2020年3月13日、つまり今日未明に「ドイツ銀行破綻」がTwitterでトレンド入りしました。これを書いている約5時間前に公開されたこちらの記事が震源だと思われます。https://t.co/NgWFc5i9DW
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
このテキストでまとめただけの極めて簡素な記事は、Twitterのいくつかのツイートを拾いまとめたものです。
ソースとして参照可能な信頼性の高い記事としては、3月11日に公開され、13日(6時間前)に日本語記事が公開されたロイターの記事がこちらです。https://t.co/7SFZZaXw62
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
>>ドイツ銀行(https://t.co/GDVE8t66VH)は、来月末に償還可能になる債券の返済オプションを行使しない方針。新型コロナウイルス感染拡大を背景とする最近の市場の混乱を受けた決定で、他の銀行が追随する可能性がある。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
これは簡単に言うと、日本円にして1000億円以上の借金を欧州最大規模のメガバンクであるドイツ銀行が「返さない」という宣言をしたという話です。
一応、元々「財務がやばくなったら返さなくてもいい」という条件での借金なわけですが。つまりコロナによる財務へのダメージがそれだけやばいわけです。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
それが確認された以上、ドイツ銀行から一斉に資金が引き上げられる、他の銀行も返さない宣言をする、などの影響がまず想定されます。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
そしておそらく、世界規模の不況になるのではないでしょうか。
少なくともEU経済は大混乱に陥ることは確定したようなものですし、EUが世界最大級の経済圏である以上、世界経済へも影響は甚大です。— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
言うまでもなく、歴史的事件です。十年後の社会の教科書には載っているでしょう。
では、何故こうなったのか? これからどうなるのか?
今回のコロナ・ショックで起きた世界中の社会科学的現象と影響について、振り返りつつ分析と解説をしてみたいと思います。個人的な記録の意味も含めて。— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
まず、コロナ・ショックと呼ばれているコロナウイルス「SARS-CoV-2」による病名「COVID-19」が感染症として世界に拡大する現在までの流れは以下のようになります。
(2020年3月13日現在で判明、または公開されている情報)— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
2019年12月 中国で「新型ウイルス性肺炎」の初期患者が発見される
(重要な共産党会合のため?)一ヶ月ほど隠蔽され、対応が遅れる— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
2020年1月 「武漢肺炎」として中国国内での感染拡大が世界に広く知られる
中国が武漢を都市封鎖
WHOは現時点では緊急事態には当たらないと発表— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
2020年2月 新型コロナウイルスによる感染症をWHOが「COVID-19」と命名
ダイヤモンドプリンセス号での集団感染が発覚し、洋上隔離が行われる
日本での市中感染が発生(マスク等の入手が困難に)— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
中国の感染者は7万人、死者は3000人を超える
世界各地で初期感染が発生
アメリカ、フランス、イタリア等が中国からの入国禁止措置を取る
感染対策による移動制限から観光・飲食等が世界的に経済縮小— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
2020年3月 世界各地で感染が拡大(全数検査方針の転換が進む)
イタリア・韓国・イランの感染者が7000人を突破
イタリアが全域に移動制限を実施、社会機能が麻痺
すべての先進国で三桁から四桁の市中感染が発生— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
中国は8万人台で感染拡大がピークを迎え減少傾向
世界的な株安が発生、ダウが続落
ドイツ銀行が12億5000万ドルのAT1債返還を見送る— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
各国の対応の医学的、政治的正誤の分析などについては、既に多くの方に語られているため、ここでは過程の整理として挙げるに留めておきます。
およそ三ヶ月でこれだけの世界的事件が連続するというのは驚異的な事実ですが、これは言わば「時代の麻疹」であるとも言えると思われます。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
中国で感染が拡大したのは何故か?
SARSの際には農村で収まったものが、中国の経済発展による都市化の進行により人口の移動が活性化。しかし、一党独裁体制は維持されていたため誤った初期対応が感染を拡大させました。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
世界中で政府が過剰とも言える対応を行い、パニックとなったのは何故か?
インターネット、特にSNSの普及によって国民の情報伝達速度、デマの拡散速度、何より「不安」の拡散が世界規模で即時に起きる時代となったからではないでしょうか。— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
アメリカとの貿易戦争に破れ、ただでさえ経済的危機にあった中国が武漢封鎖という自国経済を破壊するほどの大胆な施策を取ったことに対し、各国政府が中国政府に対する不信感も合わせて「感染症の脅威」を極めて大きく見積もったというのも恐らく要因の一つです。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
つまり、「コロナ・ショック」とは「COVID-19」という感染症の脅威をこの時代の人類社会が持つ性質が増幅させた、全世界規模の社会的現象であると考えられます。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
温暖化やマイクロプラスチック問題といった環境への影響がオーストラリアの森林火災やグレタ氏の出現を齎したように、この時代だからこそ存在している様々な要因が、現在特有の現象を引き起こしている。
その最たる事件が、「コロナ・ショック」なのでしょう。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
では、今後の「コロナ・ショック」はどのように推移していくのでしょうか。
それを考えるには、まず新たな世界経済への震源地となるであろう、ドイツ銀行について知らなければなりません。— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
ドイツ銀行とは、ドイツで生まれた欧州最大規模のメガバンクです。「EU全体にとって、日本で言えばみずほ、三菱、三井住友のいずれかの立ち位置」と考えるとわかりやすいでしょう。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
ドイツ銀行の破綻自体は、以前から予期されていることではありました。こちらは今年の1月30日の記事ですが、「デリバティブ債=最悪返さなくてもいい借金」、についても触れていますし、ほとんど予言と言っていい内容だと思います。https://t.co/7wfm18B9B7
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
ただ、経済においては知識さえあれば予言はある程度可能なものです。
2016年にドイツ銀行が不正に対する処分として140億ドルもの罰金を科せられるなど、兆候はいくつかありました。— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
当時から「ドイツ銀行は破綻するのでは?」「いや大丈夫だろう」という二つの予測があって、ドイツ銀行がやらかしたり世界の情勢の変化があるたびに、少しずつ破綻側の予測が優勢になってきました。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
コロナが齎した経済不況によって、破綻側の予測はもはや予言に近しいほどに有力視され。しかしそれでも「大丈夫だろう」という意見は消えたわけではありませんでした。
それだけに、今回の発表によってドイツ銀行への信用は一気に崩壊し、他の銀行への影響も加速していくでしょう。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
さて、一昨日頃にも一度Twitterのトレンドに「世界恐慌」の文字が躍ったことがありました。
これは世界的株安であり、コロナ・ショックによる二度目の大規模下落だと言われています。ですがこの時にはまだプチ恐慌、という程度の影響で済んでいました。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
今回はどうでしょうか。みずほ、三菱、三井住友のどれかが破綻すれば、日本経済が壊滅的な影響を受けることは想像に難くありません。
つまり、今回はEUにとってそうなるわけです。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
ドイツ銀行の破綻自体が、まだ想定の段階ではあります。「そうなるのではないか?」という予測を裏付ける発表が出てしまったというだけですから、もしかしたら奇跡的にEUの政府等の支援によって持ち直す可能性はあります。
そうなれば影響は限定的な範囲で済むでしょう。— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
しかしそうならなかった場合。EU経済は大規模な混乱に陥り、世界規模の不況が発生すると思われます。世界恐慌やリーマンショックのように。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
……そう聞いて、「世界は終わるのか?」とおっしゃるツイートが時折散見されました。
この記事を書いた理由の一つは、そうした過剰な不安に誰かが答える必要を感じたためでもあります。
つまり世界は終わりませんし、滅びません。世界規模の経済危機というのは、わりと定期的にあるものなんです。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
世界恐慌、ニクソン・ショック、オイル・ショック、アジア通貨危機、リーマン・ショック。
第二次世界大戦前から現在までに起きた世界規模の経済危機は、軽く挙げただけでこれだけあります。— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
程度の差こそあれ確かにどれも大きな問題でしたし、当事者である企業や個人にとっては破滅と言っていい損害を受けた人々も少なくはありません。第二次大戦の他にも、軍事的緊張と関係したものもあります。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
ですが、これだけ何度も繰り返した出来事に対して「世界は終わるの?」と子供のように震え上がるのは、流石に気が早いのではないかと思います。
それが理由でパニックを起こして余計な問題を生むというのも、コロナ関連ではいい加減やり飽きてもいい頃ではないでしょうか。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
過剰な不安は事態を悪化させるだけ。では、実際にはどのような出来事が起きるのか?
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
まず考えられるのは、信用不安です。
通貨に、銀行に、株に、それらの価値や信頼性に人々が疑問を抱き、預金を引き出したり売り払ったりといった行為が増加します。これは既に起きていますが、今日以降さらに増えることになるでしょう。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
それに伴って、「銀行が潰れる」「通貨の価値が減る」といった現象が起きてくると思われます。
預金が引き出せなくなるのに備えてペイオフ制度で保護される1000万円以内に預金を調整する、お金でモノが買えなくなる=実質的な物価の上昇に備えて物資を備蓄する、などの行動がなされるかもしれません。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
ただし日本でも起きるかもしれないこうした現象の震源地は、あくまでEU。
EUはドイツ銀行に続いてどの銀行が破綻してもおかしくはありませんし、ユーロやEU圏の通貨は価値が減衰するインフレーションが起こりかねません。(直前で離脱することに成功したイギリスは胸を撫で下ろしていることでしょう)。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
イタリアなどは以前から経済状況が思わしくなく、それに加えて今回のコロナでも最も大きな影響を受け、そしてこのドイツ銀行破綻です。
韓国やアルゼンチンのように国家財政が破綻(デフォルト)する可能性は低くないでしょう。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
もっとも、その場合も最終的には韓国やアルゼンチンのようにIMFの救済が入り、国家そのものが滅亡したりはしないでしょう。
現代において、そう簡単に国家は死ねません。だからと言って様々なダメージが甚大であることに変わりはないですが。— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
EUという枠組みそのものも、もう持たないかもしれません。経済に対するダメージだけではなく。もしもEUから一足先に離脱していたイギリスだけがこれから先のEU経済危機から逃れることができたとしたら、EU加盟国とその国民はどう考えるでしょうか。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
「EUなんかにいるんじゃなかった!」
そう結論を出してもおかしくはないかもしれません。
『EU解散』というソ連崩壊に並ぶほどの歴史的事件がコロナ・ショックによって引き起こされる確率は、少なくとも三ヶ月前と比べれば飛躍的に高まったと考えられます。— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
さて、こうした予測のみならず、世界全体でコロナ・ショックが与える影響は甚大なものになるでしょう。
震源地ではない日本においても、リーマン・ショックと同等のインパクトは覚悟しておくべきかもしれません。— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
しかしだからこそ、今やるべきなのは「台風の前の戸締り」だと思います。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
台風の前に、世界はもうおしまいだ!と叫んで家の窓を全開にする人がいるでしょうか。確かに被害は大きいかもしれませんが、それとこれとは話が別です。
やるべきことはパニックになることではなく、冷静に情報を集め、適切な対策をすることでしょう。
大丈夫、明日も世界は滅びません。— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
今回のコロナ・ショックは、医学的な疫病というよりも社会科学的な現象という側面が大きいと感じられます。
「コロナで死ぬ人よりも経済悪化で死ぬ人のが多いんじゃないか?」と冗談めかして言われていた話は、もはや現実になりつつあります。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
IoTやAI、プラットフォーマーといった存在が時代を変えつつある途上で起きた、「時代の麻疹」。
それは例えば、これを乗り越えれば「AIが感染拡大を追跡し、未然にパンデミックを防ぐ」といった技術が生まれて普及していく。
その前にある、次の時代の前触れでもあるはずです。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
日本は医療崩壊を引き起こさなかったことで、イタリア・韓国・イランの轍は踏まずに済んだという評価が生まれつつあります。
医療においてできたことは、もしかしたら経済においてもできるかもしれません。個人でも、自分の預金や物資を計画的に管理することで多少の対策はできます。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
ぜひ、パニックに踊らされるよりは「ああ、これ十年後の社会の教科書に載ってるだろうなぁ」と達観した視点で、冷静に情報収集と対策を一つ一つ行っていって欲しいと思います。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
※この一連のツイートは個人的な見解です。意図的な嘘はありませんが、筆者の知識不足等の要因から誤った記載となっている可能性は常にあります。
「冷静に情報収集と対策を」という部分だけは誤りではないと思われますので、複数の情報源とのクロスチェックや判断のほどよろしくお願いいたします。
— 好き勝手に語りたいアライさん (@karaisan123) March 12, 2020
ビッグニュースやん
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。