フリーターは何が悪い?やばい?一番やばいのは、「自分はフリーターである自覚が無いタイプ」のフリーター。公務員試験浪人なども該当。

 

今回は、フリーターについて語ります。

実は、フリーターには3タイプあると知っていますか。

 

1つ目は、モラトリアム型。これは、働きたくない、働く気がない、正社員になる気がない、というような、フリーターのメインストリームです。一般に想像されるフリーターはこれだと思います。

このフリーターに対して、

正社員になれ!!

みたいな指導はあちこちから飛んできます。

でも、フリーターになる人たちはある意味でメンタルが強いので、意固地に反発しています。でも大丈夫です。実は、この手のタイプのフリーターというのは、上の年代になればなるほど、減っていきます。20代でフリーターをやっていたタイプは、30代になるとほとんど減ります。正社員になります。

 

誰だって、若い頃はモラトリアムがしたいのです。

18歳、20歳、22歳で立派に働いている人もいれば、24歳、25歳くらいまでモラトリアム心境の人もいます。童貞を14歳で卒業する人もいれば24歳の人もいるし、処女を14歳で卒業する人もいれば24歳の人もいるのです。だから、これは個人差です。

25歳くらいまでモラトリアムする人がいてもおかしくないと言ってはアレですが、標準的な水準から遅れる人はいるでしょう。

 

問題は、30歳童貞、30歳処女です。ここまで来ると、遅い云々ではなく、一生そうである可能性が高いわけです。

フリーター問題も同じことです。

 

要するに、フリーターの中には、

  • 仮性フリーター
  • 真性フリーター

がいるわけです。包茎と同じで、大丈夫なタイプと、深刻なタイプがいるわけです。

 

 

 

 

フリーターのタイプ2番目は、

仕方なくフリーター

の人です。

就活に落ちて、就活中で、仕方なくバイトしている、みたいな状態の人です。正社員雇用を目指していて、そのために頑張っているが、現状なれないので、仕方なくフリーター状態。これはOKだと思います。

また、アルバイト採用であるが、正社員登用を目指して働いている、こういう人たちもこのタイプだと思います。

 

 

 

今回お話ししたいのは、最後のタイプです。

それは、夢追い型です。これが一番危ないフリーターのタイプなのです。なぜなら、フリーターの自覚が無いから。成功体験が中途半端にあるから。

 

例えば、歌い手。ミュージシャン。お笑い芸人。漫画家。イラストレーター。こういう人たちです。売れるかどうかわからないことをやりながら、アルバイトで食い繋いで夢を追っている状態の人です。その途中で、ある程度の成功体験がある。

実は、売れないフリーランス・個人事業主などもこのカテゴリに入ります。いないとは思いますが、社長業をしながら、会社の資金が足りないためにアルバイトをしているというようなタイプも夢追い型です。まさか、自分がミュージシャンを追いかけてアルバイトをしているタイプと同じカテゴリに入れられるとは自分では思っていないでしょうが、実際そうなのです。

そして、厄介なのは、

  • 公務員試験浪人
  • 税理士試験浪人
  • 司法試験浪人
  • 行政書士浪人アルバイター

などもこのカテゴリに入るということです。何らかの組織にアルバイター・非正規雇用として勤めながら正社員を目指すという場合、会社側との話し合いや将来展望の擦り合わせもそうですが、一応、戦力として働いているので、雇われていることに変わりはないので希望はあります。どの程度仕事ができるか、というのも明確に見えてきます。

しかし、何らかの国家試験や公務員試験を目指しながらアルバイターをしている人たち、フリーターというのは、「受かるかどうかわからない」のです。公務員試験の場合は、受かれば安泰でしょうが、例えば行政書士とか中小企業診断士などの場合は、受かった後に仕事があるかどうかもわかりません(そもそもこの手の資格をアルバイトしながら勉強する人がいるとは思えませんけど)。税理士とか公認会計士、司法試験浪人ぐらいのゾーンの人たちは本当に危ないと思います。

そして、この人たちは自分たちのことを真っ当と思っています。お笑い芸人を目指す人、ミュージシャンを目指す人、そういう人たちと自分が同じだとは思ってないのですが、実際、類型としては同じなのです。

 

 

 

フリーターの3タイプを総括すると、

  1. モラトリアム型 → 気持ちや考えを変えれば正社員になれる
  2. 仕方なく型 → 採用されれば、仕事を見つければ正社員になれる
  3. 夢追い型 → 自分がフリーターという自覚がない、夢や不確実な野望に見切りをつけるラインが見えにくい

ということで、夢追い型が一番重症だということです。

 

 

正直、私としては、

フリーターで何が悪い??

などとイキっているタイプの方のフリーターは、全然大丈夫だと思います。

なぜなら、自分がフリーターだと自覚があるからです。正社員より劣る格であることも自覚しています。その上で、自分で稼ぎ、給料の中で生活し、仕事に満足していて、仕事の中でも相応に評価されているから、それで良いだろう、という考え方です。このタイプの人は大丈夫です。考え方が変われば、すぐに正社員になれるでしょう。別に変わらなくても良いですけど。

それから、

働きたくない

とか

やる気出ない

というタイプも、25歳ぐらいまではまぁ、大丈夫でしょう。20代後半になってくると危ないというか道が狭まる、選択肢が減るでしょう。30になってくるとそもそも道が無いかもしれません。35だと確実に無いでしょう。

 

 

一番深刻なのは、

25歳以上 × 夢追い型

だということがわかると思います。

 

 

25歳以上すぎて、何らかの不確実な夢を追う場合、

腹括っているなら良いですが(35過ぎて仕事選べず、ある仕事で低賃金で頑張る)、

そもそも非常に危険です。

 

ですから、25歳以上過ぎて何らかの不確実な夢を追う場合、とりあえず自分のセンスというか才覚で思いっきり2〜3年チャレンジして、それでもダメだったら2〜3年はすでに成功している人に頭下げて「何でもやる」と弟子入りしたり、あるいはノウハウを吸収する機会を得たりして(そのチャンスを得るために自分のリソースをできるだけ絞り出して)チャレンジすることが大事です。ここで痛いのは金銭的な失敗ではなく時間的な失敗です。なるべく若い間にやり尽くすことが大事なのです。ダラダラやるのは危ないのです。すなわち、25歳から5〜6年、「自分の才覚+学習」でチャレンジすれば、ある程度見えてくるものがあるでしょう。

 

 

意味わかりますか?

25歳くらいまでなら、

  • 自分の才覚オンリー 2〜3年
  • 誰かの手助け有り 2〜3年

の合計5〜6年を費やしても、まだ30歳だということ。

この時点で売れてればOK(自分のセンスだけのパターン、誰かの助けを借りるパターンの2つも試せる)、売れてなければ撤退して30歳から普通のキャリア・生活に戻るということができます。

 

 

ラッパーになりたいという場合、2〜3年、自分でストリートライブとかをして試して、ダメだったら、今度は売れているラッパーにコンサルティング費用なり何なりを支払って軌道修正を入れて2〜3年頑張ってみるとかあるいは独立系の事務所を持っているラッパーの傘下に入ってプロデュースしてもらいながら頑張る(もちろん稼ぎはピンハネされる)という二段階を経て、

箸にも棒にもかからないのか否か

を試せて、おまけに普通のキャリアに戻る道があるのです。

 

 

当然ですが、「1万時間の法則」などもありますから、この5年間の間に1万時間を稼ぐためにも遊んではいけません。遊ぶ時間など設けてはいけません。

5年は43,800時間です。このうちの1/3は睡眠時間、1/3はアルバイト時間だとしたら、14600時間しかありません。睡眠とアルバイト時間を差し引いた時間のうち、50%を遊びに使ってしまえば1万時間に足りなくなってしまいます。

すなわち、進路変更をするならするで早い段階(なるべく若い年齢)で判断しなければならないため、不確実なことにチャレンジする人というのは恋人作ったり友人と遊んだりする時間をゼロにしないといけないのです。そうじゃないと「人生まるまる倒れてしまう危険性」があります。

 

 

この方向性なら、25歳からスタートして、30歳の段階で諦めるかどうか判断できます。28歳からスタートしても33歳で諦めるかどうか判断できます。

もし、30歳からのゼロスタートとかで時間が無いという場合、

自分のセンスを試す

というのは非常に危険です。

 

 

  • 時間が無い
  • 老いている

という場合、新しいことをする、不確実性を追う場合、自分は一旦傍に置いて・愚直に学んだ方が良いです。そして成功してから、自分を出していくスタイルにした方が無難なのです。25歳、30歳を過ぎて、時間が無い、失敗したら軌道修正する時間を残したいという人が、自分の考えでうだうだダラダラやっていると人生が折れる危険性があります。

 

 

また、自分のセンスで勝負する際にも、老いている人は一度、目利きの人に自分のセンスを見てもらって判断してもらった方が良いでしょう。

 

このyoutuberのエドという人が、AK-69に食らいつきながら、ラッパーを目指すという方向転換はやり方として正しいです。なぜなら、エドは1995年生まれ、もう良い歳です。2021年で26歳になります。ラッパーとしてこれからスタートする、しかもこの技量では絶望的です。しかし、AK-69にくらいついている判断は正しいです。AK-69は、この業界でキングであるということ以前に、17歳からやっているというキャリアがあります。この歴が凄まじいわけです。経験が凄まじいわけです。25歳、26歳からスタートしようとする人が、こうやって先人の知恵を吸収しようとするやり方は正しい。25歳過ぎた人が新たな分野で駆け上がる方法としては非常に正しいです。これはとてもセンスがある判断です。

 

 

 

25歳、30歳を過ぎて、自分の経験やセンスを世の中に問いたくなった、これは人間として自然かもしれませんが、非常にリスキーです。なぜなら、もしそれで2〜3年チャレンジし(少なくとも2〜3年は無いと売れるものも売れないでしょう)、ダメだった場合、すごい人から学ぶという方向性に転換して、それでもまた2〜3年を消費することになるでしょうから、最低でも5〜6年は飛んでしまい、結果的にすごい歳をとってしまうのです。

 

 

 

 

 


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。