空気と燃料をよく混ぜる
・必要な燃焼時間を確保
・伝熱を行う

炉負荷が過大:
・不完全燃焼
・未燃損失
・炉材損傷
・火炎接触等。

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34. 通風
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自然通風:
煙突の浮力を利用。

煙突の通風力:
煙突内高温ガスと外気の密度差による。
煙突高いほど一般に大きい。

押込通風:
送風機で空気を炉へ押し込む。
炉内は正圧傾向。

吸引通風:
誘引送風機で排ガスを吸い出す。
炉内は負圧傾向。

平衡通風:
押込送風機 + 誘引送風機。
炉内圧を適切に保つ。

加圧燃焼:
炉内を正圧。
小型化・高負荷化しやすいが、
ガス漏れ防止の気密性重要。

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35. 燃焼制御
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蒸気圧力低下(負荷増):
燃料量を増やす。
それに見合う空気量も増やす。

蒸気圧力上昇(負荷減):
燃料量を減らす。
空気量も減らす。

クロスリミット制御の基本思想:
負荷増加時は空気を先行させ、
負荷減少時は燃料を先に減らす。
燃料過多を避ける安全側制御。

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36. 燃焼損失・効率
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主な損失:
・排ガス顕熱損失
・不完全燃焼損失
・未燃分損失
・放散熱損失

排ガス温度が高すぎる:
熱を煙突へ捨てている。

過剰空気が多すぎる:
排ガス量増大→排ガス損失増。

伝熱面すす・スケール:
熱伝達悪化→排ガス温度上昇・効率低下。

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37. 大気汚染
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SOx:
主に燃料中硫黄。
低硫黄燃料、脱硫等。

NOx:
高温燃焼で増えやすい。
対策:
・低NOxバーナ
・二段燃焼
・排ガス再循環
・火炎温度抑制

ばいじん:
すす、灰等。
集じん装置で除去。

CO:
不完全燃焼。

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第4科目 関係法令
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重要:
法令は「理屈」だけでなく数値・対象・例外を問う。
現行法令を基準に覚える。

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38. 試験でいうボイラー区分
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法令上、
蒸気ボイラー・温水ボイラーのすべてが「ボイラー」ではない。
圧力、伝熱面積、内容積等により
・通常のボイラー
・小型ボイラー
・簡易ボイラー相当(令のボイラー定義外)
などに分かれる。

【重要】
「小型ボイラー」は通常のボイラーより規制が軽い別区分。

代表的な小型ボイラー:

蒸気ボイラー:
ゲージ圧力0.1MPa以下かつ
伝熱面積1m²以下、
または胴内径300mm以下かつ長さ600mm以下。

開放管等を有する蒸気ボイラー:
伝熱面積3.5m²以下等。

温水ボイラー:
ゲージ圧力0.1MPa以下で伝熱面積8m²以下、
またはゲージ圧力0.2MPa以下で伝熱面積2m²以下等。

貫流ボイラーにも圧力・伝熱面積等で小型区分がある。

【注意】
細かな適用区分問題は、
「圧力だけ」「面積だけ」で決めない。
組合せ条件を見る。

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39. 伝熱面積の考え方
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ボイラー則上の伝熱面積:
原則として、
高温ガス等に触れる本体面で、
反対側が水・熱媒に触れる面。

水管ボイラー:
管の高温ガス側の外面等を規定に従い算定。

作業主任者選任時の合計伝熱面積では特例あり。

【数値】
貫流ボイラー:
実伝熱面積 × 1/10 として算入。

火気以外の高温ガスを利用するボイラー:
実伝熱面積 × 1/2 として算入。

一定の高度な自動制御装置を備えた複数ボイラー:
最大伝熱面積の1基を除き、
一定条件で他の伝熱面積を算入しないことができる。

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40. ボイラー取扱作業主任者
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【最重要・数値】

取り扱うボイラーの伝熱面積合計:

500m²以上
(貫流ボイラーのみの場合を除く)
→ 特級ボイラー技士

25m²以上500m²未満
→ 特級または一級

25m²未満
→ 特級、一級または二級

貫流ボイラーのみで500m²以上の場合:
特級限定ではなく、一級以上で可となる扱いに注意。

小規模ボイラーのみの場合など:
技能講習修了者で可となる範囲がある。

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41. ボイラー室
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【最重要・数値】

原則:
ボイラーは専用建物または障壁で区画したボイラー室に設置。

例外:
伝熱面積3m²以下のボイラーは、
ボイラー室設置義務の例外。

出入口:
原則2以上。
ただし緊急避難に支障がない場合は例外。

ボイラー最上部から
天井、配管その他上部構造物まで:
原則1.2m以上。

立てボイラー:
外壁から側方構造物まで:
原則0.45m以上
(検査・掃除に支障のないもの等を除く)。

燃料の保管:
ボイラー室内に必要以上の引火・可燃物を持ち込まない。

石炭等をボイラー室に貯蔵する場合:
原則ボイラー外側から1.2m以上離す。

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42. 設置・検査の流れ
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通常のボイラーを新設:
設置届等
→ 落成検査
→ 検査証
→ 使用

使用を廃止したボイラーを再設置する等の場合:
使用検査が関係。

公表問題で重要な考え方:
「使用廃止済みボイラーを再設置」
→ まず使用検査
→ 設置届
→ 落成検査
という順序を問う形がある。

製造時には構造検査等が関係。

溶接構造のボイラー:
一定の溶接部について溶接検査。

【注意】
検査名を混同しない:
・構造検査
・溶接検査
・使用検査
・落成検査
・性能検査

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43. ボイラー検査証
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検査に合格したボイラーにはボイラー検査証。

有効期間があり、
継続使用には性能検査を受ける。

検査証は事業場に備え付ける等、
法定の管理が必要。

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44. 性能検査
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使用中のボイラーについて、
検査証有効期間更新のため性能検査。

検査対象例:
・本体
・燃焼装置
・附属品
・附属装置
等。

検査時には必要な準備・清掃等を行う。

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45. 定期自主検査
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事業者はボイラーについて定期自主検査を行う。

確認対象:
・ボイラー本体
・燃焼装置
・自動制御
・附属品
・配管等

異常があれば補修。

【試験対策】
「誰が」「何を」「どの頻度で」「記録保存」が問われる。
法令の具体的期間は問題文で入替えられやすいため、
直前に過去問で数値を固定すること。

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46. ボイラー取扱作業主任者の職務
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代表:
・圧力、水位、燃焼状態を監視
・急激な負荷変動を避ける
・最高使用圧力を超えないよう管理
・安全低水面を下回らないよう管理
・燃焼装置の適正管理
・給水装置の機能保持
・水面測定装置の機能保持
・吹出しの適正実施
・異常時の措置
・補修が必要な場合の対応
・取扱者を指揮

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47. ボイラー取扱い上の法定安全事項
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安全弁:
最高使用圧力以下で作動するよう調整するのが原則。

圧力計:
最高使用圧力位置を見やすく表示。

水面計:
適正機能を保持。

低水位:
燃焼停止など適切な安全措置。

吹出し:
取扱作業主任者等の管理下で適正に実施。

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48. 変更・休止・廃止
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主要部分の変更:
変更届、変更検査等が必要となる場合。

使用休止:
所定の手続。

廃止:
検査証返還等の手続が関係。

再使用:
休止・廃止の状態により必要検査が異なる。

【試験対策】
「廃止」と「休止」を同じ扱いにしない。

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第5部 本試験で絶対に落としたくない対比
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1. 熱伝導
固体内部などで高温→低温。

2. 熱伝達
固体表面と流体。

3. 熱貫流
高温流体→壁→低温流体。

4. 飽和水の比エンタルピ
顕熱。

5. 飽和蒸気の比エンタルピ
顕熱 + 蒸発熱。

6. 丸ボイラー
保有水量大、圧力変動小、高圧大容量に不向き。

7. 水管ボイラー
高圧大容量向き、保有水量小。

8. 貫流ボイラー
一方向流、起動速い、基本的に循環式でない。

9. エコノマイザ
給水予熱。

10. 空気予熱器
燃焼用空気予熱。

11. 過熱器
蒸気を過熱。

12. 安全弁
蒸気圧力の過昇防止。

13. 逃がし管
温水ボイラーを開放膨張タンクへ接続。途中弁禁止。

14. 低水位
燃焼停止。過熱ボイラーへ急給水しない。

15. スケール
硬い付着物、伝熱悪化、金属過熱。

16. スラッジ
泥状沈殿、吹出し。

17. プライミング
水滴大量同伴。

18. フォーミング
泡立ち。

19. キャリオーバ
水滴・不純物の蒸気への持出し全般。

20. 引火点
火炎を近づけ一瞬燃える最低温度。

21. 着火点
外部火炎なしで燃え始める温度。

22. 高発熱量
水蒸気凝縮潜熱を含む。

23. 低発熱量
凝縮潜熱を含まない。

24. 空気不足
CO・すす・未燃増。

25. 空気過剰
排ガス損失増。

26. 押込通風
炉内正圧方向。

27. 吸引通風
炉内負圧方向。

28. 平衡通風
押込+吸引。

29. 貫流ボイラーの作業主任者用伝熱面積
1/10。

30. 火気以外高温ガス利用ボイラー
1/2。

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第6部 法令数値 直前暗記表
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【3m²】
伝熱面積3m²以下のボイラー:
原則のボイラー室設置義務の例外。

【1.2m】
ボイラー最上部から上部構造物まで原則1.2m以上。
ボイラー室内の石炭貯蔵も、原則ボイラー外側から1.2m以上。

【0.45m】
立てボイラーの外壁から側方構造物まで原則0.45m以上。

【25m²】
作業主任者:
25m²未満なら二級で可。

【500m²】
500m²以上は原則特級。
25~500m²未満は一級以上。
貫流のみの特例に注意。

【1/10】
貫流ボイラーの作業主任者選任用伝熱面積換算。

【1/2】
火気以外の高温ガス利用ボイラーの同換算。

【0.1MPa / 1m²】
小型蒸気ボイラーの代表境界。

【300mm / 600mm】
小型蒸気ボイラーの胴寸法代表境界。

【0.1MPa / 8m²】
小型温水ボイラーの代表境界。

【0.2MPa / 2m²】
小型温水ボイラーのもう一つの代表境界。

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第7部 計算で必要なもの
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1. ボイラー効率

η = 有効熱量 / 供給熱量 ×100

有効熱量
= 蒸発量 ×(蒸気比エンタルピ – 給水比エンタルピ)

供給熱量
= 燃料消費量 × 低発熱量

2. 蒸発係数

蒸発係数
=(蒸気比エンタルピ – 給水比エンタルピ)/2257

3. 換算蒸発量

換算蒸発量
= 実際蒸発量 × 蒸発係数

4. 空気比

m = 実際空気量 / 理論空気量

5. 過剰空気率

(m – 1)×100%

6. 仕事・仕事率

1W = 1J/s
1kWh = 3.6MJ

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第8部 誤答させる典型パターン
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・「多いほど良い」
空気量、水位、燃焼量などは適正値がある。

・「高圧大容量」
丸ボイラーと水管ボイラーを逆にする。

・「循環」
貫流ボイラーに上昇管・下降管を持たせる説明。

・「温度」
水循環が良いのに伝熱面温度が高くなる、と逆にする。

・「装置の目的」
エコノマイザ=空気、空気予熱器=給水、などを入れ替える。

・「法令数字」
3m²、1.2m、0.45m、25m²、500m²を微妙に変える。

・「検査手順」
使用検査、設置届、落成検査の順番を入れ替える。

・「失火時」
再点火を急ぐ。正しくは燃料遮断・換気・原因除去。

・「低水位時」
すぐ大量給水。危険。

・「発熱量」
高発熱量と低発熱量の大小を逆にする。

・「燃焼」
空気過剰で効率が必ず上がる、とする。

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第9部 試験直前の最低ライン
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以下を白紙から説明できれば、合格ラインにかなり近づく。

構造:
・熱伝導/熱伝達/熱貫流
・顕熱/潜熱/飽和蒸気
・丸/水管/貫流の違い
・水循環
・水面計
・安全弁
・給水
・吹出し
・エコノマイザ
・空気予熱器
・自動制御
・効率、換算蒸発量

取扱い:
・点火前
・プレパージ
・逆火
・昇圧
・水位異常
・低水位時の措置
・プライミング/フォーミング
・吹出し
・停止
・水処理
・スケール/腐食
・ウォータハンマ

燃料燃焼:
・高/低発熱量
・引火点/着火点
・理論空気量/空気比
・過剰空気
・CO/O2/CO2
・油/ガス/石炭
・各バーナ
・通風
・燃焼制御
・NOx/SOx/ばいじん

法令:
・ボイラー区分
・小型ボイラー
・伝熱面積
・作業主任者 25/500
・貫流1/10
・高温ガス1/2
・ボイラー室3m²
・上部1.2m
・側方0.45m
・検査体系
・検査証
・自主検査
・作業主任者職務

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第10部 2026年10月公表問題から確認できる本番レベル
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最新版公表問題では実際に以下が出題されている。

構造:
・熱伝導、熱貫流、熱伝達
・水循環
・容量、効率、換算蒸発量
・丸ボイラーと水管ボイラー比較
・伝熱管
・水面計
・安全弁
・空気予熱器
・自動制御機器
・温水ボイラー逃がし管

取扱い:
・逆火
・昇圧
・低水位
・水面計
・燃焼管理
・吹出し
・水処理、清缶剤など

燃料燃焼:
・燃料分析
・高/低発熱量
・燃料性質
・燃焼・空気
・バーナ
・通風など

法令:
・再設置時の検査手順
・ボイラー室
・据付距離
・取扱作業主任者
・検査・管理等

したがって、本試験は
「用語だけ覚える初級クイズ」ではなく、
似た概念の区別、因果、例外、数値、装置の構成まで問う。

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第11部 このファイルの限界と最終確認方法
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このファイルは二級ボイラー技士で必要となる主要知識を、
本試験の正誤判定に使える形で一通り統合したもの。

ただし、
法令の細かな条文数値や、半年ごとに公表される新問の言い回しまで
「このファイルだけを一度読めば絶対合格」と保証するものではない。

試験直前は必ず、
安全衛生技術試験協会の最新公表問題を40問通しで解き、
間違えた選択肢をこのテキストへ戻して穴を埋める。

特に法令は改正の可能性があるため、
最新法令優先。

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主要確認資料
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・公益財団法人 安全衛生技術試験協会
二級ボイラー技士の紹介
試験科目:4科目各10問、合格基準:各科目40%以上かつ総合60%以上

・公益財団法人 安全衛生技術試験協会
令和8年10月掲載 二級ボイラー技士公表試験問題

・ボイラー及び圧力容器安全規則
昭和47年労働省令第33号(現行)

・労働安全衛生法施行令
ボイラー・小型ボイラーの定義

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END
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@西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。