ネットビジネス大百科は今でも通用する?和佐大輔・木坂健宣を2026年から再評価

「ネットビジネス大百科」という教材を覚えているだろうか。

和佐大輔と木坂健宣。

2000年代後半のネットビジネスを知っている人なら、一度くらい名前を聞いたことがあるかもしれない。

逆に2026年になって初めて名前を知った人なら、

「昔の情報商材?」
「今さら役に立つの?」
「怪しいネットビジネス教材では?」

と思うのも当然だろう。

なにしろ初代『ネットビジネス大百科』が登場したのは2007年である。

ChatGPTどころか、InstagramもLINEもTikTokも存在していない。

スマートフォン市場さえ、まだ現在とはまるで違う。

普通に考えれば、約20年前の「インターネットで稼ぐ方法」など、とっくに賞味期限切れになっていてもおかしくない。

ところが2026年から改めて調べると、話はそれほど単純ではない。

木坂健宣の現在の公式プラットフォーム「KISAKA HUB」では、2007年の『ネットビジネス大百科』のコピーライティング講義に加え、2018年版『ネットビジネス大百科2』、さらにAI時代を前提として2026年に語り直した講義まで並べている。

つまり本人たち自身も、

2007年の知識をそのまま保存すればよい

とは考えていない。

むしろ面白いのは、

約20年前に語られていたものの中で、何が死に、何が生き残ったのか

である。

そこを分解すると、ネットビジネスだけではなく、2026年以降のマーケティングや個人ビジネスを考える上でもかなり示唆がある。

ネットビジネス大百科とは何だったのか

和佐大輔の現在の公式サイトによれば、和佐は16歳でネットビジネスに出会い、コピーライティングとDRMを中心に事業を展開してきた人物である。現在のプロフィールでは、20年間の個人累計売上を39億円としている。これは本人側の公表値として扱うべき数字だが、少なくとも現在まで活動を続けていることは確認できる。

木坂健宣についても、和佐側の公式ページでは、2006年末ごろネットビジネス領域へ入り、2007年に和佐大輔と『ネットビジネス大百科』を共同開発した人物として紹介されている。

販売本数については現在の公式ページ間でも「1万5000本以上」「5万本超」など表記に差があるため、厳密な累計販売数は外部から断定しない方がいい。ただし、2007年から長期間販売され、かなり大規模に流通した教材だったこと自体は複数の資料から確認できる。

では中身は何だったのか。

当時の紹介資料などを見ると、大きく、

・何を商品として売るか
・コピーライティング
・見込み客の獲得
・テスト販売
・本販売
・他事例から成功要因を抽出する

といった構成になっていた。

かなり乱暴に圧縮すると、

売れるものを探す

商品を作る

売れる文章を書く

小さくテストする

数字が出たら拡大する

という商売の体系だった。

これだけ見ると、驚くほど普通である。

しかし、それこそが重要だ。

2007年の教材なのに、意外と「まとも」なのである

「ネットビジネス」という言葉には、どうしても、

楽して稼ぐ。
自動で儲かる。
一日30分。
誰でも月収100万円。

といった世界のイメージが付きまとう。

ところが『ネットビジネス大百科』の中心を構造だけ抜き出すと、むしろ古典的なマーケティングに近い。

実際、後年の和佐・木坂側の資料でも、初代で扱っていた内容について、100年以上蓄積されてきたマーケティング知識を日本のインターネット市場向けに体系化したもの、と説明している。

成約率を測る。

広告を使う。

見込み客を獲得する。

バックエンド商品を販売する。

LTVを高める。

こうした考え方である。

2026年のマーケターが見ても、単語自体はほとんど生き残っている。

Google広告でも、
Meta広告でも、
SaaSでも、
D2Cでも、

CPA、CVR、LTVなどを見る。

つまり、

媒体は20年で激変したが、経済構造はそれほど変わっていない。

ここがネットビジネス大百科を再評価するときの第一ポイントである。

特に残ったのは「コピーライティング」だった

初代で木坂健宣が担当したことで知られるのがコピーライティングである。

現在のKISAKA HUBでも、2007年版についてコピーライティング音声講義10本を原点として再公開している。

なぜ約20年前のコピー講義がまだ成立するのか。

理由は単純である。

媒体より、人間の方が変化が遅いからだ。

2007年なら、

セールスレターを読む。

2015年なら、

Facebook広告を見る。

2020年なら、

YouTubeを見る。

2026年なら、

AIに商品比較を聞く。

接触方法は変わる。

しかし最終的には人間が、

「これは自分に関係あるのか」
「本当なのか」
「他と何が違うのか」
「今買う必要があるのか」
「損をしないのか」

を判断する。

だから「伝える」という問題自体は消えない。

ただし、

コピーライティングの価値が消えない

ことと、

昔のセールスレターの書き方をそのまま使えばいい

ことは別問題である。

ここを混同すると失敗する。

逆に、完全に時代遅れになった部分もある

2007年と2026年では、市場環境が違いすぎる。

特に大きいのが情報供給量である。

2007年なら、有益な情報を知っていること自体に価値があった。

海外マーケティングの本を読む。

英語圏のコピーライティング教材を読む。

それを日本市場向けに整理する。

それだけでも情報差が生まれた。

ところが2026年にはChatGPTがある。

「DRMとは何ですか」
「セールスレターの構成を作って」
「顧客のペルソナを考えて」
「ステップメールを10通書いて」

と指示すれば、一瞬で大量の情報が出てくる。

つまり、

Know-howそのものの希少価値が激減した。

これはネットビジネスにとって巨大な構造変化である。

AI時代には「情報を売る」だけでは弱い

昔、

情報を持っている人

持っていない人

という情報格差が大きかった。

だから、

「知識をまとめたPDF」

だけでも商品になり得た。

しかしAIは、この差をかなり潰してしまう。

すると価値は一段上へ移動する。

単に、

「何をすればいいか」

を教えるだけでは足りない。

むしろ、

あなたの場合は何をすべきか
どの選択肢を捨てるべきか
何を優先すべきか
本当にその市場へ行くべきか
実際にやった結果、どう修正すべきか

という判断の方へ価値が移る。

情報から、

診断
意思決定
実行
個別最適化

への移動である。

ここは2007年型情報ビジネスとのかなり大きな違いだ。

「集客→教育→販売」は今でも正しいのか

昔のDRMを説明するときによく使われるのが、

集客

教育

販売

という三段階だ。

これは今でも完全に間違いではない。

ただ、「教育」という言葉はかなり危ない。

売り手が、

「客は分かっていない。だから俺が教育してやる」

と考え始めると、需要そのものを見誤るからだ。

商品に興味がない人間を延々と説得し、

「教育不足だから売れない」

と考える。

しかし実際には、

そもそも需要が弱い

可能性がある。

ここは昔のDRMを現代化するときに修正した方がいい。

重要なのは、

無関心な人間を長時間説得することではない。

すでに、

困っている。
探している。
比較している。
金を使っている。
時間を使っている。

そういう人を発見することだ。

そして、その人が欲しい結果と自社商品の距離を短くする。

私はこの方がはるかに重要だと思う。

コピーで「需要そのもの」は作れない

これはコピーライティングを勉強した人ほど陥りやすい罠でもある。

優れたコピーなら何でも売れる。

という発想である。

そんなことはない。

100人中1人しか欲しくない商品を、

コピーを改善して100人中2人に売ることはできるかもしれない。

それは非常に大きな改善である。

しかし、

需要ゼロのものを100人全員に永久に買わせることはできない。

広告も同じ。

ファネルも同じ。

Lステップも同じ。

AIも同じ。

これらは基本的に、

需要回収装置

なのである。

需要そのものと商品との距離。

認知。

信頼。

価格。

手間。

比較。

タイミング。

こうした摩擦を減らし、購入確率を高める。

そこには大きな価値がある。

しかし「売り方」を「需要」より上流に置いてしまうと、事業そのものを間違える。

本当に重要だったのは「テストする」という思想

逆に、『ネットビジネス大百科』の中で今でもかなり重要だと思うものがある。

テスト販売である。

初代教材を紹介する過去資料にも、

商品を作る。
コピーを書く。
テスト販売する。
本格販売する。

という流れが確認できる。

これは極めて重要だ。

机の上で、

「これは絶対売れる」

と言っていても意味がない。

アンケートで、

「欲しいです」

と言われても、それだけでは足りない。

実際に商品を提示する。

価格を提示する。

財布を開くかを見る。

ここで初めて需要の一部が実証される。

2026年になっても、この原則は変わらない。

むしろAIによって、

アイデアも、
コピーも、
LPも、
試作品も、

高速で作れるようになった。

だからこそ、

考え続けるより早く市場へ出して測る

価値はさらに大きくなった。

そして『ネットビジネス大百科2』では方向が変わっている

さらに面白いのが『ネットビジネス大百科2』だ。

現在の和佐木坂アーカイブスでは、第2版について、

ビジネスの本質、
マインドセット、
コピーライティング、
マーケティング、
コミュニティ化、
集客、
マネタイズ

という7テーマで構成されていることが確認できる。

そして初代との違いについて、運営側はかなり明確に説明している。

初代を「競争の中で勝つ」ための体系と位置づける一方、第2版では競争そのものから抜け、自分独自の市場を作る方向へ比重を移している。

これは面白い変化である。

なぜなら、ネットビジネス市場が成熟すれば当然起こることだからだ。

なぜ「上手く売る」から「競争しない」へ移ったのか

市場の初期には、

商品を作れる人が少ない。
広告を使える人が少ない。
コピーを書ける人が少ない。
メルマガを運用できる人が少ない。

だから、

技術力

だけで差が付く。

しかしノウハウが普及すると、

全員がコピーを書く。
全員が広告を使う。
全員がステップメールを書く。
全員がLPを作る。

ことになる。

すると競争優位が消える。

さらにツールが進化すると、

Lステップが自動配信してくれる。

Canvaがデザインしてくれる。

ChatGPTがコピーを書いてくれる。

AIが動画まで作ってくれる。

つまり、

How to doの民主化

が起こる。

全員の戦術性能が上がるほど、戦術そのものでは差が付きにくくなる。

すると競争軸は一段上流へ移る。

どの市場を選ぶか。
誰を顧客にするか。
何を売るか。
何者として認知されるか。

という問題である。

これはかなり本質的な変化だ。

ただし「競争しない市場」も魔法ではない

一方、「競争しない市場を作ればいい」と言えば簡単だが、ここにも罠がある。

競合がいない理由が、

誰も気付いていないから

とは限らない。

単に、

需要がないから

かもしれない。

ブルーオーシャンだから儲かるとは限らない。

魚が一匹もいない海かもしれない。

したがって、

「独自市場」
「唯一無二」
「サンクチュアリ」

という方向へ行く場合にも、

そこに十分な需要が存在するか

を切り離して検証しなければならない。

ここを飛ばすと、

競争回避が市場回避になってしまう。

和佐大輔・木坂健宣から本当に学ぶべきなのは何か

2026年から見て、

「ネットビジネス大百科を買えば稼げるか?」

という問いはあまり面白くない。

もっと重要なのは、

なぜ約20年後まで名前が残ったのか

である。

商品の細部は古くなる。

広告媒体は変わる。

検索アルゴリズムも変わる。

SNSも変わる。

AIまで出てくる。

しかし、

商品を考える。
需要を探す。
顧客を集める。
伝える。
販売する。
数字を見る。
改善する。

という商売の骨格は残る。

だから、一部が残る。

逆に、

「この媒体なら稼げる」
「このテンプレートなら売れる」
「このコピーを書けば儲かる」

という具体的戦術ほど早く腐る。

結局のところ、アフィリエイト報酬率88%のチカラ

ぶっちゃけた話をすると、この商材が広まったのは、「アフィリエイト報酬率が88%」設定されていたからだ。

ダイレクト出版にも同じようなことが言えるが、ネットで広まったものは、

  • アフィリエイトプロモーションが仕掛けられていた
  • 広告費を莫大に投下した

の二つが関係してる。

これは、のちの「なまいきくん」らの新興勢力にも同じことが言えるのだ。拡散される仕組みを仕込んでいた。

そしてこのあたりが、

マルチ商法と何が違うの?

と揶揄されてきたところであろう。

ただ、「ネットビジネス大百科」は、黎明期に、海外の情報をうまくまとめて整理して日本に輸入した、という点で一定の功績はあるのかもしれない。

ただ、その点ではやはり、ダイレクト出版の方が、規模にしても、貢献にしても、より大きいと言える。

 

AI時代になるほど「売る能力」より「何を売るか」が重要になる

AIはコピーを書ける。

広告案を作れる。

LPを作れる。

メールも作れる。

動画も作れる。

分析もできる。

つまり従来マーケターが高額で提供してきた「作業」のかなりの部分が安くなる。

ここから起こるのは、

マーケティングが不要になることではない。

逆である。

上流の判断価値が上がる。

AIに、

「この商品を売って」

と指示すれば、AIはかなり上手に売る手伝いをするだろう。

しかし、

そもそもその商品を作るべきだったのか

は別問題だ。

どの市場へ行くか。

どんな需要が増えているか。

競争はどうなっているか。

価格はいくらまで払われるか。

顧客の予算はどこから来るか。

何と代替されるか。

今後その市場は拡大するのか縮小するのか。

こちらの方がはるかに重要になる。

だからAI時代のマーケティングは、

コピー技術から戦略へ重心が戻る

可能性が高い。

20年後から見ると、成功ノウハウの見方が変わる

和佐大輔や木坂健宣に限らない。

過去の成功者を見るとき、

「あの人のやり方を真似しよう」

と考えるだけでは弱い。

本当に見るべきなのは、

成功のどこまでが本人の能力だったのか。

そして、

どこまでが時代だったのか。

である。

市場成長。
競争密度。
広告単価。
情報格差。
技術格差。
プラットフォーム。
顧客の新奇性。

これらが追い風だった可能性もある。

一方、

需要を読む。
市場へ出す。
顧客反応を見る。
数字で判断する。
コピーを改善する。
LTVを伸ばす。

という能力は別である。

前者は消える。

後者は比較的残る。

成功者から学ぶときは、この二つを分離しなければならない。

結論:ネットビジネス大百科は古い。しかし、全部古いわけではない

だから、

「ネットビジネス大百科は2026年でも通用するのか?」

への答えは、

Yesでもあり、Noでもある。

2007年の市場環境をそのまま再現するなら、当然古い。

情報格差も違う。

媒体も違う。

AIもある。

競争も激しい。

顧客も慣れている。

しかし、

需要を探す。
商品を作る。
コピーで価値を伝える。
小さくテストする。
反応を見る。
勝てるところへ資源を増やす。
顧客との関係を蓄積する。

という原理は、2026年にも残っている。

むしろAIによって戦術がコモディティ化するほど、こうした原理へ戻る必要がある。

そして興味深いことに、和佐大輔・木坂健宣側も、現在は2007年版だけを掲げているわけではない。

2007年。
2018年。
2026年。

と、同じテーマを時代に応じて語り直している。

約20年前の教材を評価するとき、

「当時当たったか」

だけを見るのは簡単だ。

本当に面白いのは、

20年後まで残った予測と、消えた予測を分けること

である。

その意味では『ネットビジネス大百科』は、

単なる古い情報商材というより、

日本のインターネットマーケティングを約20年という時間軸で観察する、一つのケーススタディ

として見るとかなり面白い。

そして2026年以降を考えるなら、ここからさらに一歩進める必要がある。

もう、

「どう売るか」

だけでは足りない。

どの需要を取りに行くのか。
どの市場に自分の時間と資本を置くのか。
そこで得た優位は5年後、10年後にも残るのか。

ネットビジネスの次に問われるのは、おそらくそこなのである。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。