①【ドラえもんから学ぶ】 世の中の人間は誰も助けてくれない。ジャイアンかスネ夫か出来杉か、話のわからない学校の教師しかいない。

 

世の中の人間は誰も助けてくれない。

助けて。

生きるのが苦しい。

もう働きたくない。

人間関係の中でうまくやれない。

 

こういうことを人生で1度は思ったことがありませんか。

私が個人的に、

人間として一皮剥けた

という瞬間を振り返ってみると、

 

  • 親だろうが何だろうが
  • 友達だろうが何だろうが
  • 彼女だろうが何だろうが
  • 配偶者だろうが何だろうが

 

世の中で生きていく上では、最後の最後には結局、「誰もあてにならない」と心底悟った瞬間です。

 

こういうとすごく冷たく感じますが、もう少し淡白な、淡々とした感情です。

 

まぁ、当たり前ですが、自分のことは自分で動いてなんとかしないと、死ぬんだ、というのを腹落ちするレベルで悟った瞬間です。

 

もう少し具体的にいうと、深夜の東京・虎ノ門で、

ここで野垂れ死んでも東京砂漠のチリの一粒になって跡形もなく消え去って終わりだな、

みたいな意味不明なことを思った瞬間だったでしょうか。

 

さて。

こういった悩みは、学生時代から大人になるまで続きます。

 

学歴と年収は「大卒か高卒か」という区分では相関があるそうですが、「大学名の違い(大学の格の違い)」ではあまり相関が認められず、社会に出るとどちらかといえばコミュニケーション力で差が出るとされています。

 

社会人が言うコミュニケーション力は、学生のそれとは少し違います。

tiktokにヤリラフィー動画をあげるか否かとかそういう気質の区別ではありません。

家にいるか、外に出て遊んでるかの違いでもありません。

 

人が働きたく無い理由というのは、一説によると、大体は人間関係に行き着くそうです。

こう聞くと、

  • 俺はコミュ障だからダメだ
  • 俺は陽キャだから大丈夫

みたいな安直な発想をしてしまいがちですが、そういうことではありません。

例えば、スネ夫みたいに利用価値があれば生かされ、そうじゃない場合には排除されるということもあり得ます。

 

個人的に、ドラえもんが国民的コンテンツとして長い人気を持っているのは、ドラえもんで描かれる人間関係がまさに社会の縮図だからでは無いでしょうか。

 

ドラえもんから人間関係を学べば人生の大抵のことは解決するかもしれない。

 

世の中には、

  • ジャイアン
  • スネ夫
  • のび太
  • しずかちゃん
  • 出来杉くん

しかいない、と言っても過言ではありません。

 

まず、ジャイアンについて。

 

あなたが多分、どうしようもなく苦しい時、ジャイアンみたいな存在に苦しめられている可能性が高いのでは無いでしょうか?

上司?

先輩?

旦那?嫁?

同期?

友達?

いろんなところにジャイアンはいます。

 

ジャイアンみたいな人間は、小学校にも、中学校にも、高校にも、会社にも、そして著名人にも必ずいます。

彼らは強者です。

強者ゆえに、自分の要望を通すことができます。

要望を通すことができ、周りに従者を従え、場合によっては独裁重圧します。

一方で、

全ての人間に上司がいる

とはうまく言ったもので、裏では

「母ちゃ〜〜〜〜〜〜ん」

みたいなことを言っているのもジャイアンの特徴です。

 

そして、ジャイアンには従者がいます。

わかりやすいのが、スネ夫です。スネ夫は従者であり、ジャイアンにとっては利用価値の大きい人材です。

どこにもでもジャイアンがいるとしたら、どこにでもスネ夫はいるのです。いや、スネ夫こそジャイアンをジャイアンたらしめている存在でしょうか。

 

学生時代、ジャイアンが誰かをいじめていて、そのいじめを見て見ぬ振りする、あるいはいじめられる側に回りたく無いから自分もいじめ側にポジショニングするということを誰もがしたことがあるでしょう。あるいは職場でもそういう立ち回りをしている人がいるでしょう。というよりほとんどの人がそうかもしれません。こういう人たちはみんなスネ夫です。

 

会社には、大体、イエスマンという人間がいます。

それから、世の中で横暴に振る舞っている人間には必ず取り巻きがいるでしょう。太鼓持ちがいます。学校でも社会でもどこでもそうです。

 

そして、多くの男性にとって辛いのは、

この世の大体の女性がしずかちゃん

だということです。

 

しずかちゃんは金持ちのスネ夫に誘われたらホイホイついていきます。

表向きはのび太にも優しくしておきますが、のび太については情けないとかダサいと思っており、それを表面に出すこともあります。

しずかちゃんは常に周りの目を気にしています。

腹黒い側面がたくさんあります。

 

勉強もできない、スポーツもできない、顔も良くないのに選り好みできる立場か

のび太さんの顔は面白い

 

などと強烈なセリフも放っています。多分、日本の平均的女性もこのくらいは言うでしょう。

 

ドラえもんのストーリーとして、

最後は結局しずかちゃんがのび太を結婚相手に選んだ

という美談は、日本国民の間で共有されるストーリーです。

しずかの結婚前夜という話は誰もが知っているでしょう。しずかちゃんのパパが、「のび太は人の痛みがわかるやつ」とか何とか言うアレです。

 

現実はそううまくいきません。

現実世界において、のび太的な男がしずかちゃんと結婚したとしても、やがてしずかちゃんは老け、のび太を尻に敷く鬼嫁のようになっていきます。

 

そもそも、ドラえもんの漫画などをちゃんと読んでしずかの腹黒さなどを正確に理解している人たちはわかるはずですが、しずかちゃんがのび太を選んだのは、のび太が都合が良い男だからです。

しずかちゃんはピアノ・バイオリンを嗜みますが、とはいえこれで生きていけるほど極めておらず、レッスンに行くのも嫌がる・サボりたくなるようなタイプです。これは典型的日本女子です。日本女性の8割は楽器挫折者です。まぁ、男性の8割もスポーツ挫折者なんですけど。

外面を気にして、

テキトーに習い事を手広くやっては中途半端に終わり、

イケメン・エリートに弱く(ステータスになびく)、

出来杉や年上家庭教師に揺らぐ。

日和見主義で安全地帯からの高みの見物。

まぁ、日本人女性の大半に当てはまる普通の感じの女子です。

 

別の作品ですが、

ルパン三世の峰不二子と比べたとき、

峰不二子の方が清々しさがあったり、ルパンをどこまでも評価していたり、強さがある点が、それほど

「性格が悪い」

と揶揄されにくい点でしょう。

 

しずかちゃんは出来杉くんと親しく、出来杉くんと結婚する道もあったでしょう。

しかし、勉強がイマイチのしずかちゃんと、エリートバリバリの出来杉くんでは不釣り合いです。出来杉くんについていけば、しずかちゃんは一生アンバランス夫婦としての人生が確定します。

しかし、のび太と結婚してやれば、のび太は泣いて喜び、「こんな僕と結婚してくれたんだから」とのび太も頑張るでしょうし、夫婦間で一生のび太に対して優位な立場でいられます。

もしかすると、

ちょっとのびさん、私、あなたの母親の近くに住みたくないの

などと言って、のび太の実家から遠ざかり、嫁姑問題を回避するような問題に出ることもあるでしょう。

しかし、これは出来杉くんの家庭相手には通用しないでしょう。

 

このように、しずかちゃんの結婚には強かな計算があるのです。

 

では、出来杉くんはどうでしょうか。

出来杉くんは、

  • のび太
  • スネ夫
  • ジャイアン
  • しずか

というTHE庶民界隈(スネ夫だけ金持ちだが)とは少し距離を置いている、雲の上の存在です。エリートです。生きる世界が違うのです。

彼1人別格です。

スネ夫は金持ちといえば金持ちですが、どこの地域にもいるような、地域密着型ビジネスの御曹司のようなポジションで、何やかんや地域一体型の金持ちであり、ビジネスとしても、人間関係としても、地元との縁が切れないタイプです。

一方出来杉は、エリートなので、進学・就職でも遠くに行ってしまうタイプでしょう。

どんな地元にもいる、「出来過ぎて、1人地元からいなくなるやつ」です。

 

完璧すぎて、可も不可もないというか、あまり存在感が無いところが出来杉くんのポジションの面白いところです。スネ夫、ジャイアン、のび太、しずかちゃんのように人間的な振れ幅が少なく、ある意味安定しているのですが、

「意外といいやつじゃん」

みたいなドラマ的展開があまりありません。

日本の茶の間に知れ渡っているコンテンツで、「出来杉くん的立ち位置」の人間が、ドラマを見せたことはあまりありません。

 

実際の世界でもそうじゃないでしょうか。

SNS、YouTube、テレビをつければ横暴なジャイアンタイプもいるかと思えば、本当におとなしいエリートタイプとして地味に、しかしながら着実にやっている人たちがいます。

スポットライトを浴びて物凄く拍手されることもなければ、物凄く叩かれることもない。そして、目の前にある問題や困った人に、リスクを背負って手を差し伸べるわけでもない。ただただ、社会の一般解・正解と思われるものをただなぞっていくだけです。

そういう人はどこにでもいます。

出来杉はある意味の中立、ある意味の不干渉主義であり、生きる世界が違います。これはどんな学校、会社にもいます。

のび太に対して比較的優しく接しますが、あまりにもレベルや格が違いすぎて、話が合わない、のび太に響かないなどのギャップがあります。出来杉はエリート特有の自己肯定感や前向き感がありますが、劣等感やネガティブに苛まれているのび太とはそもそも会話が噛み合いません。出来杉がのび太に何かを教えようとしても、「出来過ぎる男」なので、「出来無さすぎる男」の立場や気持ちがわかりません。

 

 

そして、のび太の学校の先生、

これもまた、典型的な昭和型定規杓子型教師・大人という感じです。

のび太に対して押し付けるだけ。

先生なだけあって最低限のモラルはありますが、のび太と先生の間には心の壁があり、お互いの見事なすれ違いがあります。うわべのやりとりに終始しています。のび太が抱える心の闇、悩み、辛さを理解していません。

 

 

いや〜〜〜〜〜

ドラえもん、よく出来ていますね。

 

のび太の視点に立つと、

この世はひどい奴ばかり

という感じがします。

 

一方で、のび太ものび太で問題があるのです。

まず、人を助け切れない。助ける力がない。グータラ。怠惰である。ここぞというときに頑張ることもありますが、基本はダメ人間。

 

何より一番ダメなところは、ドラえもんに頼りっぱなしのところです。

ドラえもんは未来から来た猫型ロボットということで「格」が違いますが、実際、現実世界ののび太というのは現実世界でドラえもん的な人間を見つけると、とことん寄生しようとします。べったり頼ります。対価を払いません。助けてもらって当たり前というスタンス。おまけにその甘えた関係に甘えまくって感謝もしません。

のび太ものび太でまた、例えばしずかちゃんと結婚をすると、しずかちゃんに暴力等は振るわない代わりに、ご飯を作ってもらって当たり前と考えながら淡々とご飯を食べて、家でゴロゴロして、大してお金を稼がず、

「しずか、えっちしよ」

とばかり言うことでしょう。

 

そして、しずかはだんだん愛想を尽かして、セックスレスになっていくのです。

 

のび太は能力的にダメで劣等生ということは知れ渡っていますが、人格的にもアウトです。ドラえもんの秘密道具に頼り、大人になってジャイアンやスネ夫になって威張り散らすとかガキ大将になる、みたいなことをしたエピソードがあります。

自分よりダメな転校生がやってきて、

僕よりダメな人間がいるなんて!

と大喜びするクズエピソードもあります。

 

のび太がダメ人間というより、実際、現実世界には

  • クズ(性格悪い)
  • 聖人

の二分法で人間を分けることは難しく、大抵の人がどちらの顔も持っている・あるいはその中間のグレーゾーンに属しています。

学校、職場、どこにでものび太的人間はいますが、のび太的人間は機会があると威張り散らそうとしたり、自分より下の人間を見つけて安住しようとします。

 

藤子・F・不二雄先生が偉大なのは、ドラえもんという漫画がまさに人間の本質を突いた作品だということです。

子供向け作品でありながら、登場人物全員が、それぞれ良い面・悪い面があり、その人間臭さと関係性が実はかなりリアルなのです。

 

 

ジャイアンは最低ないじめっ子に見えますが、

一方で妹や友達などの身内思いなところがあり、

身内のためには積極的に行動して戦いに行こうとする顔があります。

これはのび太には無いところです。比較していえば、のび太は自分さえ良ければ良いという狭い範囲で生きているところがあります。

 

スネ夫はスネ夫で、親の金とはいえ、みんなに対して「金の力」にモノを言わせた遊びの機会を提供します。ある意味、パリピですね。大学ぐらいになると、色々幹事をやったりするような人間がいます。社会人でも、積極的に、周りの人間の折衝役をするような人間がいますが、スネ夫はある意味こういった機能を果たしています。何よりボスに忠実で、利益貢献しています。利用価値がある人間なのです。

少なくとも、会社の中でのび太とスネ夫が競争したら、スネ夫の方が評価され、スネ夫の方が出世するでしょう。

 

しずかちゃんはしずかちゃんで、良いところもあります。

ドラえもんの妹であるドラミが超優等生タイプであるのに対して、実はしずかちゃんというのは「大いなる普通」「大いなる凡才」であり、心の奥底にコンプレックスや、自分の身の丈を知るという思いがあるタイプで、ただ必死に生き残ろうとしているだけかもしれません。

八方美人ですが、味方を変えればカースト最底辺ののび太とも話をしてあげているのです。お風呂を覗かれてもたびたび許しています。何より最終的にはのび太と結婚してあげているのです。

動物や仲間思いなところもあります。

 

 

学校の先生だって、子供たちの人間関係に無理矢理介入したり、のび太のいじめの状況を把握しようとしすぎたり、熱血漢すぎると逆に追い込むことになりかねません。

学生時代、

  • 不登校
  • いじめられっ子

が居場所がなく、学校の先生とだけ仲良くしているシーンを見たことがありませんか。あるいは学校の先生に過保護にされている、学校の先生にすぐチクるタイプを見たことがありませんか。

この手のタイプはますます、同級生社会から孤立していきます。もしかすると、先生はそういうことを見通して、ある程度生徒と距離を置いているのかもしれません。

 

 

さて。

 

 

とにかく、現実世界で疲れ切っている人たちは、

  1. スネ夫的に疲弊しているか (YESマン人生が辛い)
  2. のび太的に疲弊しているか (弱者すぎて辛い)
  3. 出来杉的に疲弊しているか (エリートプレッシャー生活が辛い)
  4. しずか的に疲弊しているか (日和見・風見鶏・八方美人が辛い)

のどれかであるケースが多いでしょう。

 

 

私達はどうしたら良いのでしょうか。

 

 

(続く・・・)

 

 

 


===

西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。