このコンテンツは 人生アドベンチャー 「連続」 より引用しております
▼:PDFとCDF
微分積分が、一体何の役に立つのかわからないということで、高校数学で挫折した人に良い話を教えます。
西園寺がどのように微積分で売上予測をするのか、です。
マーケティングにおける商品普及のカーブで
PLC理論みたいなのあるじゃないですか。
あれ、なんでS字カーブなのか知っていますか。
あのS字カーブって、
正規分布(PDF)の
累積分布関数(CDF)なんですよね。
※probability density function
※cumulative distribution function
FMCG(【Fast Moving Consumer Goods】=要するに消費財)の普及カーブというか人気が最初ほど立ち上がりが良くてだんだん悪くなるのに対して、
いわゆる耐久財がS字カーブを描くとされているのはなぜか。
それは、メーカープロダクトなどは
流行すると
「みんな持ってる!」
ってなってみんなが買い始めたり、
卸売や小売がこぞって扱い始めるからなんですよね。
大衆が動く、山が動く。
すると、さらにますます伸びる。
このS字カーブは株式市場にも
同じような傾向があると思います。
流行現象があるというか、みんな乗っかってくるものはS字を描く傾向がある。
じゃあ、最初にガーンと伸びて、
後から伸びが逓減するってどういうことなのか。
それをCDFとした時、
そのPDFって何なのか。
それが実は対数正規分布ってやつなんですねー。
または指数分布。
解析学(連続数学)のすげ〜ところは、
PDFの積分をした時にその積分値の増え方が
CDFになること。
積分の増え方って、
突き詰めると微分なんですよね。
(逆にいうと、微分の範囲を広げると積分になるんです。)
要する、
あるグラフを見たときに、
その波形を
微分 ←ーー→ 積分
の軸で見て、背景にある構造を読み解けることなんですよね!!!!!
まぁ、当たり前なんですけど!!!!
なんでこういうことが大事かというと、
THE文系のエセマーケターが
MBAなどでPLC理論とかを並んで、
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普及はS字カーブだぁ〜!
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とかいって、
S字を期待した広告プランニングとか立てて
それを実行してCFO、CMOに絶望される、ってのは良くあるわけです。
S字の背後にある原理を知らないから。
大衆=山が動くとか、
マスコミが動くとか、
口コミが広がるとか、
そういう条件が満たされないとS字で伸びないからね。
後、特定の人しか買わない趣味趣向品でS字とか無いから。
マニアックな商品をリリースして、伸びがないとか、伸びが鈍化した場合、その商品の需要はそれが全てだったりします。
S字になる構造がないからね。
最初の段階で、
「波形」
さえわかっておけば、
・マージナル
・インクリメンタル
・トータル
の全てにおいて、
ある程度予測が立つようになります。
だから、FMCGの売上予測とか、
結構容易なんですよね。
消費財マーケティングで
広島・福岡とかでテストマーケットやって
なんであれで通用するのかというと、
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全体は部分の延長である
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がある程度通用するからなんです。
対して、家電製品とかはわかりません。
いきなりどっかで火がついて普及するかもしれません。
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非線形だから読めないっつっても、読めるラインはあるのです。
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FMCGとか、
日用消費なので、
ある一定サイクルで買われます。
需要があります。
ただ、その購買タイミングはみんなバラけるはずなので、ある程度、安定した売上があるでしょう。
一方で、耐久財とかストック性があるものの場合、
買い込んで、蓄積して、
それを消費して新たに需要が出てくるまで
時間差があります。
当然のことですが、それは、売れば売るほど・普及させればさせるほど、反動が大きくなるのです。
株式市場とか、
上がれば上がるほど調子に乗る人がいますが、
その分、谷底も深いですからね。マジで。
あと、家電系ね、
これも伸びた分だけ、その揺り戻しはすごいんです。
シャープとかパナソニックを見ていたらわかるでしょう。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。