この世界には手に届かないものが溢れていて、それらが『お前の価値はこの程度だ』と合唱する合唱コンクールだ
手が届かないものに溢れているこの世界。それらが声を揃えて合唱している。お前の価値はその程度だと。欲しいものに手が届かない、好きな人と結ばれない、こういう経験を重ねれば重ねるほど、何かを欲しいと思うことや、好きになる事は自分を傷つけることになる。こうして人は欲しいものや、好きなものがわからなくなっていくのである。欲しくない、好きじゃない、わからないということにすることで自分の心を守っているのである。 (さらに…)