「アメリカは歴史もない、文化もない、危ない」

ヨーロッパ人は結構、アメリカをdisる人が多くて、「アメリカは歴史もないし、文化もないし、危ないからよくない」とかいうことを言うヨーロッパ人は結構多い。 「歴史がない」というのは、ヨーロッパ人にとってはかなり減点ポイントである。その意味で、日本のことをしっかりと理解しているヨーロッパ人は日本のことをめちゃめちゃリスペクトしている。 当の日本人が気づいていないけれど、日本の歴史の長さと、「ずっと日本は日本であり続けてきた事実」は世界史の中では凄まじいことである。 ↑日本だけはずっと日本であるという事実   歴史的に強国と言われてきたアメリカ、イギリス、日本(アジアの中では)という国はまず、地理的に恵まれている。日本・イギリスは島国というのは大きな利点であったし、アメリカも隣接する国に特に脅威がなかったというのは大きなラッキーであった。 もちろん、日本の独立が保たれてきたのはそういっ (さらに…)

我こそは優柔不断、という方に耳が痛い話を

優柔不断は決断ができない人、と世間的には思われていますが、実はそんなことはありません。優柔不断な方は、非常に即決即断のできる人間です。というのは、どんな問題も「とりあえず決断を先送りにする」という決断を即座に下すからです。 決断というのはまず、 この決断を今下すべきか この決断を先送りするか という「一次段階」があり、その後 Aという決断をするか Bという決断をするか といったような「本段階」があるわけです。一般的に、決断というのはその本段階のことがイメージされ、ここを決めない時点で「優柔不断は意志薄弱」と思われているわけですが、すでに一次段階で処理を終わらせてしまっているだけなのです。 即断即決です。   優柔不断の問題点は、その「慎重さ」にあるのではありません。 というか、優柔不断な人間は慎重さとはむしろ対極の位置にいる人間です。   本来の慎重さというのは、しっか (さらに…)