【マーケよりファイナンスが格上】デサント単体で見りゃ伊藤忠は間違い

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デサント単体で見りゃ伊藤忠の見方は間違い。デサントの持てるブランドや経営資源の範囲の中で打ってる行動としては正しい。マーケティングとしては正しい。韓国に進出して、日本では新しいプロダクトで戦うってのは至極真っ当。水沢ダウンは有名。

日本の消費者は厳しくて、デサントはあんまりウケてなかったからね。アディダス、ナイキとかと比べればね。

でも、伊藤忠は、ある程度距離があって、そういう視点を持ってて、他のビジネスも手がけてる以上、方向性次第ではチャンスがある賭けでもある。極論、デサントが潰れても伊藤忠が潰れるわけではない。

M&Aの鬼である孫正義が昔、買収しまくってた時にあんまり当たらなかった中に大当たり案件のYahoo! JAPANがあった感じかな。孫正義と商社はそっくりよ。

 

伊藤忠みたいな図体のデカいビジネスは、象とかキリンとかパンダみたいなもので、エサの量が多い。食べるものが多い。じゃないと図体を維持できない。そして元来、ビジネスモデルとして、地球儀で世の中を捉えている。当然、リスクを打ってデサントに関わってる以上は中国に向かわせたいのは当然。でも、デサントの経営をしてる側からすると、中国進出にリスクを感じるのも当然だし、まず日本ですら立場が弱いのだから、足場を固めたいのは当然。一度、復活の手を打って成功しているのだから、次の手も考えられる、いけるという発想だったろう。創業家サイドの伊東社長が、独自のやり方で日本でも人気のある新しいプロダクト開発を通して自信をつけてただろうし、デサントは村上龍の番組でも特集組まれてたぐらい注目されてた。昔はアディダスとライセンス契約してて、アディダスからの収益がほとんどだったのに切られて、そこから苦境になって復活みたいなストーリーはメディアでも取り上げられていて、注目されていた。

 

経営サイドは、目先を見る。足元を見る。実際に商売やってるのだから。だからこそ見えることも多い。でも、投資サイドはもっと遠くから見てる。商社なんかに投資された暁には当然。すでに述べたように象やキリンみたいなものでエサが必要だし、今後の日本の衰退を考えたら中国進出に焦るのは当然。日本は小さい。

 

どちらにせよ、今回は伊藤忠側が敵対的TOBで勝利して、経営陣を一新した。これが、マーケティングよりもファイナンスが強い理由でもある。

もちろん、デサント側にも落ち度はある。前社長の言い分を聞くと、『新しいやり方で結果を出していて、企業価値も伸びてるのだからもっと静観して援助してくれ』って感じだけど、伊藤忠には伊藤忠の青写真があって、目指してるところがもっとデカい。まさか、金入れられて金主が黙ってるわけない。今回は伊藤忠の試合巧者ぶりが発揮された。結局、デサント側も伊藤忠の青写真と野望、いわばどういう思惑で金が出てきてるかを理解せずに経営戦略を描いた結果、切られてしまった。

自己資金で企業すれば、マーケティングとファイナンスのダブルエンジンは強制。でも、2代目社長とか、社内マーケターとか、金を入れてもらってビジネスするとなると、どんどん感覚が狂っていく。

 

簡単に言えば、金の出し手からすると、孫正義みたいな相手がいいわけだ。ガンガン金儲けしてくれる。ガンガン追求してくれるからね。ある程度CSが犠牲になってる部分はあるけど。

ジョブズみたいなのは、経理サイド、財務サイドからしたら嫌なわけだ。だからこそ、新興宗教並みの集票マシーン性とカリスマ性が必要。そうなれば、それが金のなる木となる。自民党にとっての公明党レベルの集票力だ。

マーケターは神にならない限り、ファイナンスに太刀打ちできない。成功してるマーケターでマーケティングの教科書読んでる奴なんていないから。ナポレオンの選書リストには、統治の項目に●●本が入ってたくらいだからね。

勉強は仕方を間違えてはいけない。


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。