こんにちは、西園寺です。
今回は、数理的なマルチメディア戦略というお話をします。
これから、皆さんが各種のメディアに投じる労力をcとしましょう。
cの係数は分かりません。
しかし線形です。
期待するリターンをrとしましょう。
rは確率pで捉えることができます。
当然、pは0〜1の値を取りますが、さすがに1(=100%)ではありませんし、0でもありませんから
・0<p<1
です。
問題は、cの追加増分adcに対して、確率pで得られるリターンrの追加増分adrがどのくらいか、という微分的な問題です。
adcが線形、
adrが非線形とすると、
その両者の関数において、
差分である「adr-adc」についての積分、
つまり「∮adr-adc」を観察すると面白いことがわかります。
これは増え続けるでしょう。積分なので。
しかしその増分ペースは、どこかで落ちるはずです。
adrを非線形の鈍化カーブと想定しているからです。
対数的なものを想定した時、
カーブが最も落ち込むエリアはどこでしょうか?
ここで、10のn乗を考えてみます。
・10^1=10
・10^2=100
・10^3=1000
・10^4=10000
・10^4=100000
・10^5=1000000・・・・
この際、指数の増分に対して、実数がどの程度増えているかを考えてみます。
・1→2 90
・2→3 900
・3→4 9000
・4→5 →900000
指数「1」を増やすのに必要な実数的な努力が
90、900、9000、900000・・・
と増えていきます。
そして、我々には期待する成果があるので、これをy軸上の定数とします。y軸上のラインに向かって、対数関数的なものが近づいていく構図です。
y軸上の定数を目標とし、
その差分として、
-Δ
を考えて、さらにその微分をとると
-Δ’
となり、これを「∮adr-adc」の微分と比較すれば良いのです。これはc’としておきましょう。
つまり-Δ’/c’です。
こうすると、コストパフォーマンスの瞬間的な評価ができます。
そしてこの観点から言えば、
・ツイッター(X)
・youtube
・ブログ
・インスタ
・tiktik
などをパラレルに並行した方が良い、と言えます。
ここで、統計・確率論的な観点も導入してみましょう。
ここにあるマーケットがあったとします。
10,000匹の魚が泳いでいる池があったとします。
ここの魚はそれぞれ違います。
この池において、
一箇所で1,000匹を釣り上げるのと、
各スポットで100匹釣り上げる×10をするのとでは何が違うでしょうか。
前者の場合は、1,000匹釣り上げた中で、その中で平均値が母集団平均に近づくように補正されやすくなります。
一方で後者の場合は、100匹ずつのそれぞれの平均×10のブレが補正されやすくなります。
もし、
池の中で偏りが存在した場合、
弱いのは前者の「一箇所で1,000匹釣り上げるケース」です。
いわば、全体の中で、
「一箇所」で10%をサンプリングするか、
「各箇所」で1%ずつサンプリング×10するかの違いです。
仮に池の分布がカオスだったとしたら、
「最も母集団平均から遠い」〜「最も母集団平均に近い」〜「最も母集団平均から遠い」
というグラデーションの中でどこを捉えるか、という話になり、
「一箇所」で10%をサンプリングするか、
「各箇所」で1%ずつサンプリング×10するかの違い
で考えるとわかりやすいでしょう。
・ツイッター(X)
・youtube
・ブログ
・インスタ
・tiktik
という池が、それぞれ同じ属性しか集めていないのなら、正直、
一つの媒体に限定して釣り上げることをして良いでしょう。
ところが、実際は偏りがあります。
そのため、あちこちで釣りをした方が良いでしょう。
そうするとバラツキが補正されていきます。
自分にとって、良い釣りのスタイルが確立されていない場合はそれが良いでしょう。
では、選択と集中すべき場合はいつか?
それは、多少なりとも、
「自分はこの池が良い」
とわかっているケースです。
この場合、選択集中した場合としなかった場合は、
その効果が「積分」的に差がついてきます。
そのため、
(1)まずはメディアをバラしてトライする
(2)各メディアでの反応を見る
(3)自分に向いている池を見つけたらそこに選択集中する
というのが優れたビジネススタイルです。
(なお、各メディアで開設したアカウントなどはそのまま放置しておきましょう。流入経路は確保した方が良いです)
一応、各媒体の性質についてざっくりとした話をしておきます。
一般論として、
「課金するに値しない、薄い悩みを広く訴求する」
ということになれば、
・youtube
が適しているでしょう。
チリツモの極みとも言えます。
エンターテインメント路線で行きたい場合も、間違いなくこれでしょう。
基準としては、
国民の7割にウケるか?
を考えると良いでしょう。
7割にウケるなら、youtubeをやると良いでしょう。
「excel仕事術!」
みたいなものは、実は、7割に受けません。
これは日本国民の7割の業務内容を見ればわかります。
エッセンシャルワーカー、肉体労働、配送、現場接客など、ホワイトカラー性がほとんど無いような人間で国民の7割は埋め尽くされています。
エクセル仕事術で
1700万回再生を達成している動画などもありますが、
同じ人間が期間とアクセス経路を変えて2〜3回ぐらい再生してると考えれば、
実際は800万人、400万人程度が見ているだけと考えることができます。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。