東京で年収1000万円。転職しても人生が変わらない人は「会社」ではなく「世界」を変えた方がいい

東京で年収1000万円。転職しても人生が変わらない人は「会社」ではなく「世界」を変えた方がいい

東京で年収1000万円くらいまで来ると、転職が少し難しい問題になります。

今の会社に大きな不満があるわけではない。

給料も悪くない。

仕事もできる。

転職サイトを見れば、同じような会社から似たような求人が出ている。

年収1200万円。

部長候補。

リモート可。

フレックス。

条件は少し良くなる。

しかし、

「それで人生がそんなに変わるのか?」

という疑問が残る。

私は、ここで転職先ばかり探しても答えが出ない人がいると思っています。

なぜなら、その人が飽きているのは会社Aではなく、

自分がずっと見てきた「世界」そのもの

かもしれないからです。

同じ業界の会社Aから会社Bへ移っても、世界はあまり変わらない

例えば広告会社から別の広告会社へ行く。

SaaS企業から別のSaaS企業へ行く。

メーカーから競合メーカーへ行く。

メガベンチャーから別のメガベンチャーへ行く。

会社は変わります。

上司も変わる。

給与も変わる。

オフィスも変わる。

しかし、数年すると、

「なんか前の会社と同じだな」

となることがあります。

当然です。

同じ顧客。

同じ競争構造。

同じKPI。

同じ業界用語。

同じような人材。

同じような会議。

同じようなキャリア。

を見ているからです。

住所だけ変わって、

頭の中に入ってくる情報はあまり変わっていない。

これでは人生に新鮮さが戻らないことがあります。

会社員を長くやると、自分の業界が「社会」になる

これは結構怖いことです。

広告業界に10年いる。

すると、

Google広告。

Meta広告。

CPA。

ROAS。

アトリビューション。

クリエイティブ。

が仕事の世界になる。

メーカーに10年いる。

POS。

配荷。

SKU。

棚割。

SRI+。

SCI。

が世界になる。

ITなら、

AWS。

Azure。

SaaS。

API。

セキュリティ。

プロジェクト。

という世界になる。

金融ならまた別の世界です。

毎日その世界の人と話す。

その世界の記事を読む。

その世界の会社へ転職する。

その世界で年収を上げる。

そうして10年経つと、

その業界の外側に何が存在しているのか分からなくなる。

しかし社会は、自分の業界よりはるかに巨大です。

NACCSを知らない会社員は普通にいる

例えば、海外から商品を輸入している会社があります。

そこでは、

NACCS。

B/L。

D/O。

CY。

CFS。

HSコード。

デマレージ。

ディテンション。

という世界があります。

輸入実務をやった人には日常語です。

しかしWebマーケターは一生聞かないかもしれません。

反対に、メーカーのマーケティングへ行くと、

SRI+。

SCI。

KSP-POS。

ID-POS。

金額PI。

数量PI。

販売店率。

トライアル。

リピート。

という別の世界がある。

銀行決済の裏へ行けば、

VALUX。

AnserDATAPORT。

全銀フォーマット。

ZEDI。

入金消込。

でんさい。

という世界がある。

企業信用調査へ行けば、

帝国データバンク。

COSMOSNET。

東京商工リサーチ。

tsr-van2。

T-WATCH。

登記情報提供サービス。

という世界がある。

M&Aへ行けば、

Locked Box。

Completion Accounts。

NWC Peg。

Debt-like Items。

Quality of Earnings。

という世界がある。

連結決算へ行けば、

DivaSystem。

STRAVIS。

連結パッケージ。

内部取引消去。

未実現利益。

という世界がある。

全部、普通に日本の会社の中で動いています。

しかし自分の仕事と接続していなければ、

その世界が存在していることすら知らない。

これが「人生の選択肢がない」の正体であることがある

35歳。

今の仕事には飽きた。

しかし他にやりたいこともない。

だから、

「このまま会社員を続けるしかない」

となる。

本当にそうでしょうか。

少なくとも一つ疑った方がいい。

選択肢がないのではなく、選択肢を知らないだけではないか。

例えば自分の人生で見た職業が、

学生。

営業。

マーケター。

コンサル。

エンジニア。

経営者。

くらいしかなければ、

その中から選ぶしかありません。

しかし実際の企業には、

信用審査をしている人。

海外物流を設計している人。

価格戦略だけをやっている人。

M&A後の会社分離をやっている人。

グループ全体の資金を管理している人。

購買システムを設計している人。

ID管理をしている人。

連結決算を専門にしている人。

POSデータから小売市場を分析している人。

無数にいます。

さらに、それぞれの実務の周囲には専門会社があります。

つまり、

一個のマニアックな業務を知ると、一個の新しい産業が見えてくる。

私はこれがかなり面白いと思っています。

キャリア情報サイトを見ても世界が広がらない理由

転職サイトを見る。

そこには、

営業。

企画。

マーケティング。

経理。

人事。

IT。

コンサル。

などと職種が並んでいます。

でも、この分類は粗すぎます。

「経理」

の中だけでも、

単体決算。

連結決算。

税務。

管理会計。

原価計算。

債権管理。

固定資産。

財務。

Treasury。

FP&A。

では全然違う。

「マーケティング」でも、

広告運用。

ブランド。

リサーチ。

CRM。

プライシング。

POS分析。

商品企画。

Trade Marketing。

では別世界です。

だから、

「マーケティングに飽きたから、次は営業かな」

くらいの粒度で人生を考えると、選択肢が極端に少なく見えます。

社会の解像度が低いからです。

高所得会社員ほど、この問題が深刻になる

20代なら、知らなくても進めます。

まず働く。

仕事を覚える。

年収を上げる。

転職する。

経験を増やす。

しかし30代後半になると、

次の選択にはコストがあります。

年収1000万円を捨てて未経験業界へ行く。

これは簡単ではありません。

役職もある。

生活水準もある。

住宅もあるかもしれない。

家族がいる人もいる。

だから、

知らない世界へ移動するコストが、年齢とともに高くなる。

ところが皮肉なことに、

同じ会社・同じ業界に長くいるほど、

知らない世界は増えていきます。

自分の世界は深くなる。

社会全体に対しては狭くなる。

これがキャリア中盤の一つの罠です。

だから、いきなり転職しなくてもいい

世界を変えることと、

会社を辞めることは同じではありません。

まず知ればいい。

例えば自分がメーカー営業なら、

購買部門が何をしているか見る。

物流部門を見る。

財務を見る。

マーケティングを見る。

経営企画を見る。

M&Aを見る。

連結決算を見る。

情シスを見る。

同じ会社の中ですら知らない世界が大量にあります。

さらに取引先を見る。

なぜこの会社が存在しているのか。

帝国データバンクは何を売っているのか。

NTTデータのVALUXは何を解決しているのか。

インテージのSRI+を誰が買っているのか。

DIVAは誰に何を売っているのか。

SAP Aribaはなぜ必要なのか。

こういうところを調べる。

すると、

企業というものが、今までと違う形で見えてきます。

面白い仕事は、求人票より「企業の困りごと」から見つかる

私はこの見方の方が好きです。

職業一覧を見るのではなく、

「会社は何に困っているのか」

を見る。

大量の取引先へ振り込めない。

だから企業向け決済システムがある。

数万人が勝手に物を買う。

だから購買管理システムがある。

海外から商品を持ってきたい。

だから通関、フォワーダー、NACCSがある。

子会社100社の決算をまとめられない。

だから連結会計システムがある。

広告から来た客が本当に買ったのか分からない。

だから広告効果測定がある。

小売で自社商品がなぜ売れないのか分からない。

だから市場POSデータがある。

退職者がSaaSへログインできたら困る。

だからID管理がある。

つまり、

企業の困りごとの数だけ、仕事と産業が存在しています。

この見方を覚えると、社会は急に広くなります。

「何がしたいのかわからない」は、内面だけ掘っても解決しない

ここはかなり重要です。

キャリアに迷うと、

「自分の本当にやりたいことを考えましょう」

と言われます。

自己分析。

価値観。

強み。

Will / Can / Must。

そういう話になる。

もちろん意味はあります。

しかし、

世界に何が存在しているか知らない人が、

自分の内面だけをいくら掘っても、

知らない選択肢は出てきません。

寿司しか知らない人間に、

「何が食べたい?」

と一生聞いても、

インド料理は出てこない。

まず食わせる必要があります。

キャリアも同じです。

自己理解と同じくらい、世界理解が必要です。

むしろ30代以降で行き詰まった人は、

自分を掘りすぎている場合があります。

性格診断もやった。

自己分析もした。

キャリア本も読んだ。

それでも分からない。

なら、

自分ではなく、

社会の方を掘った方がいい。

世界を知ると、自分の違和感の意味も変わる

今の会社が嫌い。

そう思っていた。

しかし他業界を見ると、

実は会社が嫌いなのではなく、

顧客相手の仕事が嫌いだったと気付くかもしれない。

会社員が嫌いだと思っていた。

しかし実は、

大人数組織が嫌いなだけかもしれない。

マーケティングに飽きたと思っていた。

しかし広告運用に飽きただけで、

PricingやConsumer Intelligenceは面白いかもしれない。

経理が嫌いだと思っていた。

しかし伝票処理が嫌いなだけで、

FP&AやM&Aなら面白いかもしれない。

つまり、

選択肢の解像度が上がると、自分自身の解像度まで上がります。

これが面白いところです。

東京にいることの最大の価値は、家賃が高いことではなく「世界が密集していること」

東京には、

銀行。

商社。

メーカー。

ファンド。

広告会社。

IT企業。

コンサル。

スタートアップ。

メディア。

不動産。

物流。

小売。

本社機能。

専門会社。

大量にあります。

東京でそれなりに稼いでいる人なら、

本来かなり多くの世界へアクセスできます。

それなのに、

毎日、

自宅。

会社。

同じ同僚。

同じ業界。

同じSNS。

だけを往復していると、

東京に住んでいる意味がかなり減ります。

東京の価値は、

選択肢が多いことです。

しかし、

存在を知らない選択肢は、存在しないのと同じです。

次に人生を変えるのは「転職」ではなく「発見」かもしれない

東京で年収1000万円。

仕事もそこそこできる。

生活にも困らない。

でもこの先が見えない。

そういう人に、

「もっと年収の高い会社へ転職しましょう」

だけでは弱いと思っています。

すでに一度、そのゲームでは勝っています。

次に必要なのは、

知らない世界を増やすこと

かもしれません。

私はこのサイトで最近、

企業信用調査。

海外物流。

銀行決済。

メーカーのPOS分析。

M&A。

連結決算。

購買。

情報システム。

など、普通の会社員が自分の部署にいたら一生触れないような実務をかなり細かく扱っています。

別に、全部覚える必要はありません。

NACCSの専門家になる必要もない。

VALUXを導入する必要もない。

大事なのは、

「こんな世界まで存在しているのか」

と知ることです。

一個新しい世界を知れば、

一個新しい会社が見える。

一個新しい仕事が見える。

一個新しい能力が見える。

そして場合によっては、

一個新しい人生まで見えてきます。

「この先どうするのかわからない」

という人ほど、

答えを急いで決める前に、

世界を増やした方がいい。

人生の選択肢は、

考えれば考えるほど増えるわけではありません。

知っている世界が増えたときに増えます。


===

西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。