お金は利潤を求めて世界を飛ぶ
金融市場の国際化は、市場至上主義者たちの企てであって、世界各国間で金融資本の移動をスムーズにするために張り巡らされたという言説を読んでいる。つまり、各国政府による課税や規制を困難にして、政府が経済に対して抑制する能力を持たないこと。 もしかしたら、これがネットでよく見る金融支配陰謀論の根拠にあたる部分かもしれないけれど、まあ、さておき、ヒトモノカネ情報がグローバルに飛び回るようになったってのは、よく聞く話だと思う。 金融資本の目的は、それそのものには無く、本来は黒子的な存在であって、最高の報酬が得られるところに集まるというもの。各国政府は、金融資本を誘致するためにさまざまな施策を打つんだけど、例えばシンガポールなんかはスゴイよね。あ、あそこに移住したいなとか、そこでビジネスやりたいな、って思った時点で、思惑は達成されてることになるのかな。 実際、金融資本に関する課税と規制は大幅に撤廃されて (さらに…)