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キャズムを超えるためには、マーケティングを変える(マーケは生き物)

ロジャーズの普及理論で言うところの、アーリーアダプターとアーリーマジョリティーの間には「溝=キャズム」があるとされる。 新たな技術や流行というのは、イノベーターに普及し、アーリーアダプターに普及し、その後「爆発的に」広がるものである。が、その「爆発」はキャズムを超えた後に起こる展開である。 つまり、先進的な客層と、大衆的な客層の間に断絶があるのだ。 キャズム理論を提唱した米国のマネジメント・コンサ (さらに…)

VALSでセグメンテーション

スタンフォード国際研究所は「VALS(Value and Life style)」というセグメンテーションの枠組みを開発した。これは米国人の価値観やライフスタイルをもとに生み出されたものであるが、日本でも同様に当てはまると思う。 VALSは9つのライフスタイルタイプを提示している。 自己実現者 成功者 成功願望派 社会良識派 知性派 若手知性派 集団帰属者 生活維持者 生活困窮者 なるほどという感 (さらに…)

ロジャーズの普及理論と成功しない奴の特徴

エベレット・M・ロジャーズは米国のコミュニケーション学者・社会学者。朝鮮戦争への従軍経験あり。社会学と統計学で博士号を取得している。 彼が著書、「イノベーションの普及(Diffusion of Innovations)」で発表した普及理論(ロジャーズの普及理論と呼ばれる)は、社会科学で最も引用された文献の1つに選ばれている。 彼は、イノベーションがどのように社会に普及していくかについて研究を行い、 (さらに…)

「お前ら、近視眼すぎ!!」byセオドア・レビット

ドイツのボルメルツで生まれた米国のマーケティング学者、セオドア・レビット(大学では経済学で博士号を取得、ノースダコタ大学で教職についた後、ハーバード・ビジネス・スクールで教授になる)。 セオドア・レビットはシカゴでコンサルタントとして働いているときに、HBSに招聘され教授になり、後にハーバード・ビジネス・レビューの編集長も務めている。 彼が1960年に、ハーバード・ビジネス・レビューに発表した「マ (さらに…)

PLC(プロダクト・ライフ・サイクル)という概念の登場

「人と同じように製品には寿命がある」 「市場の成長率は測ることができる」 PLC(プロダクト・ライフ・サイクル)という概念の登場は、「時期」によって最適な戦術を選択し実行することの重要性を示した。 プロダクト・ライフ・サイクル理論は、「製品の市場投入」から「販売終了」までのライフサイクルを「売上」「利益」で描いたモデルであり、製品の一生を4つのステージに分け、それぞれに沿った適切なマーケティング活 (さらに…)

ドラッカーはマーケティングの元祖は三越の前身である越後屋だと語った

ピーター・ドラッカー(米国の経営学者。オーストリア生まれで、その後英国、米国と渡る。後にゼネラル・モーターズ社の組織を研究調査したことをきっかけにコンサルタント/経営学者としても脚光を浴びるようになる)は、マーケティングの元祖は三越の前身である越後屋だと述べている。 後に、コンサルティング・セールス、CRM、顧客データーベース管理等々と呼ばれるようになる営業手法を、なんと今から250年も前に実施し (さらに…)