食いっぱぐれない職業には、2つの方向性があります。職業というより、「力」と言った方が良いでしょうか。
- 事業をやる・仕事を創る (Business力)
- 雇われる (仕事を得る力)
この2つを意識して、自分はどうするのかをよーく考えた方が良いと思います。そして、方向性を意識してエネルギーを加重投下することです。
注意が必要なのは、雇われるということも、事業をやる・仕事を創る側の視点をぶっこぬいて考えてはいけないということです。結局、自分がどこかの組織に雇われていたとしても、その組織のトップはそれなりにリスクを取っているわけです。広告を打ったり、営業をしたりといろんなことをしている。そして、様々な経費を支払い、給料を支払い・・・・ということをしている。
食いっぱぐれないということを考えた時、
- 自分で事業をやる、仕事を創る
- 雇われる
のどちらで食いっぱぐれないことを目指すべきか?というのはじっくりと考えるべきテーマではないでしょうか。
雇われることで食いっぱぐれないことを目指すのであれば、それはもう、私なんかが言及するまでもないでしょう。「秘訣」については、みんな知っているはずです。
- 新卒なら学歴
- 素直さ、地頭の良さ、体力(健康)
- 30代以降ならマネジメント力
- 実務経験、業界経験
- コネクション
などなど。
ただ、この雇われることで食いっぱぐれないというのは、雇う側の意向であったり、景気状態などによっても大きく左右されると思います。特殊な技能、専門性があるかないか、という話にもなってくるでしょう。
一生懸命資格を取ることで雇われる能力を上げようとする人もいます。が、この資格というのは、「それが無いとできない仕事、職域」のようなものを除けば、基本的にはエネルギーの無駄遣いになるかなぁ、と思います。
資格で疲弊している人は多いです。
私としては、そういうもので疲弊するよりも、どこかに潜り込んで、さっさと実務経験を磨いていった方が良いのでは、と思ってしまいます。
この「雇われる」ということが難しいと考える人はいますが、
- 自分を安売りする(低い給与で働く)
- 人手が足りないところに行く(地方など)
- 人気のない業界・会社に行く
- 人がやらない仕事、役割を率先して手を挙げてやる
- 人が恥ずかしい、ダサいと思う仕事をやる
- そんなに能力の高くない人たちが集まっているところに行って頭角を表す
- 単身赴任、転勤、海外勤務を喜んで受け入れる
- いっそ海外に行く
というようなことを実現できれば、そんなに難しくはないと思います。
就職氷河期の内定率であったり、今のような時期の「内定辞退率」などを比較して見ていたりするとすごくよくわかるのですが、「雇われマーケットの状態」というのは時勢により影響を受けると思います。その時代や外部環境、景気動向などですね。
基本的には、自分がどうこうというよりも、外部事情がどうなのか、というのは雇われマーケットの実情だと私は思うわけです。雇われる、組織の中で働く、というのは外の人たちがどうなのか・どういう事情を抱えているのか、ということでほとんど決まってしまうと思います。
外資系の企業トップを歴任してきた方が経営のノウハウについて語った本を読んだことがあるのですが、
会社経営の業績は50%ぐらいは外部環境で決まる
みたいなことをおっしゃっておられました。経営ですら、それぐらいなのですから、雇われ人生なんてほぼ、外部事情によるでしょう。
こうやって考えると、「雇われる」ということを前提にしているのに、あまりにも内向きに、内向きに意識を向けて、ひたすら自己研鑽などに励むのはどうかと思ってしまいます。
良い人間関係、良い上司、良い派閥、良い会社、良い業界、良い時代、・・・・
に恵まれれば、それなりに良い報酬が得られたりするのが雇われの世界だと私は思うわけです。個人がどうこうというよりも、周りがどうなのか、チームがどうなのか、環境が、時代がどうなのか・・・・・という感じがします。よほど専門性を買われているとかではない限り。
実際、雇われて働く場合、年収は業界によって大きく変わりますから。これは要するに、どういう事業構造・事業環境に乗っかるのか、どういう会社で働くのかによって得られるお給料が変わるということです。
個人的に、これまでいろんな人を見てきて、サラリーマンハックが上手い人というのはどこか、肩の力が抜けている人が多いです。上手い波に乗るのが上手というか。
自力とか、自分の力とか、そういうものとは程遠い文脈が組織で働くということではないでしょうか。逆に言えば、素晴らしい人たちに恵まれれば、素晴らしい場所で働ければ、素晴らしい環境が得られれば、それなりに輝ける働き方でもあると思うのです。
食いっぱぐれないとか、稼ぐってことを考えた時に、雇われを前提とするのなら、「何に乗っかるのか」「どこで働くのか」「誰と一緒に働けるのか」とかいうことの方がよっぽど重要な視点だと思います。
ひたすら内向きに、内向きになって、技能やスキルを磨いても、よほど突出したレベルにならないと厳しいものがあるような気がします。
一生懸命働くにしても、営業で働くのと経理で働くのとでは、経済的リターンの度合いも全然違うでしょうしね。
さて、次は、自分で「仕事を創る・事業をやる」領域の世界です。
先ほど、外資系トップを歴任してきた社長が、「外部環境で50%決まる」という話をしていたということをお伝えしました。これは、どのようなビジネスでも当てはまることだと思います。
ただし、
マーケティング力を基軸にしたビジネスは別
ということはお伝えしておきましょう。
特に、DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)を軸にしてビジネスを展開していくのなら、外部環境に左右されにくいビジネスが構築できるということはお伝えしておかねばなりません。
DRMは、「自分でコントロールできる領域を増やそう」とする営みでもあります。これは、お客さんをコントロールするというよりは、ビジネスプロセスの各所を数値で計測することができたり、オートマチックなマーケティングシステムをつくることができたり、・・・・・・という意味合いで言っています。
もちろん、DRMはお客さんの心をググッと掴む力があるので、数多くのビジネスと比べてかなり、営業力が強いのも特徴ではあります。
何事も、運というのはつきまといます。
しかし、「適切な時流」「適切な場所」「適切なやり方」などを意識していけば、物事はうまく転んでいくものなのです。そして、今は、インターネットの世界に追い風が吹いています。ウェブにおける情報発信であったり、情報の課金というものにどんどん追い風が吹いています。そして、その世界と、
- マーケティング
- DRM
はかなり親和性が良くて、ここらについてしっかりと勉強をすると、自分の人生を自分でコントロールするような感覚を持って、生産性を上げ楽しく生きていくことができます。
私も、昔は散々、苦労しました。
自分の人生が思うようにいかないことにすごく苛立っていました。
過去の自分に対して、アドバイスしたいことを今、書いています。私が過去、大いなる勘違いをしていたなぁ、と思うのは、「雇われるのであれば、職場次第(会社や業界、時代、景気)」だということです。
私の経験上、働きやすさ、給料、人間関係、福利厚生みたいなものは、やはり、どの場所で働くのかでだいぶ違うということです。
いや、全然違うと言っても良い。
そして、組織で働けば、その組織がそれなりの規模になれば、どの部署に配属されるかといった部分も選べなかったりするでしょう。
転職経験を積んだりすればわかりますが、仕事なんてのは、「どこで誰と働くか」みたいな部分で大体決まってしまいます。うまくいってもいかなくても、そんなに自分に原因を求めない方が良いです。よほどの突出したものが無い限りは、外部要因でほとんど決まってしまいますから。
当然、人はその外部環境について、良い場所を求めて色々探し回るはずです。
その点、
- 見極める目
- 時代
- 景気
- 運
- タイミング
といったものはすごく大事です。当然、たくさんの転職経験を積めば、嗅覚や勘が鋭くなっていく部分もあると思います。
でも、最後の最後はやはり、「賭け」だと思います。
他人から聞いた話ですが、転職を10回とか経験している人が言ってました。「知識や経験を積み重ねればわかることも増えるけれど、転職というのは、最後の最後はやっぱり賭けだよね」みたいなことを。
ただ、辛いのは、日本社会の場合だと、
- ジョブチェンジの回数
- 若さ
という部分で、苦しさや限界があるケースも多々あるはずです。
外部環境に大半の原因が求められるとしても、その外部環境を変えていくことに限界があったりするでしょう。
もし、自分の人生を取り返したいと思うのであれば、自力で食べていくことです。自力で食べていく準備をすることです。
独立してやっていくことの醍醐味は、金とか勤務時間とかよりもまず真っ先に来るのは、
自分で決められること
だと思います。
全部自分で決められるからこそ、全部、それが自分に跳ね返って来るわけです。自分で、自分に関するあらゆることを決められる生き方というのは魅力的です。
- 働く場所
- 働く時間
- 働く人たち
- やる仕事の内容
- 仕事について取り組むこと
- 仕事のやり方
- 仕事のスタイル
ぜーんぶ、自分の自由なんです。ぜーんぶ、ですよ。
学生の時は学校の支配下にあるような感覚、
親元で暮らす時は親に支配されているような(不自由な)感覚、
こういうものが常にあると思います。
学生をやめたい!
一人暮らしができるようになりたい!
自分で自分の生計を立てられるようになりたい!
・・・・・・こういう感じで人は社会に飛び出していきます。
しかし、しばらくすれば、
会社生活で疲弊している自分
に気づくようになります。
一体、何のために生きているのか。
何のための人生か。
自分の人生はこれでいいのか。
私の知り合いで、もともと超有名な外資系のプロフェッショナルファームに勤めていて、その仕事を辞めて、現在独立されているおじさまがいるのですが、その人が言っていました。
「組織はとにかく、思い通りにならない」
「組織は個が後回しにされる」
と。
私が思うに、「自分の人生を外部に委ねるのが好き」「流されるのがそんなに嫌いじゃない」「他人に決めてほしい」「他力に乗っかるのが上手」「人に気に入られるのがうまい」「人に助けてもらうのがうまい」というようなタイプなら、組織でうまくやっていけるかもしれません。
ただ、自力でやっていきたいのなら。
我を通したいのなら。
わがままでいたいのなら。
やりたくないことはやりたくないのなら。
自分のことは自分で決めたいのなら。
自分の人生を自分で設計したいのなら。
独立すべきだと思います。その準備をするべきだと思います。独立した心を持っておくべきだと思います。独立する力を持っておくべきだと思います。
一口に独立、と言っても、利害関係者をたくさん作ってしまったり、誰かから資本を注入してもらったり、借り入れたり、人を雇ったり・・・・という風に、関係者を増やせば増やすほど、思い通りにいかなくなっていくのは当然のことです。
自分の望むような生き方をしたくて起業したのに、なぜかビジネスに振り回されるようになっている人も物凄くたくさんいます。
- 金があるニートをこじらせたような生活、
- 金がある大学生のような生活、
- 遺産相続をしたボンボンのような生活、
- 2代目の無能グータラ社員よりもグータラする生活(出社という概念すらない)
- 朝から晩まで好きなことやったり、酒飲んだり、寝たりする生活
を送りたいのであれば、やはりビジネスモデルなどは限定されてくると思います。
そこまでいかなくても、
- 独立して稼ぎたい
- 自分が組織のトップになりたい
- 人を使いたい
- 偉くなりたい
- ちやほやされたい
- 影響力を持ちたい
- みんなからすごいと崇められたい
- 女の子にモテまくりたい
- 女の子にかっこいいと思われたい
- 男から尊敬されるようになりたい
とか思うのであれば、やはり、起業してガーンと稼ぐのは良い手だと思います。
冒頭の話ですが、
食いっぱぐれない
ということを重点において考えるにしても、「全くゼロから立ち上がれる」という自信、経験、スキルがあることは極めて重要だと思います。これ以上の生活保障は無いはずです。
そして、これを実現するためには、やはり、「自分でお客さんを集め、掴み、売る」という力を磨かなければなりません。
コツコツと、シコシコと、自分の腕を磨いておけば、物凄く安心していられます。どかっと構えてられます。心が穏やかでいられます。
外国人から頻繁に声をかけられ、道を聞かれるようになります。(笑)
不幸そうな顔、忙しそうな顔、時間がなくてセカセカしてそうな顔の日本人に道を尋ねるのは勇気がいるのでしょうか。わかりませんが。
PS.
ここらへんは持っておいて損は無いはずです。
- あなたの知識、情報をデジタル商品にして売る
- 達成する人の法則
- リストビジネスの教科書
- ビックリするほど売れる広告
- 忙しい社長のための休む技術
- 売上が伸びない時に読む本
- 臆病者のための科学的起業法
- 大富豪の起業術 (← オススメ)
- シリコンバレー式会員制ビジネス
- 市場独占マーケティング
- スケーリングアップ
- マル秘人脈形成術
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- ザ・ローンチ
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(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。