30代で人生がつまらなくなるのは、欲しいものがないからではない。「初回」がなくなるからだ

30代で人生がつまらなくなるのは、欲しいものがないからではない。「初回」がなくなるからだ

30代くらいになると、

「人生がつまらない」

「昔ほどワクワクしない」

「別に不幸ではないけれど、このままなのかと思う」

という人が増えてきます。

これに対して世間では、

趣味を見つけよう。
旅行へ行こう。
転職しよう。
目標を持とう。
小さな幸せを大切にしよう。

みたいな話が大量に出てきます。

しかし、私はもう少し根本に原因があると思っています。

人生から「初回」が減っているのです。

20代までは、放っておいても人生が勝手に変わる

10代、20代を思い出してみると、

初めて大学へ行く。

初めて就職する。

初めて給料をもらう。

初めて一人暮らしする。

初めて恋人ができる。

初めて海外へ行く。

初めて高い店へ行く。

初めてまとまった金を持つ。

初めて部下を持つ。

初めて転職する。

とにかく「初めて」が大量にあります。

しかも、自分から人生改革をしなくても勝手に発生します。

学校を卒業するから環境が変わる。

就職するから人間関係が変わる。

給料が増えるから行ける場所が増える。

年齢が上がるから任される仕事も変わる。

つまり若い頃は、

時間が経過するだけで、世界の方が勝手に更新される。

ところが30代くらいから、これが止まります。

会社へ行く。

知っている仕事をする。

知っている人と話す。

知っている店へ行く。

知っている街で遊ぶ。

知っている旅行をする。

Netflixを見る。

YouTubeを見る。

Amazonで欲しいものを買う。

去年と今年の違いがなくなってくる。

人生そのものが安定したというより、

世界の大部分が「既知」になってしまうのです。

金を使っても昔ほど楽しくない理由

20歳のときに初めて5万円のホテルへ泊まるのと、

40歳になって50回目の高級ホテルへ泊まるのでは、

金額は同じでも意味が違います。

初めてビジネスクラスに乗る。

初めてミシュランの店へ行く。

初めて高級時計を買う。

初めてタワーマンションへ行く。

最初はかなり面白い。

しかし、それを何度も繰り返すと、

「はいはい、こういう感じね」

となります。

これは別に高級品だけではありません。

海外旅行もそうです。

最初の海外旅行では、

空港すら面白い。

入国審査も面白い。

海外のスーパーですら面白い。

しかし何十か国も行くと、

空港もホテルもGrabもUberもBooking.comも慣れてしまう。

行ったことのない国へ行っているのに、

経験の構造そのものは既知

になってきます。

心理学でも、同じ経験への慣れや、経験の多様性と幸福との関係は研究されています。ただし「同じことは必ず飽きる」という単純な話でもなく、繰り返し経験にも新しい発見があることが示されています。重要なのは、単純に刺激を強くすることではありません。

問題は、

自分の世界が更新されなくなっていること

です。

だから「もっと強い刺激」を買い始める

ここで多くの人がやるのが、

刺激のインフレです。

普通のホテルに飽きた。

→ 高級ホテル。

高級ホテルに飽きた。

→ スイート。

国内旅行に飽きた。

→ 海外旅行。

普通の店に飽きた。

→ 高級店。

普通の車に飽きた。

→ 高級車。

年収500万円では足りない。

→ 1000万円。

1000万円でも足りない。

→ 2000万円。

しかし、これには限界があります。

刺激の強度を上げているだけで、

人生の構造は何も変わっていない

からです。

同じ会社へ行って、

同じような仕事をして、

同じ人間関係の中にいて、

休日だけ少し高い消費をする。

これだと年収が上がっても、

「豪華になった同じ人生」

になるだけです。

これは以前書いた、

「東京で年収1000万円。転職しても人生が変わらない人は、『会社』ではなく『世界』を変えた方がいい」

という話にもつながります。

会社Aから会社Bへ移った。

年収800万円が1000万円になった。

オフィスが丸の内から六本木になった。

でも、

仕事の構造。

付き合う人。

休日の過ごし方。

価値観。

生活圏。

見ているインターネット。

全部ほとんど同じ。

それでは、人生は意外と変わりません。

人生を面白くするものは「娯楽」だけではない

ここで面白いのは、

知らない仕事について調べているだけでも、人生は少し面白くなることです。

例えば、

「上場企業の連結決算ってどうやってるんだ?」

と調べる。

DivaSystem。

STRAVIS。

連結パッケージ。

内部取引照合。

未実現利益消去。

知らない言葉が次々に出てくる。

そこから、

「こんな仕事をしている人間がいるのか」

となる。

あるいは、

会社の購買部門を調べる。

SAP Ariba。

Coupa。

PunchOut。

3-way match。

知らない世界がまた出てくる。

情シスを調べれば、

Microsoft Entra ID。

Intune。

Jamf Pro。

Okta。

HENNGE One。

貿易を調べれば、

NACCS。

B/L。

D/O。

CY。

CFS。

また別の世界があります。

重要なのは用語を覚えることではありません。

自分が知らなかった世界が、まだ大量に存在していると気づくことです。

人生がつまらなくなったとき、

「楽しいことを探そう」

と考えるより、

「自分が知らない世界はどこに残っているか」

と考えた方がいい場合があります。

これはまったく違う問いです。

「やりたいことがない」の正体も同じかもしれない

30代くらいになると、

「やりたいことがない」

という人も増えます。

しかし、本当にやりたいことがないのでしょうか。

私はかなり疑っています。

人間は、

存在を知らないものを、やりたいとは思えません。

Treasuryという仕事を知らない人が、

「Treasuryをやりたい」

と思うことはありません。

Trade Marketingを知らなければ、

それを転職候補にはできません。

M&A Integrationを知らなければ、

自分がそれに向いている可能性すら検討できません。

行ったことのない国。

知らない業界。

知らない職業。

知らないコミュニティ。

知らない学問。

知らない遊び。

存在そのものを知らないなら、

欲望の候補にすら上がってきません。

だから、

「やりたいことがない」

というのは、

必ずしも内面の問題ではありません。

単純に探索範囲が狭すぎる可能性があります。

30代以降は「自動更新」が終わる

ここが若い頃と大きく違います。

20代までは、

人生が勝手に更新されます。

卒業。

就職。

昇進。

転職。

引っ越し。

恋愛。

初めての経験。

しかし、ある程度の年齢になると、

放っておけば人生は更新されなくなります。

会社も辞めなければ同じ。

住む場所も変えなければ同じ。

人間関係も意識して広げなければ同じ。

知識も自分から取りに行かなければ同じ。

つまり30代以降は、

人生が「自動更新」から「手動更新」に切り替わる。

ここを理解しないと、

「昔は楽しかったのに」

と言いながら、

昔と同じ世界を何年も周回することになります。

だから必要なのは「人生を楽しむ努力」ではない

私は、

「毎日に感謝しましょう」

「小さな幸せを見つけましょう」

みたいな話をしたいわけではありません。

もちろん、それで幸せな人はそれでいい。

しかし、

まだ知らないものを見たい。

まだ知らない場所へ行きたい。

まだ知らない人間と話したい。

まだ知らない仕事を知りたい。

まだ理解できないものを理解したい。

というタイプの人間に、

「今ある日常に満足しましょう」

と言っても仕方がありません。

必要なのは、

満足する訓練ではなく、世界を広げること

です。

しかも、単に刺激を増やすのではない。

高い店。

派手な旅行。

高級品。

そういう「同じ種類の刺激」の強度を上げ続けるのではなく、

今まで存在しなかった枝を人生に増やす。

新しい業界を知る。

違う仕事を経験する。

知らない学問を学ぶ。

違う場所へ住む。

今まで会わなかった種類の人間と付き合う。

新しい商売を始める。

自分とはまったく違う世界の専門家と話す。

すると、

一つの新しい世界から、

また別の世界が見えてきます。

人生は「残り時間」より「残り世界」で考えた方が面白い

30代になると、

「人生あと何年だろう」

みたいな発想になりがちです。

しかし、別の見方があります。

あと何年ではなく、

まだ自分が知らない世界はいくつ残っているのか。

会社員として10年以上働いていても、

自分の会社の購買部が何をしているのか知らない。

経理がどうやって連結決算しているのか知らない。

海外の商品がどうやって日本まで運ばれているのか知らない。

メーカーがPOSデータをどう読んでいるのか知らない。

自分が毎日使っている会社のパソコンがどう管理されているのかすら知らない。

たった一つの会社の中ですら、

知らない世界は大量にあります。

まして、

世界全体ならなおさらです。

だから、

「人生に飽きた」

と思ったとき、

人生そのものに飽きたとは限りません。

ただ、今いる小さな世界を見終わっただけかもしれない。

世界そのものを見終わったわけではない。

ここを混同しない方がいいと思います。

30代から面白くなくなるのではありません。

30代くらいから、

待っているだけでは、新しい世界が向こうからやって来なくなる。

だから自分から扉を開ける必要がある。

それだけです。

そして、このサイトではこれから、

普通の会社員生活をしているだけではなかなか見えない、

会社。

金。

仕事。

業界。

専門職。

マーケティング。

経営。

投資。

人間関係。

社会の裏側。

そういう「まだ知らない世界」を、できるだけたくさん開けていきます。

人生がつまらなくなった人ほど、

もしかすると必要なのは、

励ましではなく、

知らない世界への入口

なのかもしれません。


===

西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。