投資の世界では、
「卵を一つのカゴに盛るな」
と言われます。
一つの株に全財産を突っ込むな。
一つの国に集中するな。
一つの業界に集中するな。
S&P500を買え。
オルカンを買え。
分散しろ。
リスクを管理しろ。
高所得で頭の良い人ほど、こういう話には詳しい。
ところが、
非常に不思議なことがあります。
彼らの資産の中で、
圧倒的に大きいものだけを見ると、
ものすごい集中投資をしている。
それが、
自分自身です。
例えば35歳。
年収1500万円。
金融資産3000万円。
かなり優秀な会社員がいたとします。
本人は、
株式1000万円。
債券500万円。
現金1000万円。
海外資産500万円。
と綺麗に分散している。
「個別株への集中投資は危険ですよ」
とまで言う。
しかし、
ここで一つ忘れているものがあります。
この人は、
これから20年以上働きます。
仮に平均年収1500万円としても、
今後受け取る労働所得は、
単純計算で3億円を超えます。
実際には昇給もあるでしょう。
つまり、
金融資産3000万円より、
未来の労働所得の方が圧倒的に巨大な資産
なのです。
ところが、その3億円は何に投資されているか。
ほぼ全部、
自分が健康である
自分が働ける
自分の業界が生きている
自分の職種に需要がある
自分が会社組織に適応できる
という、
非常に似た条件に依存しています。
しかも、負債まで同じ変数に賭けている
さらに面白いことが起こります。
年収が上がる。
すると、
高い家を買う。
住宅ローンを組む。
子供を私立へ行かせる。
高い地域に住む。
固定費が増える。
生活水準が上がる。
つまり、
所得が高くなるほど、
未来の支出まで、
「これからも自分は高所得で働き続けられる」
という前提に乗っていきます。
これは少し変です。
金融投資なら、
一つの会社の株を大量に買った上に、
その会社の株価が上がり続けることを前提として、
さらに借金まで増やしているようなものだからです。
高所得会社員は「低リスク」なのではなく、リスクが見えにくい
会社員は、
毎月給料が入ります。
だから安全に見えます。
事業家は、
売上が上下します。
だから危険に見えます。
しかし、
ここには測定の錯覚があります。
会社員の所得は、
毎月一定なので、
価格変動が見えない。
株なら毎日値段が表示されます。
事業なら毎月売上が変わります。
だからリスクを感じる。
でも、
あなたの人的資本には、
毎日価格表示がありません。
「あなたの今後20年間の所得見込みは、昨日より13%下落しました」
なんて通知は来ない。
AIが進歩した。
業界の収益性が落ちた。
会社の競争力が低下した。
年齢が上がった。
転職可能性が落ちた。
体力が落ちた。
自分の専門性が陳腐化した。
こうした変化が起きても、
今月の給与が同じなら、
本人にはほとんど見えません。
そしてある日、
転職、
退職、
リストラ、
病気、
業界再編、
などで初めて価格が発見される。
本当に怖いのは、「相関」が高すぎること
例えば、
金融資産3000万円を、
日本株、
米国株、
債券、
金、
現金、
に分ける。
これは分散です。
なぜなら、
それぞれ違う動きをするからです。
ところが、
高所得会社員の人生では、
年収。
役職。
住宅ローン返済能力。
生活水準。
社会的信用。
次の転職条件。
老後資金形成速度。
これらが、
かなり同じものに連動しています。
高所得で働き続けられるか。
つまり、
見た目は別々なのに、
根っこでは同じリスクを大量に抱えている。
年収が上がるほど、この集中投資は大きくなることがある
年収400万円の人が、
年収300万円へ落ちる。
もちろん痛い。
しかし、
年収2000万円の人が、
40代で市場価値を失い、
年収700万円へ落ちる。
こちらは、
金額だけでなく、
それまで組み上げてきた生活構造そのものへの衝撃が大きい。
つまり、
高所得になるほど安全になる、
とは限らない。
むしろ、
「高所得状態が続くこと」を前提に人生全体を組み上げるほど、その一つの状態への依存度が上がる。
では、何を分散すればいいのか
株をさらに分散する、
という話ではありません。
自分の所得源そのものを、
少しずつ異なる構造へ分ける。
例えば、
会社からしかお金が入らない状態から、
会社の給与。
自分の商品。
自分の顧客。
金融資産。
事業持分。
著作権や知的財産。
自分への指名需要。
複数の販売経路。
へ分けていく。
重要なのは、
金額をいきなり大きくすることではありません。
同じ原因で全部ゼロになる構造をやめること。
年収1500万円の人が、
副収入10万円を作った。
金額だけ見れば、
誤差です。
しかし、
その10万円が、
会社と全く別の顧客から、
自分の商品に対して、
自分の販売経路を通じて払われた10万円なら、
意味は違います。
それは所得が10万円増えたのではなく、
人生の収益構造に、会社とは別の一本目の線が引かれた
ということだからです。
投資家は、
資産同士の相関を気にします。
なのに、
自分の人生については、
あまり相関を見ません。
年収。
住宅。
生活。
信用。
将来所得。
全部が、
「自分が今の労働市場で高く売れ続ける」
という一つの変数に乗っている。
それなのに、
NISA口座の中だけ綺麗に分散して、
「リスク管理しています」
と言っている。
少し順番がおかしい。
本当に最初に分散した方がいいのは、
株式ポートフォリオではなく、
自分の人生のキャッシュフローなのかもしれません。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。



