お金の対立軸として、「愛」を設定し、『世の中金じゃない』と綺麗事を錯覚した先にあるもの

 

お金の対立軸として、「愛」を設定し、『世の中金じゃない』と綺麗事を錯覚した先にあるものはなかなかやばい。

そもそも、

お金と愛の対立軸

がそもそもおかしいのだけれど、過剰に「世の中金じゃない」という強調をする人は愛を隠れ蓑にしてそこから金銭的な恩恵を受けていることが多い

 

いや、むしろ

愛の方が金がかかる

ぐらいに言っておこうか。

 

教育には金がかかるが無知にはもっと金がかかるというように、

愛無き異性交遊には金がかかるが、愛にも金がかかるという現実は横たわっている

 

 

まぁ、仮に、ここにとある男性がいるとしよう。

大学生ぐらいの年代だとしよう。

よくありがちであるが、そばにいてくれる彼女を見て、

世の中金じゃない!

などと思ったとする

 

ところが、まぁ、仮に結婚したとして、子供が出来、離婚したとしよう。

財産分与、養育費がかかる。下手すりゃ婚費、ローンの残債がある。

男性の中央値年収550万円あたりで計算をかけたとして、そこから税金が取られた手取りでそれらの支払いをしたらどうなるだろうか?

 

あるいは、離婚をせず仲良く暮らしたとしよう。

もし相手方もしっかり稼ぐパートナーであれば良いが、日本女性の年収中央値は272万円である。

 

男側が年収1000万円を稼いでいても、結婚して、お小遣いが月数万円でパンパン・カツカツというところは多い。

 

年収(給与) 手取り金額
年収100万円 手取り 833,972
年収110万円 手取り 933,672
年収120万円 手取り 1,011,420
年収130万円 手取り 1,080,968
年収140万円 手取り 1,153,404
年収150万円 手取り 1,225,740
年収160万円 手取り 1,298,264
年収170万円 手取り 1,375,300
年収180万円 手取り 1,453,636
年収190万円 手取り 1,527,772
年収200万円 手取り 1,601,620
年収210万円 手取り 1,675,356
年収220万円 手取り 1,764,556
年収230万円 手取り 1,838,704
年収240万円 手取り 1,912,540
年収250万円 手取り 2,001,640
年収260万円 手取り 2,060,324
年収270万円 手取り 2,149,624
年収280万円 手取り 2,208,108
年収290万円 手取り 2,297,308
年収300万円 手取り 2,355,992
年収310万円 手取り 2,445,292
年収320万円 手取り 2,534,392
年収330万円 手取り 2,593,076
年収340万円 手取り 2,682,376
年収350万円 手取り 2,740,860
年収360万円 手取り 2,830,060
年収370万円 手取り 2,917,660
年収380万円 手取り 2,975,044
年収390万円 手取り 3,062,644
年収(給与)
手取り金額
年収400万円 手取り 3,119,828
年収410万円 手取り 3,219,528
年収420万円 手取り 3,264,612
年収430万円 手取り 3,352,212
年収440万円 手取り 3,439,812
年収450万円 手取り 3,495,296
年収460万円 手取り 3,579,096
年収470万円 手取り 3,662,596
年収480万円 手取り 3,703,128
年収490万円 手取り 3,786,728
年収500万円 手取り 3,870,428
年収510万円 手取り 3,911,048
年収520万円 手取り 3,994,548
年収530万円 手取り 4,078,248
年収540万円 手取り 4,161,848
年収550万円 手取り 4,202,380

 

問題は、年収の分布にある。

 

多くの20歳、22歳は年収1000万円以上になることをひとまずの目標とする。

ところが、大体の人は届かない。

 

日本人の年収分布は、「非正規」「高齢者」「女性」「地方」などのクラスタがぐっと全体の数値を下げているので、普通の正規社員男性が年収を考える場合には補正をかけなければならないが、基本的に対数正規分布的であるということは変わらない。

つまり、貧乏人の方が多い。

 

この社会構造の中で、いわゆる現在の「日本の普通の男性」というものが、愛の産物としての結婚生活の中で、経済的に締め付けられる状況はかなり過酷なものがある。

 

そもそも、

  1. 何歳なのか
  2. 学歴はどのくらいか
  3. 実家暮らしか、一人暮らしか
  4. キャリアはどうなっているか
  5. 実家の財力はどうか

によって話は変わるが、

 

20歳・実家暮らし・NOT有名大卒未満・実家貧乏のカップルの将来設計など戯言の極み

である。

 

人生の最初の難関が高校受験、次が大学受験だとしたら、その次には就活という高い壁が控えている。

ここでは、もちろん学歴フィルターが横行している。

 

Fランなのに大きな企業に入れた、とかは、

  • 理系である
  • TOEICで高得点を在学中に取った
  • 何らかの専門職コースである

などと例外的な事情があることが多い

 

そして、社会人になると、

  • 35歳からもう仕事を選べなくなる
  • 45歳から早期退職
  • 50代で転職は絶望的

という未来が待ち受けている。

入社すれば過酷な出世競争が待ち受けているが、基本的には上位20%に入っていなければ出世の望みは薄い、と考えてよく、だいたいアラサーのあたりには順位が決まり固まってくるだろう

 

ここまでは年齢・学歴の話だ

 

次は、「生活」の問題であるが、一般に一人暮らしというのはスタートを切るとき、初期費用で引っ越し代等々も含めて「まず50万はかかる」というのが相場である。

20歳になれば国民年金の支払いが、

働き始めれば社会保険料が、

そして新卒で働いてもらった初年度の給料は所得税しかかからないが、その次の年からは所得税をベースに算定される住民税が上乗せになり、

「所得税+住民税+社保+年金」

が引かれた手取りの少なさを通して社会の厳しさを知り始める、大卒ならだいたい24歳頃からこれに気付く

 

稼いで課税され、

使って課税され、

蓄えても実質的な目減りである物価上昇(生活必需品以外)などが待ち受けている

 

 

アホな人間も24歳頃に落ち着き始めるのはこの現実を見るところによるのが大きいだろう

 

一般に、人は30からは転職は難しい、きつい、しんどい、と考える

仮に出来たとしても、10歳分ぐらい年下の層がしっかりと出来上がっており、自分より圧倒的に力がある年下、経験がある年下の下で働かないといけない場面も増えてくるからだ

 

こうなると、さすがに25歳ぐらいには5年先を見通すようになる

女性なら25歳は結婚ラッシュがやってくる

30を過ぎると、「東京」「ハイキャリア」というクラスタ以外は結婚が難しくなってくる

 

世の中では、

仕事や結婚について様々な意見が飛び交っているが、

それらの発信源は、かなり、社会階級が混在していることに気付いた方が良い。

 

もはや日本は明確な階級社会となっている

 

学生時代の恋愛と、社会人の恋愛はかなり違う

 

何が違うか?

まず、女の若さが違う。若さと可愛さが違う。

 

ピチピチで汚れのない若くて可愛い女の子に、「好き」だと純真な気持ちを向けられ、性的にも精神的にも尽くされた男たちは、

彼女のために頑張ろう

と純真な気持ちを持つ。20歳代前半の男子はだいたいそんな感じだ。

 

ところが、25を超えてくると、少なくとも近い年齢の女子に対して、そういった純真な気持ちを持つ男子は激減する。それは、ひとえに女性の若さ・魅力の低下、加えて中身の劣化、男女ともに社会の現実を知っていくことによるスレ・冷めがある

男性はかなり性欲に突き動かされている

性風俗マーケットにおける女性の「年齢と人気」を関数化すれば、かなり指数関数的な低減カーブを描いていることがわかる

 

(大学生男子が、25歳、30歳、35歳の女性と結婚を前提にした交際をしているという話はなかなか聞かれない)

 

女子高生・大学生あたりと比べて、かなり純真さを失い、性的に魅力が減退し、しかも金も稼がない一般的な女性を前に、男性は結婚という契約を大いに悩む

負債を抱え込むことになるからだ

これは経済的に限らず、精神的な負荷も大きい

 

25歳以上の女性は、男性の目から見て、外見的にも内面的にも20歳前後と著しく劣る。相手が社会人として相応のものを身につけていない限り、全てにおいて劣る。

よって、歳を重ねながらも20歳前後の男子たちと勝ち抜いて若い女性にモテるためには、「相応のもの」を身につけていなければならない

「金が無いover25歳男子」が、24歳以下の魅力的な女性と付き合うのは難しい。

 

仮に、結婚を「もともと他人同士が一つ屋根の下でやっていく行為」とだけ捉え直してみよう

そもそも、

気の知れた友人とシェアハウスをするのも苦痛

だと感じる人も多いのに、これを何十年もやっていくというのはかなり難しいものがある

つまりは、独身時代と比べると、楽さや気楽さが随分異なる

 

仕事だけ頑張り、家でダラダラというわけにもいかない

ツイッターを開いて、あるいはそこらへんの主婦の井戸端会議や女子会を盗み聞きして、あるいは親を見て、「旦那の愚痴」なんかを盗み聴きしていればその現実を知ることになるだろう

 

 

さて。

男女ともに、25歳、30歳を超えてくると、実家暮らしが厳しい人も多いのではないだろうか

 

愛は不確かだ。

ところが、世の中において、

  1. 老い
  2. 税金

だけは不確かな事実として存在する

 

老いからは逃げられない

 

女性たちは、23あたりから、自分の老いと将来に怯え、急速に焦り出す

この男は私と結婚する気があるのか?

どうして彼氏は結婚に煮え切らないのか?

日々増えていく、結婚式の招待状。

よく目にするようになるドレス姿の男女。

そんな状況に刺激される中、女性たちは右往左往を始める。

 

男の乗り換えを考え始める

悠長に恋愛をしている時間はもう無い、と・・・・・・・。

 

 

男性の場合は、

すでに述べたように、

キャリアの行列と、将来的な展望図、出世競争をめぐる自らの立ち位置、

これらを考えながら、頭を悩ませる

 

やりたいことはなんだ?

あるならあるで悩む、無いないなら無いで悩む

やらなければならないこともある

 

実際のところ、男性は女性よりも結婚を巡る時間的猶予が少しあるとはいえ、それは数年のアドバンテージにしか過ぎない

大半の結婚もまた、歳が近い同士で行われており、年の差婚は少数派である

 

 

世の中か金か、金じゃ無いか、という議論の前に、

金がかかることは現実として存在する

のであるから、

金を稼ぐ力を持たない当人が

「金じゃ無い」だとか

「金より愛だ」という場合にはそこには

パトロンがいるか、欺瞞があるか、とにかく裏がある

 

サラリーマンの世界は、

何もできない学生、何もできない新卒

をポテンシャルで採用して、組織の中で活かしていく・将来の戦力候補としてこれを教育してくれるが、基本的に、例えば「技芸一本」で食おうとしている人間なんかは10年以上の下積み・修行はザラだと言える

その意味で、20代は将来のための基礎を作る時間で、とにかく忙しい

いわば、これは見方を変えれば、「金のために20代の多くの時間を犠牲に捧げる」ということでもあると思う

 

つまり、人は、食っていけるようになるために、何者かになるために、駆け出しの頃を必死に食いしばる

そうやって、ようやく、30代頃から社会の中で何者かになっていく

これが世間一般の普通であると思う

 

30代から、「何者か」になっていくとしたら、

20代は「何者かになるための修行、あるいはその方向性の模索」という時間でもある

 

ある程度以上の年齢になれば、

なかなか、口が裂けても、

世の中金じゃ無い

と言いづらいものがある

 

 

 

 


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。