▼:転職論(3)Proven Track Recordと、直接採用・間接採用

このコンテンツは外資系ECLMシリーズより引用しています

 

▼:転職論(3)Proven Track Recordと、直接採用・間接採用

転職市場において、

高給をもらおうと思えば思うほど、

Proven Track Record

が必要になります。

要するに、証明された実績です。

資格とかMBAなんてものは関係ありません。

こんなものはどうでも良い。

ビジネススクールに通うよりも、実際に事業を作り上げた実績の方がはるかに評価されます。

逆に言えば、Proven Track Recordがあれば転職は容易になります。転職市場で相応の評価をもらうのは容易です。

・Proven Track Recordがある人 → その実績を引き下げて一番良い条件で転職

・Proven Track Recordが無い人 → Proven Track Recordが作れそうな環境を目指して転職

が良いでしょう。

「Proven Track Recordが作れそうな環境」ですが、

日本においては、若いうちはポテンシャルで採用してもらえますので、

ポテンシャル採用で入った会社で頭角を現して高いレベルの仕事を任せてもらえるようになり、

役職を上げていき・・・・・・・

というのが一番のコースになるでしょう。

そしてそれが無理そうなら、

・ベンチャーに行く

・中小零細に行く

・起業する

という奇策を打って経験値を稼いで行くとか、

あるいは、

・コンサルに行って経営課題に取り組む日々を過ごして鍛えた後にCxOレベルで転職する

・経営にインパクトを与える特殊なスキルを磨いて、経営層直下で、あるいは事業をマネージするポジションに入り込んでそこで実績を上げる

などが考えられます。

キャリアの行列を待てない人は、やはりさっさと経験を積めるような打ち手を打つべきです。

私が思うに、起業の利点は成功するとかしないとか以前に、

「経験が積めること」

です。

起業する人について行くとか、

会社内で力のある上司について行っていろんな仕事をさせてもらう、というのも良いですね。

一般サラリーマンなんかやっていると、キャリアデザインが難しいです。意図しないキャリアを歩まされる場合があるからです。

そもそも20代~30代前半には、

自分の強みが何なのかもわかってない人がゴロゴロしていますし、

経験値も足りてない・重要な仕事をさせてもらっていないという人もたくさんいます。

それなりに組織化した企業においては、

採用をする人間たちもサラリーマンであり、

「どうしてあんな奴採用したんだ!」

と言われてしまうリスクを抱えています。

また、会社にとって給与は固定費ですから、

もらってる側が額面から受ける「多い・少ない」とは別次元で、

会社にはさらに負荷がかかっているし、懸念事項もたくさんあります。

・・・・・・これはここまでに散々説明してきましたよね。

一般的に、

会社の採用というのは

「懐疑主義的」

です。

アカロフのレモン市場という有名な話があるのですが、

買い手が財を購入するまでその財の品質を知ることはできないという市場においては、

売り手がその情報の非対称性につけこんで悪質な行為を働くようになり、

それが現実に効果を発揮してしまう場合においては

市場はそれが蔓延するようになります。

結果的に

ーーーーーーーー

悪貨が良貨を駆逐する

ーーーーーーーー

という現象が起こります。

これは、就職市場などでは顕著なのです。

人事の人間というのは懐疑的ですが、それは、人材の採用というのが「雇って働かせてみるまではわからない」という、危険行為だからです。

実際のところどうなるかわからない。

人事の目が良かったとしても、この人材が途中でやめてしまうかもわからない。

評価が難しいのですね。

こういう場合、入り口が厳しくなるのです。

特に、人事の世界では、

ーーーーーーーー

人間を教育して引き上げるのは限界がある

ーーーーーーーー

ーーーーーーーー

人間には変わらない部分がある

ーーーーーーーー

ーーーーーーーー

A級プレイヤーは育てるというより選ぶのが大事

ーーーーーーーー

という考えが、ある程度浸透しています。

買い手が評価をすることが難しい世界では、

色々と手続きが煩雑になります。

審査が長期化したり、

担保を要求されたり、

お試し期間が用意されたり、

提出すべき書類が増えたり。

採用面接がややこしいのは、それだけ、人材に当たり外れがあったり、変な人材を受け入れて失敗した経験あったりするからです。

だいたい面接というのは、

・初期選考 → 基礎能力によるスクリーニング

・中期選考 → パーソナリティによるスクリーニング

・最終選考 → 候補者間での比較

という三段階プロセスを経ることが多いです。

判断に迷う場合は、次のフェーズでの審査に回すというやり方を取る企業が多いですが、

同時に、最終選考においては「迷うなら落とす」という考え方をしているところが多いです。

ですから、

「一次、二次、と進めるけどいつも最終で落ちるなぁ」

という人たちは、

「一次・二次はうまくいってる」

というより、迷う人材だから次に進めているというように捉えた方が良いかもしれません。

採用フィルターが多段階になっている場合、

迷う人材は次のフィルターに送り込むのが鉄則です。

余談ですがこの考え方、

「結婚」

などのように経済性が絡む世界で、

かつ、軽率に失敗できない、

そして、こちらサイドにある程度応募人気がある(選べる)場合には

非常に有効なやり方です。

能力 → パーソナリティ → 比較

で絞って行く。

迷うなら、次のフェーズで判断する。

不動産の物件選びなんかの時も、

スペック → 個性 → 比較

で絞って行くと良いですね。

西園寺はよく風俗サイトで、

「誰を指名しようかな~」

と迷うのですが、

まずスペックで切って、個性を見て、そのあとに比較するというプロセスを辿ります。

選択肢が多すぎる場合は、まずはスペックで切って行くと良いですね。

こうすると、ハズレは減らせます。

人事の人間は、基本的に、

ーーーーーーーー

・過去のエピソードを聞いてくる

・ディティールを掘り下げてくる

ーーーーーーーー

という特徴があります。

多くの求職者が抽象的な話をしてくる+主観的な話が多いので、

ここに具体性と客観性を求めてくることが多いのです。

ですから、求職サイドとしては、

全体的に具体性を高めた話をしておきつつ、

「あまり突っ込まれたくない話」は、

自分から先手を打って具体的なエピソードトークをしておきましょう。

(これ以上掘り下げようが無いように見えるぐらい)

基本的に、

・役割

・動機

・程度(レベル感、難易度 ※数字)

の3点を相手側は注視しています。

事前に

具体度合いを高めた

ストーリーテーリングを用意しておく。

加えて、短所や弱いところは自分から先出しすることです。

そして、それを強みで打ち消すように語ったり、相対的に弱みが目立たないような語りをする。

それから、人事は、

・一人で頑張ったことよりも誰かと関わって頑張ったこと

・順風満帆のエピソードよりも苦労した話

・好きなことより嫌なことに向かって頑張ったこと

などを聞きたがる傾向にあります。

協調性、逆境で発揮する底力やその人の真の実力、嫌なことに対する取り組み方、

こういうところが知りたいのです。

そして、総合的に、

ーーーーーーーーー

短期の傾向より長期の傾向

ーーーーーーーーー

を聞きたがるのも覚えておきましょう。

幼少期の頃から掘り下げて聞いてくる場合もあります。

長期に現れる傾向というのは、その人の本質を現しているからです。

転職のコツというのは、

・社長にダイレクトにコンタクトを取る

・社長自身が人材を見る目に自負がある

というところにエントリーすることでしょうね。

それから、

お金が伴った形で高い評価を受けたい場合は、

間に転職エージェントやヘッドハンターを挟まずに、

ダイレクトに会社に応募した方が良いです。

中間業者を挟むと、

会社サイドは中間業者にお金を支払わないといけません。

(会社は求人広告を出す場合にも、お金がかかります)

しかし、直接の応募の場合はそれが要らない。

ですから、直接応募の場合は人材に対して相応のお金を出せる場合が多いのです。

それから、会社の評価・報酬制度は、

<1>労働分配率をどのくらい設定するか

<2>社員間に格差をつけるか、平等にするか

<3>賃金カーブをどうするか

<4>市場価値か社内価値か

の4つによって大枠が決まっているので、この4つの視点で

会社の評価・報酬制度を分析するのは大事です。

例えば、ZOZOなんかは、社員間に格差をつけずに平等に評価する会社です。

これに対してユニクロなんかは格差をつけますね。

賃金カーブについてですが、

リクルート社のように前倒しの賃金カーブの会社(しかも早期退社を促す退職金制度)もあれば、

典型的な日系企業のように時間をかけて上がる会社もあります。

先にドンと支払う会社と、後払いしていく会社ですね。

西園寺の場合、

・労働分配率もそうだが、売上総利益の絶対額と給料原資を分け合う人数

・格差評価をきちんとしているか

・賃金カーブは前倒しか

・市場価値での評価か

ということを意識して会社を見てきたような気がします。

「社内価値」での評価の会社は、

その会社が大きく、対外的にも認められているようなエクセレントカンパニー以外、

狂った評価基準であることが多いような気がしています。

「市場価値」での評価の場合、

単純にレアな人材は値段が上がりますから、

レアなタイプである私にとっては都合が良いのです。

余談ですが、

配偶者選びをする際、配偶者を見るときにも

<1>どのくらい分け与える・共有する人か?分け与えすぎ・シェアしすぎて倒れる・疲れる・密着感が濃すぎないか?ケチすぎる・分離が強すぎないか?

<2>旦那優先?奥さん優先?子供優先?

<3>視点・視野にどのくらいの奥行きがあるか?将来性は?

<4>家庭の外での働きを重視するか?家庭の内部での関係を重視するか?

という見方はかなり役に立つ見方だと思います。

 

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▼:美しさの本質(3)

重厚感というのは、言い換えれば密度のようなものです。

密度も、美しさを決定付ける重要なファクターだと思います。

実は、美しいものには

情報量が多かったりするのです。

詰め込まれたものが多い。

情報の定義が、「わからないものをわかるようにクリアにするもの」だとしたら、

情報量が多い・密度が濃いものに特有の美しさは、

一見乱雑なように見えてきちんとそこに機能美がある。

ごちゃごちゃしているように見えて、

美しく感じるものと、

美しさを感じないものの違いは、機能性でしょう。

美しさを追求しようと思い、ごちゃごちゃとした表現をしようとする人がいると思います。

例えば、ピカソみたいな画家の絵に憧れて

ごちゃごちゃとして見たけれどもあまり美しい絵ができなかった、

という経験がある人はいるかもしれない。

おしゃれをしようと思って色々な小物をつけて見たけれど、なんか見た目がうるさくなってしまったという経験がある人もいるかもしれない。

ブログを書いてみた、

本を書いてみたけれど、

情報にまとまりがなく美しさが無いという経験がある人もいるかもしれない。

結局、それは、ただ多いだけになってしまったのかもしれない。

密度が足りないのかもしれない。

いわば、特定の目的を達成するために、「できない」「わからない」「見えない」をクリアにするもの。

私がお金持ちになった後、

これまでいろんな料理を食べてきて思うのは、

高級料理とか料亭とかに行って出てくる料理というのは、味が美しい。

そして、その味というのは、

濃厚なのですよね。重厚感がある。

東京の夜の闇、街並みに感じる美しさも、密集の美しさです。

深い夜の闇の奥行きを感じる。

私は東京には密集の、

京都には統一感・リピートの美しさを感じる。

密集しているということは、特定の空間や、特定の点に向かって集まっているということで、

これも要するに比の一部であり、Concentrationです。

分布、濃度なんかもその類の話。

秩序ある密集は美しさを作ります。

スティーブ・ジョブズは、

デザインについて「どう見えるか」ではなく

「どう機能するか」から考えると言いました。

また、デザインについては、

いろんな人が

「使いやすくすること」

「無駄なものを削ぎ落とすこと」

「問題解決すること」

などと説いているように、結局、要約するとそれは、機能性です。

何らかの目的に向かって機能すること。

不明瞭に向かうのではなく、シンプルに向かうこと。

目的に向かって、インテグレーションされている。

その密度に関して、機能美を感じるからアップル製品は美しいのでしょう。

そもそもなんですが、

「比」

を論じる上では、「数」というものへの理解が欠かせません。

数というのは、

「広がりや大きさを示すもの」と、

「強さや質を示すもの」があります。

私が話をしている

「密度」

の話は、まさに強さや質の話です。

youtuberが、アルミホイルを丸めて固めて磨いて

鉄球を作る動画をアップしていましたけれども、

初期のクシャクシャとした状態ではまだボールは柔らかく凹む余地がありますが、

カチコチにしていくと固く・強くなります。

つまり、強さ=密度なのです。

キャバクラ嬢や風俗嬢は、一般的な大卒の生涯賃金と変わらないかそれより低いですが、

彼女たちがそれらの職業に就いていくのは結局、

ーーー

密度

ーーー

を求めているからなのかもしれません。

生涯賃金ベースの話をするのではなく、

若い10年、若い5年にフォーカスした時、

その期間に一杯お金があって色々できる方が楽しいだろう、、、というのが刹那的な生き方。

年収、というのは、

みんなすっかり忘れてますけれど

無理矢理「年間」で区切っている単位です。

これは企業の業績にも同じことが言えます。

年収を上げたいという考え方は、

1年という単位の中に多くのお金を求める行為ですから、

もしかすると密度を求める行為なのかもしれない。

お金持ちと貧乏人の生活を比較すると、

貧乏人がたまにやるようなことをお金持ちは日常的にやっていて、

これはまさに「密度の違い」だとわかるわけです。

一見乱雑に見えるが、

根底に筋が通っている。

秩序が見える。

美しさの勉強をしたい人は、数学のテキストを買ってきて、

数列の勉強でもすると良いかもしれません。

あるいは、IQテストに出てくるような数列について触れてみる。

一見乱雑に見えるが、

そこの根底に法則性が見えた時、

人は「Aha!」体験に落ちます。

これも、一種の人を魅了する美しさです。

 

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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。