石器時代の人々は穏やかで幸せな暮らしを送っており、争いもめったに起きなかったとされている。人口の数が限られており、病気の大半がまだ生まれておらず、食べ物や天然資源が豊富にあり、何より常に移動していた。
人類の歴史には、戦争や残虐行為の形跡がほとんど残っていない時代がある。
原始ノマドの時代。
移動に荷物が多いと不便なので、ものを所有しない。そもそも個人所有という概念がなく、共有していた。その方が荷物が少なく済んだ。
所有しないから、過度に欲しがらない。結果的に強欲になって奪い合うこともしない。するべき仕事は1日3〜4時間で終わり。あとは好きなだけ寝て、好きなだけ休む。あとは友達や家族と一緒に料理をしたり、話をしたり、ダンスをしたり楽しく過ごせばいい。
所有が無いから財産がない。財産を持たずに放浪する。
税金を払えといって労働に駆り立ててくるお役人もいないし、税金で食っている公務員もいないし、住宅ローンの支払いを要求してくる不動産業者もいないし、試験も無いし、資格もないし、業績評価も昇進も降格も無い。法律や警察の世話になることもない。食べ物が運ばれてくるのを待ってる支配者や集団はいない。会計士も弁護士もいらない。病気が無いから医者もいらない。スマホ代を払う必要もない。
狩猟採集がベースで、移動しながら暮らすから、子供を何人も抱えて運ぶことはできない。だから、出産間隔は空ける必要があった。そんなに子供も産まない。結果的に、少ない人口が維持された。これが争いを生まない原因にもなった。
では、原始ノマドはなぜ消えた?
なぜ人は定住を始めた?農耕や牧畜を始めた?
その理由は気候変動である。
農耕と牧畜が始まり、定住するようになると、家や町、都市、国家を作るようになっていった。それに並行して、文明も栄えていった。
人間は家畜化した動物の近くで暮らすようになったせいで、新たな病気をもらうようになってしまった。
自分たちで食糧生産をするようになり、余裕ができるようになると、食糧生産に関わらない人間も養えるようになった。また、定住することで移動の必要がなくなったので、多くの子供を産めるようになった。こうやって人口は爆発的に増えていった。また、人口が増えるにつれて、農耕や牧畜に携わらない人が出てきて、彼らは職人になった。その次に、農民が作った作物や職人が作った工芸品を取引する商人が現れ始めた。取引が始まることで、旅、船、書類、会計、通貨などが生まれた。また、村や町の豊作を願い、災いが起きないような祈りをする役目の人として、神官や呪術師が現れ始め、そこから宗教が生まれていくことになる。人口が増えるに連れて、組織化やコントロールが必要になった。そこで、王や皇帝が誕生し、税や法律が生まれ始めた。貴族や行政官が誕生した。軍隊が誕生した。
現代社会の嫌なところのほとんどは、外部環境(地球環境)の激変がもたらした、
- 定住文化の始まり
- 所有文化の始まり
- 出産数の増加 → 人口の増加
- 所有と人口の増加で強欲の始まり → 争いの増加
- 自分の生活圏、都市圏を食わすために他の生活圏へ遠征、侵略 → 戦争の始まり
- 動物との距離感(病気感染の始まり)
- 無駄な仕事が増えたことで養わないといけない人間が増えたことや、徴税・行政公務階級、権力者階級、宗教者階級が生まれたこと
- 人口密集地で住むことによるトラブル
などに起因するのである。
おー、納得。
ということは、ストレスフリーノマドに戻りたい人がやるべきことは、
- 定住しない
- 定住しないことで物を蓄積しない
- 無駄な物を買い集めない
- 財産を持たない
- 極力最小限の仕事に留める
- 子供を産まない
- 人を養わない
- 病気が移りそうなところから離れる(群衆、動物)
- 極力、税金を払わず、権力者階級の下につかず、宗教的イベントを放棄する
- 人が集まるところに住まない
ということになる。
果たして、それができるのか。
まぁ、多分、本気でやりたいと思ったら、いろいろ考えたらできない気もしないでもないけどね。
たまに、生きづらいって言っている人がいるけれど、
- 異性で満たされるのを諦める
- 結婚と交際をやめる
- 出産・育児をやめる
- 所有をやめる
- 勉強をやめる
- 自給自足か狩猟採集する
- 人口密集地(都市)に住むのをやめる
- 宗教的なものから解放される
を実行すれば、だいぶ生きやすくなると思うよ。
要するに、異性交遊や家庭を築くことなどの諸々を諦め、無駄に所有することをやめ(そしたら買うものはだいぶ減る)、都市的な価値観から離れ、必然的に勉強や試験などから離れ、都市のコミュニケーションや人口密集から離れると。
これなら、生きづらい人でも生きれるでしょ。
生き方というのをとことん柔軟にすれば、道は必ずあるっていういい例ですね。
逆に、
- 異性交遊を楽しむ
- 交際する、結婚する
- 出産、育児する
- 家と車を買う
- 都市型生活をしている人たちと友達になる
- 加齢しても平均以上の生活をしようとする(=周りの生活水準が上がる、それに追従する)
- 保険を買う、株式投資をする、銀行の残高が増えるのを楽しみにする、などが生活ルーチンに組み込まれる
- 定住していろんなものを買い込む、所有する
- 止まらない物欲を発揮する
- 都市圏に住む
- 誰かを養う、援助する
- 高額納税者になる
- 宗教、慣習、イデオロギー、常識、などなど人や集団社会の行動を規定し、かつ各種コストがかかるものに従う
ということを実行しようと思えば、相当なコストがかかってくるということ。
でも、今の世の中は、人のための食糧生産について、生産性が上がっているし、ほとんどの人は本来必要がない仕事についていると言っても過言ではない。
だから、今の世の中で大事なことは、あんまり真面目すぎないことだと思う。
ほとんどの人間が、ある意味、有閑階級、贅沢階級みたいな中で、どういう価値を創造していけるか。どういう仕事ができるか。結局それは、昔の常識で言えば遊びみたいなもの。
だから、クソ真面目すぎると生きづらいと思う。
お金を使って、時間を使って、くだらないことでもやり抜く人間が報われたりする。実際、youtuberなんかは、まさにその極み。事実儲かってしまっている。ああいう職業が成り立つというのは、需要があるということだけれど、経済社会が成熟しているということでもある。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。