【永久保存版】永守重信、孫正義、柳井正の日本三大経営者を比較し、リッチの秘訣を探る

永守重信、孫正義、柳井正の日本三大経営者を比較し、リッチの秘訣を探る

 

先にこちらをどうぞ

 

この三人の違いとしてまず大きいのが、「柳井正は家業を継いだ」ということで1を10にしたタイプであるということ、対して永守重信と孫正義はゼロから事業を起こしたということ。また、コンドラチェフの波で言うエレクトロニクス勃興の波に乗ってきたのが永森・孫ペアであるのに対して、柳井さんはどちらかというと衰退産業と言われていたファッション・アパレルの世界でイノベーションを起こしてきた。

https://president.jp/articles/-/60204?page=5

柳井正は時代に左右されないタイプの経営者です。

やっぱり、柳井さんは既存のルールを書き変えてきたタイプなだけあって、常識に囚われないという考え方を大事にしているように思う。

稼げないアパレルの世界で、高い給与水準を出しているし、小売業全体としても年収ランキングでトップクラスにいるのがファーストリテイリングである。

柳井正の口癖は、「安定は良くない」「成功は捨て去れ」というもの。

「経営者は満足したらそこでおしまいだ。世界中には自分より良い方法でやっている経営者がたくさんいると思うべき。今は世の中がどんどん変わっており、最大の変革期にある。中でもグローバル化とデジタル化の波が大きい」と指摘した。

そのうえで、「日本人は概して、変えるということに非常に怯えているか、自信がない。一番の長所であり短所であるのが安定、安全、安心だ。だが、それらは経営にはまったく必要ない。この3つが出てくることは経営に満足しているということだ。成功するには時代を追っかけていてはダメ。変化を自分で作って行かなければならない」と訴えた。

目標設定についても、柳井節は止まらない。「経営者はだれよりも高い目標を持たないとダメだ。低い目標だと絶対成功しない。100メートルを9秒9で走ろうと思う人しか、そのように走ることはできない。100メートルを13秒で走ろうと思っていてはできない。経営者は9秒9で走れる可能性の人を集めて会社を作る。そのための仕組み、方針を作る。そういうビジネスチャンスに資金を投入し、人を育成することだ」と述べた。

一方で、日本企業の経営に対して苦言を呈する場面もあった。「経営者が経営をしていない人が多い。コーディネートや調整はしているが、世の中がどんどん変わる中、会社を変えていかないといけない。きちんとリーダーシップをとり、会社の方向性や方針を打ち出すべきだ。過去と同じ繰り返しではいけない。日本が20年以上停滞したのは、経営者がバックミラーを見て、繰り返しをしていたからだ」と厳しい見方を示した。

https://www.gqjapan.jp/life/business/20160125/managers-who-dont-manage-their-companies

 

対して永森さんは、

「これからは精密小型モーターの時代だ」

と先を読んでいるし、孫正義も学生時代にムーアの法則に触れてコンピュータエレクトロニクスに飛び込んだという意味でこの二人は時代の波に乗ったタイプでもある。

 

 

永守重信、柳井正はソフトバンクの社外取締役だった時期があった。株主総会で、永森さんは、

私なら(アームに)3000億円以上出せない

という話をしていた。孫正義は3.3兆円出した。

 

孫正義も永守重信もM&Aをよくするが、成功率は永守重信が勝る。永守重信はM&Aの神様である。学生時代から株式投資でも上手に儲かっている。この人の成功率は凄まじい。

M&Aが下手な順で行くと、

柳井>孫正義>永森

であろう。要するに一番M&A(投資)の成功率が高いのが永守重信。

永守重信のM&Aは成功率ほぼ100%と言われている。成功率は10%程度と言われるM&Aの世界では驚異的な数字である。

 

――永守さんと、柳井さん、孫さんの3人は「大ぼら3兄弟」ともいわれていますが、一番の大ぼら吹きは誰ですか。

日本電産会長兼社長の永守重信氏

「それは孫さんでしょう。私らはとても追いつけない。(時価総額)100兆円、1000兆円など想像もできない。しかし、我々3社のなかで、『100年先も残っているのはどこか』と言ったら私の会社だと思うね。ほらの大きい順に先に潰れると思ってる(笑)。3人のなかでは、私が一番ほらが小さいと思うからね」

「我々メーカーは、ほらの吹き方にも限界がある。ほらにもいろんな種類があるんです。私らは実現不可能なことは言わないし、言っても通じない。工場をつくり、工場長や技術部長を配置して――とやらなければならないので、簡単にはできない。でも孫さんの会社なら、10兆円の会社をパッと買える。柳井さんの会社も、ほかの会社に商品を作らせて世界中で売っている」

「彼は将来をよく見据えているし、天才的な投資家だ。ただ、100年後に残っているかといえば話は変わる。やっぱり行き過ぎてはいけない。片山(幹雄元シャープ会長。14年に最高技術責任者として日本電産に入社、現在は副会長)の会社も投資しすぎた。腹八分目というか、ちょっと休まなければね。私は人を切るのは絶対にいやなんですよ。リストラしたほうが、会社にとって早い。でも人材は大切だ。最後、一番強いのは人を切らないことだ」

――永守さんは50件近いM&Aを手がけ、そのほとんどが成功したといわれています。なぜうまくいっているのですか。

「手がけたM&Aは全部成功した。100%だ。リストラもしていないし、赤字は1社もない。海外も全部だ。理由は、3つある。1つ目は当たり前の話だが、高く買わないこと。去年も小さい規模のものしか買っていない。大きい案件が8社あったんだけど、全部見送った」

「『買いたい、買いたい』という気持ちでいかないことだ。何年でもずっと待つ。私が最近買った会社でも、5年、10年待っていたものもある。2つ目は要らないものを買わないこと。これも当たり前だと思うかもしれないが、結構みんな要らないものを買っているよ。シナジーのあわないものは買ってはいけない。お城の石垣にたとえれば、大きな石だけで積もうとしてうまくいかない。地震がくると、がらっと崩れてしまう。よく見ると大きな石の間に必ず小さな石が敷き詰めてある。みんな、そういう小さな詰め物の買収をおやりにならない」

永守氏は「手がけたM&Aは100%成功した」と語る

「3つ目は、シナジーを出すこと。今の事業に全然関係のない、例えばホテルを買うとかはない。私は日本電産という会社がある場所から、ボートで行けたり、陸続きで行けたりする会社を買うんです。間違いやすいのは、飛行機や大きな船でないと行けない場所にある会社を買うこと。パズルを埋めるように、陸続きにしなければ、買収なんてうまくいきません」

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO03729170X10C16A6000000/

 

永守重信と孫正義の違う点。それは、永守重信はメーカーであるということ。ハードメーカーであるということ。これに対してソフトバンクは、ソフトバンクというぐらいだからソフトウェア領域を担ってきたのであり、しかも始まりは卸売である。

孫正義のソフトバンクは上新電機とハドソンを繋いだのが始まり

iPhoneの時も率先してアップルと独占契約を結んだ

 

そう、実はこの3者、面白いのは、

  • 永守重信 メーカー
  • 孫正義 卸売
  • 柳井正 リテイラー

であるということだ。この三人の本質的な違いである。

 

卸売は、リスクを取らなければただの転売ヤーでしかないので、基本的にはリスクテイカー気質になる。そのため、永森さんや柳井さんにいつも刺されているように、孫さんはどうしても博打屋気質である。

 

 

永森←→柳井

での違いで大きいのが人材の扱い。永森さんも、強烈ハードワーカーで人材を酷使してきた歴史を持っているが、ポリシーとして人を切らない、というのがある。離職率も7〜11%程度で、製造業の全国平均と比べてもそれほど高いわけではない。勤続年数も9.7年程度ある(ただ、マブチモーター、村田製作所などと比べると良いわけでは無さそうだが)。

永守重信は人身掌握がうまい。GNN(義理・人情・浪花節)の人でもある。人の心がよくわかっている。

凡人を使いこなす能力に長けている。

(永守重信物語 漫画)https://www.nidec.com/-/media/www-nidec-com/corporate/about/message/comics/pdf/nagamori.pdf

 

これに対して、ユニクロは「人材排出企業」などと言われて、度々ブラックな体質が指摘されてきた。5年以内に同期入社の8割超えが主に心身の異常で辞めていく。離職率は80%とも言われる。

また、柳井氏は少々、ドライでサイコパスなところがある。

 

柳井正は過去の発言からも、人材育成には厳しい視点を持っている。

学生に向けたアドバイスは独特なものだった。「人間の能力のピークは25歳だ。一生は一回しかない。みなさんいつかは確実に亡くなる。そのときまでに何が出来るか。未来に向けて何ができるか。それを考えることが起業家として成功する要因だ。世界中にチャンスがあふれている。人と違ったことをして欲しい」と語った。

ただ、学生から「圧倒的なスキルを25歳までにつけるにはどうすればいいか?」という質問が出ると、「それは無理だ」と断じた。

柳井氏は「どんな仕事でもスキルをつけるには、毎日寝る暇を惜しんでも10年ぐらいはかかる。それでも、一番早くスキルがつく方法は自分で事業をすることだ。わからないことがあれば、事業をやっている人に聞いたらいい。ただ、スキルだけつけても、少しだけ儲かって一瞬で終わるだろう。世の中に対して何がいいことかを考えることが重要だ」と返した。

途中、若手経営者からは「社員が固定化してくれない」という質問が出た。これに対して、柳井氏は「(中小やベンチャー企業では)多く辞めるのが普通。10人が入ったら8〜9人は辞める。ただし、見込みがある人には将来こうなろうとか、夢を語らないといけない」と話していた。

人材に関しては、ファーストリテイリングを例に出し、「われわれの経営幹部で活躍している人はほとんどが一流大学出身ではなく三流大学だ。ただし、人間としての力があり、人をまとめる力がある。その中にはずっと赤字だった英国を立て直し、ヨーロッパ全体の社長になった人もいる。10人に1人もいないが、そういう人を見つけ、その人と一緒に夢を持っていければいい」と持論を述べた。

https://www.gqjapan.jp/life/business/20160125/managers-who-dont-manage-their-companies

 

ドライでサイコパス気質であるが、物事を客観的に捉える、自社を厳しく見るという点が非常に優れているのが柳井氏。この厳しいものの見方と、平成デフレマインドが合致して、衣服の世界で革命を起こし躍進してきたのがユニクロ。消費者の厳しい選定基準、服の買い方に対して柳井氏の厳しい自己否定的なスタンスがマッチしている。しかし社員は疲弊するだろう。

 

 

ソフトバンクの場合はというと、社員の声を調べても、定着率を見ても、結構ホワイトである。また、日本の役員の年収ランキングを見ても、ソフトバンクがタレント役員に払っているケースが多い。この会社は待遇で社員に結構報いている。ただ、

もうこの会社やばいんじゃないの?

という調子で抜けていくような人が多い印象である。孫正義がガンガンリスクを取って、チャレンジするから、儲けることができているのがこの会社であり、この会社の一番強いところはリスクテイキングである。それゆえに収益性が高く、社員に対しても還元できるのであろう。その代わり、社員が、

「やばいんじゃないか?」

と離れていくケースがあるのだと思われる。ソフトバンクは、株主からも、そして永森氏や柳井氏からも、そして世間の一般人からも

「もう終わりだ」

と度々思われて、株価や業績が落ちては復活してきている。そういう会社である。

 

対して、ユニクロや日本電産は業績を安定成長させてきているが、その代わりに、社員に負担がいっていると思われる。業務の効率化、節約、長時間労働・・・・などである。

 

孫正義はあまり内部から恨み節のような声は上がってきていない。

ただし、あまりにも天才・宇宙人・勝負師であり、判断がぶっ飛んでいるので、そのぶっ飛んだ発想についていくのが必死、という空気感が社内に漂っていそうなのは数々の断片から伝わってくる。

意外と知られていないのが、ソフトバンクはそんなにワンマンではないということ。

各界のスーパースターを集めてチームを組織するのが孫のやり方であり、現SBIの北尾吉孝氏であったり、要所要所で仲間の力で乗り切っている場面が多い。

 

孫さんは、時代の先を読む力が卓越した経営者です。ソフトバンクの成長力は、孫さんの目利き力とイコールだと思います。

その目利き力は、ソフトバンクの社外取締役の変遷からも明らかです。経営者に限らず、弁護士や会計士、学識経験者など、日本を代表する実力者を社外取締役として招き入れています。今年6月からはAIの専門家である松尾豊・東大教授を新任取締役に選んでいます。

取締役会での議論も活発らしく、孫さんはその様子を「動物園」と表現しています。あれだけの人物をそろえて、どんな議論を戦わせているのか。一度、聞いてみたいですね。

「全員ソフトバンク関係者」。プレジデントオンライン編集長・星野貴彦に聞く「平成の三大経営者を選ぶなら…」

 

 


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。