経済の長期予測と短期予測は異なる

このコンテンツは、「ラーの経済神」より一部引用しています。

 

▼:【長期の経済予測法=人的資源がどう使われるか】江戸時代、農民が9割以上。今3%以下。

経済を読む場合、

・短期で読む

・長期で読む

は分けて考えなければならず、

長期で読もうと思うほど、

「人」

にフォーカスをするのが大事になります。

だって、経済は、人が運営し、人のためにあるのです。

長期ほど、その原則に沿った方がわかりやすいです。

江戸時代、農民が9割以上でした。

今、日本人で農業やってる人は3%以下です。

・・・・・わかりますね?

そゆことです。

今は、製造業すら従事者少ないです。

7〜8割が第三次産業です。

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少しマニアックな話をすると、

長期になればなるほど、「メカニズム」を理解することが大事です。

短期の場合は、

データ引っ張ってきて

相関係数とか出しておけば良いんですが。

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経済の長期予測の方法を教えます。

10年以上先の予測方法です。

「10年以上先の未来はわからない」

とよく言われますが、

確かにそうなのですが、

わかることもあるのです。

それが、「人口」です。

人口と、

世代別構成と、

労働力の使われ方です。

例えば、20年後は、

今の赤ちゃんが20歳で、

今の20歳が40歳ですよね。

だから、人口構成が大体わかりますね。

また、労働力についてですが、

______

長い目で見て、

特定の産業は、

いつか消えます。

従事する人間がいなくなります。
______

ほとんどの農家がいなくなったように。

10年先、

30年先、

50年先を読むポイントは、

「労働力がどう使われるか?」

です。

経済において、

貨幣は労働力調整弁になっているのですが、

(人はお金目当てで動くので)

______

あー、

明らかにここに

無駄に人的リソース使われてるよなー
______

ってところは、

まず間違いなく、

変化が起こります。

人件費って重いファクターなので、

人を減らすことで値段が安くなったり、他に金が回せるのです。

例えば、日本人は1億2000万いますが、

その半分の6000万人が車を持ってるとしましょう。

そして、この6000万人の買い替え需要が6年に1回あるとしたら、

年間買い替え需要総数は1000万です。

実際調べてみると、

国内の新車販売の総計が年間400万、中古車が600万くらいでした。合計1000万ですね。

この400万のうち、

トヨタが100万台のシェアを握ってるとします。

トヨタの従業員は30万人いて、

このうち20万人の従業員が国内の生産に関与してるとしたら、

(海外は海外の現地人材がいるでしょうから)

20万人の総人件費が

100万台の車に按分されているはずで、

人件費平均が800万円だとしたら、

これの1/5=160万円は、

一台あたりのコストからカットできます。

車の売値が260万円なら、差引で100万、

売値が200万ちょいなら差引で50万になる。

_______

新車の車一台、50万円の世界。
_______

まぁ、実際、

中国がそういう新車を出し始めてますよね。

トヨタにしろ日産にしろ、

一番売れてる車の車種だったり、

都道府県別の車保有率だったり見ても、

車の最大のニーズは

「モビリティ=移動手段」

であることは変わらず、

かっこいい走る車・スポーティな車とかは一部の需要でしかありません。

やっぱり、そうやって考えると、

自動車産業は、

「高級車の売上分、スポーティカー部門」

だけの売上規模に縮小してもおかしくない。

そしてそれ以外の人材がカットされてもおかしくない。

こうやって考えると、

クルマ産業で生き残りたいのであれば、

アクアとかパッソとか

移動車の開発技術じゃなくて、

GT-Rとかいわゆる走る車・趣味性が高い車に関与してた方が

人材として生き残れると思うんですね。

ある意味で、フェラーリ・ランボルギーニ的な少量生産ビジネスと、BMW、トヨタ的な大量生産大企業との逆転が起こるというか。

目先の需要を考えると、会社経営者もそういう部門を削ったりしがちだし、

技術者も需要がないのかと思って異動したりするかもしれませんが、

長い目で見ると、「モビリティだけの車」ってのは

ファクトリーオートメーションとモーターと電池の技術結集みたいな、

そういうものに取って代わられて、人は要らなくなる。

そんな感じ。

その意味で、

衰退する百貨店で、

「若者層の取り込み」

とか言ってる人は

経済のマクロ原則を無視しているなと思います。

中間層向けに、

もう、百貨店的な接客・応対は要らない。

一方で、富裕層向けに

そういうサービスの需要はまだあるし、残るでしょう。

外商部門の売上規模だけが残るような形で

売上や人員の縮小が進む、と考えるのが経済原則に即した考え方です。

言い方を変えると、

中間層が、百貨店従業員の人件費分が上乗せされた

あの接客応対サービスや販売空間に価値を見出していないということです。

日本の労働者の産業別従事割合で

一番多いのが、

・卸売

・小売

なのですが、

もう明らかに無駄が多いですよね。

スタッフが突っ立ってるところ多いでしょう。

それから、自動車周り。

自動車に関しては、渋滞が起こるとみんなの時間が無駄、

事故が起こると事故処理が無駄、

そもそも事故で命の無駄、

環境を破壊し、

サプライチェーンは巨大で関係者が多い、でもEVで代替が可能、

モデルチェンジのために買い換えるのは地球に優しく無い・・・・

ということで、

無駄が溢れているでしょう。

長期的に見て、

・卸売

・小売

・自動車関係

に関しては、

マクロ経済的には、

人の「異動」が起こるはずなのです。

経済全体で、人事異動が起こるのです。

そして、

「人を減らしますよ」

「もっと少ない人で回してね」

という異動になる。

倉庫物流テック、

自動運転に一度人の流入が続いた後、

これらの領域からも人が消えて、「オートモビリティ、オートtoC」の世界がやってくるでしょう。

アメリカの倉庫みたいな小売、

コストコみたいなやり方はその先駆けだと思いますよ。

アメリカ行くとわかりますが、

スーパーは安いですが、

コンビニみたいな小売はメッチャ高いです。

その高い理由が人件費なのです。

2013年にオバマが、

「これからプログラムを学んでください」

とわざわざ公式にアナウンスして、

IT人材が足りないだのなんだの言ってましたが、今どうですか?という話。

短期的にはそうだったかもしれませんが、

長期的に見れば、ああいう仕事は「人がやらない方が好ましい」のですから無くなるに決まってる。

しかも早晩無くなるってわかる。

生産性については、

・学者

・エコノミスト

・アナリスト

も理解している人が少ないのですが、

生産性はアウトプットを増やしても増えますが、

インプットを減らしても増えます。

生産性=アウトプット/インプット

なので。

そして、経済を説明する重要ファクターである

・生産性

・人口

を考えたとき、

「将来どんな産業が出てくるか」

の予測は難しいのですが、

今ある産業の末路については非常にわかりやすいです。

______

ほぼ間違いなく、

今より少ない労働力で、

その産業を回せるようになる

(か、人が消える)
______

と言うことができるからです。

人的な観点から、生産性が上がるのです。

少ない人で回せる。

ちなみに、従事する人が増えている業界は、まだ伸びているというか、始まったばかり、ピークを打ってない産業です。

もうピークを打ってる産業は、

間違いなく人が消えていきます。

日本でもたまに、

「生産性!」

と言われますが、

生産性を上げるのに一番大事なのは、

______

人に無駄な仕事をさせないこと、

なんなら人に仕事をさせないこと
______

なのです。

将来的に、今ある産業の全てを、

AIとロボットが勝手に回すような時代が来る・・・・・としましょう。

そしたら、

私たちは働かないで良くなるでしょうか?

天国のような世界がやってくるでしょうか?

実はこれ、

昔、ケインズが

「私たちの孫の世界はどうなっているか」

というテーマで未来予測をしていて、

人間はもう2020年くらいには働かないで良くなっているだろう、

と予測してたんですね。

・・・・・・・で、現実はどうなってますか?

働いてますよね?

ケインズの予測が外れてますね。

なんでそんなことになったか?

ケインズは何を読めていなかったか?

そう、

人間は、

強欲だったのです。

人間は、進化によって生み出した財を食い潰して、さらに「more & more」で欲望を増大させたのです。

これは、

「年収1000万円あったら満足するわ」

と言っていた年収500万円の人が、

「年収1000万円になってみたら、足りないことに気づいた、2000万円要るわ」

と言っているようなことに近い。

ケインズの時代にあったような産業、

プロダクト・サービス、経済水準・生活水準であれば、

もはや働かずに手に入れられるでしょう。

ケインズの時代は第一次世界大戦、第二次世界大戦の頃ですが、

世界ではまだ農業国が多かった頃ですし、

クーラーとか全自動洗濯機なんて戦後に生まれたものです。

________

要は、過去より生活水準を上げてしまってる。
________

生活水準を上げた結果、

その上がった生活水準に必要な産業をキープするために

人類はまた働いてしまっているということです。

例えば、ダイキン工業なんかはここ数十年、すごい伸びた会社ですが、クーラーの会社ですよね。

「空気で答えを出す会社」ですね。

貧困国にエアコンを届けたりしてる。

逆に言うと、

原始的な生活なら働かなくて済む。

実際、

「山にこもって働かずに暮らす」

みたいなライフスタイルを実現している人いると思いますが、

できちゃうのです。

今、日本政府が国債などで借金をして、

その金を使って、

「公共事業」

などと称してスタジアムなどを建設すれば、

そこに多くの人的リソースが投じられます。拘束されます。

これは、

将来の日本国民に引き継がれます。

実際そうやって引き継がれてきているのが日本の高速道路網とか、新幹線とかですよね。

将来の国民は、

人的リソースをそこに投じず、

その社会的ストックを利用することができる。

その意味で、

政府が借金をして、

そういった事業をやることは

将来の国民にとってプラスです。

重要な観点は、

「負の側面」に関しては、

その借金が未来の国民に引き継がれることではなくて、

その借金によって進められた事業に当時の国民が拘束された結果としての

将来の日本経済の産業への影響なのです。

例えばアベノミクスで進めた

金融緩和にしろ、

財政出動にしろ、

政府主導で行ったこういう施策は

「財政規律」

を緩めてしまって、

例えば結果どうなったかというと、

・不動産業って美味しい、と不動産業に群がる人を増やした

・既存の建設業サプライチェーンを保存した、関係する人間をフィックスした

・投資ファンドなどに従事する人間を増やした

・研究人材を苦境に追い込む一方で、エリートたちが医療に向かう流れを放置した

みたいになったわけですが、

これが将来の日本にどう響くか、

ということなのです。

まぁおそらく、

「世界に誇る公的医療制度」

みたいなものは保存されて、

医療人材が大衆をしっかり見てくれるみたいな体制は保存されていくでしょう。

アメリカとは違いますね。

 

このコンテンツは、「ラーの経済神」より一部引用しています。

 


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西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

「人生を変える」にフォーカスしたブランド
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。