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▼:マッキンゼーを筆頭とした戦略コンサルのケース面接で見られているもの
マッキンゼーを筆頭とした戦略コンサルのケース面接で見られているものとして、
・ケース面接対策をしてきたのかどうか
・地頭の良さ
・分析力
は幻想だということは、
『採用基準』(伊賀 泰代著/ダイヤモンド社)などで語られています。本書はマッキンゼーで12年間採用マネージャーを担当した著者による採用基準が語られた書物です。
ケース面接対策がどうして意味がないのか。
それはコンサルのバリューの出し方にあります。
歴史的に、グレイヘアコンサルから、ファクトベースコンサルにシフトすることで
コンサルタントの「工業的大量生産」を可能にして事業を拡大したマッキンゼーですが、
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知識や情報に頼るな
____
というのが基本中の基本になります。
これはめちゃくちゃ重要です。
案外、一般にはスルーされてるポイントではないでしょうか。
知識や情報に頼らない。
ゼロベースで考える。
というのは、客先のクライアントは40代・50代の出世したエリート大企業パーソンであり、
彼らに対して20代の若者が高いフィーをもらってコンサルするため、
付け焼き刃の業界知識・業務知識や
何処かから聞き齧った情報をアウトプットしたところでバリューは無いからです。
そのため、
「ゼロベース」
で、
「ファクトベース」
で、
「ロジカル」
に考えることが求められる。
先入観や固定観念は一切いらない。
言い方を変えると、これが、
戦略コンサルファームが
30代前半まで未経験転職を受け入れている理由でもあります。
業界知識は要らないのです。
ファクトベースコンサル・ロジカルコンサルなのですから。
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たまに、業界未経験者が
新しい業界でホームランを打ってしまうことがありますが、
その場合も、まっさらな視点で、
・消費者に近い感性
・ファクトとロジカルベース
で考えついたことを当たり前にやりきったケースが多い。
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コンサルが、百戦錬磨のクライアントに対してバリュー・インパクトを出すには、
クライアントが色眼鏡とかしがらみにとているからこそ、
外部から、知的タフネスと専門トレーニングを受けた若者が、
ズケズケとコンサルする。
そして、
・ゼロベース
・ファクトベース
で考えるための考えるスタンス、筋道を見るのがケース面接対策なので、
ケース面接対策をしてきたような
「事前知識・情報」
に頼るような人間は要らないのです。
伊賀 泰代さん曰く、
実際採用された中の人にはケース面接でボロボロだった、という人が結構いるそうです。
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情報や知識に頼るな、
ファクトとロジックに頼れ
________
これが戦略コンサルの決定的な特徴。
肝の肝。
ファクトとロジックで考えろ、じゃないです。
ファクトとロジックだけで考えろ、なのです。
それがゼロベースです。
中途半端にファクト・ロジックを使うと、
結局は元々持っていた色眼鏡を
ファクトとロジックで強化するだけなので、
全くもってクリティカルにならない。
また、
伊賀 泰代さんはちきりんと同一人物説が出てますが、
ちきりんの書物の中で、
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あるファクトから、
ネガティブサイドしか浮かび上がってこないのは
確実に事前知識に害されている証拠
____
とあり、
ファクトベースを徹底するためには、
・ポジ
・ネガ
というのは解釈・評価に過ぎない、という徹底ぶり。
コンサルファームは、
弁護士事務所を模倣したことから始まっていますが、
弁護士や法曹の思考ロジックが、
(1)事実関係確認
(2)解釈
(3)評価
ですからね。
裁判官も、色眼鏡をかけず、ファクトだけで判断しようとします。
(だから多くの人が変だと感じる判決が出る)
また、ケース面接では、
面接官がアドバイスをしたりもしますが、
それを受け入れて、どのように修正するかという過程を見ながら、
「将来の成長性があるか?ポテンシャルがあるか?素直さがあるか?」
というところも見ている。
助け舟を出されたら、それを素直に受け取って、短期間で修正する力を見ている。
この「短期間で修正する力」はコンサル界隈では結構大事だと思います。
スロースタータータイプは向かないでしょう。
コンサルはとにかく時給が高く、
「お前、この30分でバリュー出した?」
ということを平気で聞くような世界です。
10分、20分、30分単位で「学習して軌道修正して変化する力」みたいなものも面接で見られています。
時間感覚がガバガバな人はまずコンサルでは通用しないでしょう。
それから、
・思考意欲
・思考体力
というような、
何時間も考え続けられるような
知的タフネスも見られています。
ずっと考え事をしていると、
「疲れた!」
と言って投げ出して、ゲームしたりお風呂入ったり散歩したりしないと
回復しないようなタイプはまず向いていない。
また、地頭信仰についても誤解で、
「地頭を見せつけよう」
という嫌味なコミュ障はクライアントワークに向かないので、
そういう
「俺の頭脳を見ろ」
的なタイプは当然落とす。そういう嫌味さが無いかどうかもケース面接で見るわけです。
会話がきちんと成り立つか、とか、
質問の趣旨に端的に答えるか、とかね。
じゃないと、危なくて、客先に出せませんから。
分析力については、
あくまで、
「客先の経営課題を解決する」
というプロセスの中の一部でしか役に立たず、
・発想
・ひらめき
の部分でダメだと、
クライアントを驚かせるアウトプットを出せないこともある。
以上を踏まえた上で、
私が一番、ミソだと思う
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コンサルタントスキル
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というのはやっぱり、ファクトベース・ロジカルシンキングの徹底でしょう。
20代のコンサルが、
場合によっては客先の40代より
高い時給をもらいながらバリューを出す肝がココにあるのです。
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「知識・情報・先入観を使うな」ってやつ。
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テキトーな思いつきではなく、
MECEとゼロベース思考を徹底する。
「漏れなくダブりなく」というのは、
並列にバーっとアイデアを並べていけるかどうか、つまり思考の広さです。
そこに重複が無いかどうか。
これは、
「テキトーな箇条書き」
とは違います。
「漏れなくダブりなく網羅する」
のです。
その上で、
縦に掘り下げて
深さを追求していく。
この「タテヨコ」と、スピード感が鍛え上げられるのがコンサルファーム。
長年コンサルやってると、問題解決のパターンが見えてくるので、引き出しが頭に増えます。
社内人脈も豊富になり、頼れる人も増えるので、スピードも上がると。
(まぁ、これはどんな会社のどんな仕事も同じでしょう。)
ファクトベースを徹底しながら、
クリティカルに考える。
私たちは日頃、発想にしても何にしても、
「思いつき」
「当たり前」
「常識」
が前提にありますが、
それらも一つ一つ、ファクトでクリティカルに検証するのです。
その最もらしい信奉は本当なのか?
その前提は正しいのか?
そういうことです。
この全体感の中で、
フェルミ推定は要するに
「定量性を持たせる」
ということなのです。
そのため、なんか、
フェルミ推定の本ばっか買ってきて、
それのトレーニングをしたところで、それはあくまで、全体の中の一部でしかありませんよ、ということです。
余談ですが、MECEにロジックツリーができていても、たまに「2項分岐」的にツリーを作ってる人がいますが「構造的に考える」上では3つに分けた方が良いでしょう。案外知られていませんが、「構造的に考える」というのは3つ以上に分けていくことなのです。2つで分けているのは「対比」しているだけです。
対比的に考えるのはどちらかというと仮説思考の方です。
構造思考法は3つ以上に分けて考えること、その相互作用を考えること。
MECEにして、
ロジカルに縦に掘っていく思考は、
ナショナルクライアントとかでは結構重要で、
例えば客層を細かに分けることで
施策が見えてきたりするのですが、
ビッグビジネスであるほど、細かく分解して
細部に見ていって見つけた打ち手が
大きな数字として業績にインパクトを残す。
これはマーケターも当たり前にやっていると思います。
マーケティング的には、
・年齢
・性別
で区切るのは基本で、
コンサルのケース面接でも
まず年齢・性別でマーケットを区切って
マーケットサイジングをやらされたりしますね。
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また、MECEを意識しないと、
人前で話す時、
「ダブり」
のせいで余計に長くなってしまうことがある。
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漏れがないことの大事さはわかるが、
ダブりがないことがなぜ大事なのかわからないという人がいるでしょう。
ダブりがあると、
生産性が下がるのです。
時間当たりの生産性を意識するなら、
アウトプットにダブりがあってはいけない。
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実は、MECEが、
・時間を無駄にせず他者と関わる技術
・時間を無駄にせず自分の時間を大事にする技術
であることはあまり知られていないように思います。
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コンサル的構造思考に欠陥があるとしたら、
(強いて言うならば)
数学でいう
・位相構造
・順序構造
についてと、
・非線形性
について考察が足りないところです。
ただ、非線形性については、
理系の実務(エンジニアリング)でも、
ある程度線形的に近似して扱うことが多いです。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。