人に対して、希望や可能性、道を示して誘うと、必ず「無責任な!」とか「煽るな!」とかそういう批判が出てきます。かといって、「こういう人はNG」とか「こういう人はこの道に向いていない」とかやると、それはそれで、その人の可能性や選択肢を閉ざしてしまうことにもなるでしょう。
難しいですねー。
私も過去、自己啓発の類の本を自分で選んで読み、そこに勝手に希望を見出したのに、一喜一憂して親への反抗期かのように「くそー!」って思って批判的になったこともあります。めちゃくちゃですね。でも、そういう希望・可能性を示してくれたから人生に光が見えたわけで、なんというか・・・・・・めちゃくちゃですね。
だからやっぱり、何事も自己責任だと思うわけです。
自分に何が向いているのか、自分はこの希望にかけるべきか、自分はこの可能性を取るべきか・・・・・・・なんてことは自分で考えて決めるしかありません。
最終的には自分で決めるべきです。
ただ、私がこれまでの経験上、感じてきたことをシェアしたいと思います。少なくとも、視野を広げることに貢献はできるはずです。
まず言いたいのは、「投じるお金は大した問題ではない」ということです。結局、何かをやるにあたって、恐れているリスクや心配はお金に行き着くのではないでしょうか。
でも、私はこれまで生きてきてこう思いました。結局、いくら稼いでも稼いでも、お金は流れ出ていくわけです。使うわけです。で、また稼いで稼いで・・・・の繰り返し。どんな人でも、ハタチまでの段階で使った総額をカウントすると、相当な額になっていると思うんですよね。結局、どうせお金はたくさん失ってるんです。ここ重要ですよ。どうせたくさん失ってる、って。
男性より女性の方が、意外と潔くガンガン金使ってたりするけど、それは若さの有限感が強いからだと思う。
わかります。私も命の有限さは昔から意識してきたので、ガンガン使っちゃうんですよね。
今よりももう少し若い時に、こんなことを思いました。
「あー、どうせお金って出ていくんだったら、人生に大きなインパクトを与えそうなことにお金を投じてみた方が面白いかもなー」
って。
私は、昔から勉強の類とか、自分が面白いと思う体験には結構お金を使ってきた方です。高校生年代ぐらいから結構金使ってきました。自分としては金銭感覚はだいぶそこでぶっ壊れていたのですが、大人になってから更にそう思うことがありました。
私は、使い方が「変」ということです。例えば、すでに持ってるものを買う、とか、自分でやればいいものを(普通の人が自分でやるものを)誰かにやってもらうためにお金を使うとか、実験的なお金の使い方をしてみるとか、本当は商品やサービスに興味がないのに、マーケティングスキームが知りたくてお金を使ってみるとか(これは結構、謎がられるね)。
また、結局お金なんて紙くずというか、お金にそもそも価値はないわけです。私たちは日頃からお金と何かを交換している。その交換を続けている。お金に価値があるのではなくて、お金と交換して得るものに価値があるわけです。そして、得たものについて、得たそのものというよりも「体験」「経験」に価値を見出しているわけです。
そしてそれらは、刹那的に消費されていきます。ポッと消えていきます。
こうやって考えれば、結局、人生は全て、体験・経験です。
実際、昔はめちゃめちゃ欲しかったお金ですが、それを手にして、例えば欲しかったものや食べたかったものを食べても、実にあっけないです。それで終わりなんですね。すごい一瞬っていうか。そんなものなんですね。我々が悩んで悩んで仕方がない、お金というものがその程度のものなんですよね。
・・・・って考えたら、
「人生とは何なんだろう」
「働くって何なんだろう」
「生きるって何なんだろう」
「自分はどう生きたいのだろう」
というレベルにまで、思考が至ります。
私はつまんないまま終わりたくなかったのかもね。
結構前の話ですが、めちゃめちゃ可愛い女の子から、ある「学び」をもらったことがあります。その女の子、何ていうかすごい独特なセンス・キャラクターで、ファッションもめっちゃオシャレなんですよ。もう、何ていうか、「その子の色」ってのが出ている。その時、彼女は23歳ぐらいだったと思う。
で、メッセージをやり取りしていても楽しいし、一緒にカフェで喋っているだけでも楽しいんですね。もう、言うこと話すことが普通とは違っていて、リアクションも何もかも違う。とにかく、「変わってた」んです。一緒にいるだけですごく楽しい。
で、案の定、ムッチャモテるんですよ、その子。
その子の「モテ伝説」とか聞かせてもらったんですけど、めっちゃ面白くて。笑
実際、私も一緒に話すだけで本当に面白かった。すごい刺激的だった。自分の人生の中に、光が差し込む感じですね。新しいものが入ってくる感じ。基本的に、昔から世の中のエンタメ産業とかで興奮できないタチで、あんまり「面白い」って感じるものがないからこそ、こういう子と出会ったらやっぱり嬉しいわけです。
で、私は好奇心が旺盛なので、つい、こんなことを考え始めました。
「この子の魅力は、一体どこから湧き出ているのだろう・・・・?」
そして、いろいろ根掘り葉掘りしたところ、秘密の手がかりを見つけました。それは、この子、よく海外に行くらしいんですね。で、特にアジアが好きだと。K-popが好き、韓国が好きだと言っていました。
「あー、やっぱそうだよなー」って。面白さの源泉は、海外の文化を入れまくっているのが一つ。一個ヒントを掴めました。
その子、高校生ぐらいから、めちゃめちゃ働きまくって、めちゃめちゃ海外行ってたらしくて。飲食店3つ掛け持ちしてたって言ってました。で、基本的には月1回ぐらいのペースでアジア旅行に行くらしくて、長期で留学に行っていたこともあったそうです。
で、過去、留学をした際。借りていたマンションの家賃をずっと払い続けていたそうなんですよね。話を聞くと、実家も近いし、部屋を退去して実家に戻っても良かったんじゃないかなーって感じだったんですけど、聞きたくなって、その点について聞いてみたんです(別に、その子、そんなにお金の稼ぎが良いってわけでもないですから)。すると、こう言っていました。
「そんなこと、1ミリも気にしたことがない」
って。
その瞬間、あはー、なるほど、って思いました。
バチーンって、なんか繋がった。
その子、ファッションセンスとか喋り方のセンス、話す内容、振る舞い、返し、とにかく面白いんですよ。で、もう、オーラが出まくっているんですね。「コモディティではないオーラ」が。話をしていて、めっちゃ面白い。その子の秘密っていうのが、やっぱり、人生経験の面白さなんですよ。人生経験の面白さっていうか、積み重ねの面白さっていうんですかね。
彩りっていうか。
なんか、過去にボイトレとかダンススクールにお金使ってた話、ファッションとかアイドルにお金を投じてた話、食べ物とかゲーム、本、ガジェット・・・いろんなものに金使っている。そしていろんなことにやたら詳しい。詳しいだけじゃなくて、センスがすごいんですよ。話のセンス。人間性。
そして、それを支えているのが「過去を振り返らないこと」。話を聞いていると、めっちゃ伝わってきました。だいぶ、面白いお金の使い方をしてきていて。いちいち、使ったお金とかを気にしないわけです、その子。で、今まで、いろんなことにガンガンお金を使ってきている。しかも、使い方の理由が面白いわけです。論理的な辻褄はあってない。非論理の塊。ただお金を使うだけの人なら世の中にはたくさんいると思うんですけど、彼女には「コスパ」とかいう発想が1ミリも感じられないんですよね。何かをやって、何かを期待するという発想がゼロ。だから、行動が意味不明なんですよね。ボイトレとかやってたのも、芸能人になりたかったとかそういうのではなくて、「人間として成長できそうだから」「進化できそうだから」っていうよくわからない理由。笑
でも、だから面白い。
志村けんさんが、ラジオで、「人生に無駄がないと、面白くない」って言っていました。それは本当にそうだと思います。遊んでない人、寄り道してない人、かたっ苦しいことしかしてない人、そういう人は面白くない。発想も表現も面白くない。すごいありきたりなんです。
私はその女の子と話をしていて、この子はいくらでもマネタイズできるだろうな、って思いました。
だって、人と会って話すだけで、空気を共有するだけで、すごい楽しみとか刺激を与えられるわけです。
金なんていくらでも稼げるようになるだろうな、って思いました。
お金もチャンスも、ぜーんぶ人からやってきますから。
この子の場合、経済戦略は「結婚」です。将来自分が結婚したい男の像を語ってましたけど、なんか、素敵な渋いオヤジが良いらしくて、稼いでてほしい金額のラインとかもすごい明確に設定していたんですが、すごいうまいことそういう人を捕まえられそうだなーって感じしかしなかった。可愛がられるキャラだし。
私、ビジネスコーチング・診断とか、ああいうのを受けてきたことがあるので、わかることがあります。それは、人の強みとか方向性を見極める際に行われている典型的な質問っていうのがあって、
「あなたは、これまで一体何に、時間とお金を一番投じてきましたか?」
ってやつ。これって結局、その人が過去に時間とお金を費やしてきたところに、マネタイズの可能性だったり、将来の方向性ってのがあるわけですよね。考えてみたら、エリートリーマンは大学時代に費やした学費と時間から将来リターンを回収してますし、医学部の生徒だって同じですね。芸能人になる人だってそうだと思います。特にK-popのアイドルとかは、すごい下積みしてますね。
人を作るのは過去の積み重ねです。
そして、お金と時間の使い方が、「面白くない」「普通」だと、そりゃあ、出来上がるのも知れてくるわけです。人間としての原材料の部分で差別化されている人ってのは、やっぱり、面白いわけですね。
スティーブ・ジョブズは、起業に関するリスクについて、「仮に失敗したとしても、失うものがない。今あるお金を失ったとしても、たかが知れている。しかも、それよりも何倍も価値がある経験や体験が得られる」みたいなことを語り、「実質、ノーリスクだ」って言っていました。
なんか、面白い人の発想って根底が同じなわけです。
どうでしょう。こういう視点。
うまく行こうが行かなかろうが、それが面白い経験・体験になるという視点。
そう考えれば、損のしようがない。
まぁ、私はそうやって考えた方が「楽」です。
そうやって生きた方が楽。
それから。
面白いチャンスを前にし、躊躇している人に、西園寺さんが言いたいのは、「結婚はそれほど重要か?」ってことです。自分がやりたいことがあって、それを追っているけど、今付き合っている人と結婚したくて、今後の自分について迷う・・・・みたいなことを考えている人っていそうですよね、世の中。あるいは、今、普通に暮らしていて、彼女がいて、何かチャレンジしてみたいけど、彼女を失うのが怖くて恐れてる・・・・とか?
で、ここね、私が人生経験から見出した、「絶対の人生哲学」があるんですけど、(個人的には)女に流されたらまず間違いなく後悔するということです。私の場合はそうです。
チャン・カワイの「惚れてまうやろー!」ってネタありますよね。あれ、男性の心理をすごく的確に描写していて、基本的に恋愛市場では「女性優位」なんですね。ビーチで水着着た女の子に男が群がってナンパしていたり、卵子に精子が群がっている保健体育の授業で見るビデオだったり、メスのクジャクに向けて一生懸命アピールするために羽を広げているオスを見てたりしてもわかりますね。
メスにオスが群がるという構図。オスは厳しく選別される・・・・と。
だからこそ、男っていうのは割と女に影響を受けやすくて、女という存在にぐらついてしまっている人が結構いると思うんです。モテたいとかヤりたいとかで勝手にモチベ出すのは結構だと思いますが、私は経験上、重要な人生の判断において女性を意識してなびいたら、間違いなく完全に後悔すると悟ってしまっています。
まぁ、ここらへんは人により判断が違うところです。私は、女になびいたら後悔すると思っています。20代になって、いい感じになった女の子が私に近づいて来て、私に対して不満に思うところや変えてほしいところについてあれこれ言って来たことに対し、あまりにもマイルールを堅持して崩さない姿を見て、離れていったことは数回あります。
女性の友人に、昔、こんな質問をしたことがあります。
「なんで女って、めちゃくちゃなこと言ってくんの?」
「なんで女って、仲良くなると色々文句が多くなってくるの?」
すると、彼女は、「そりゃー、女の子はわがままだからだよ、自分の思い通りになってくれないと嫌なんだよ。そうじゃないタイプもいるけどさ。」とのことでした。やたら納得しました。
昔、結構、交際していた女性に合わせたり流されたりして、自分が人生の中で本当に感じたい幸せとか、やりたいこととか、そういうものが大いに阻害された経験を何度も味わって来ました。
おまけに、世の中には自分の彼氏や旦那について、「自分の思うように育てたい」「自分好みのスタイルにしたい」「自分の理想の男性像に近づけたい」と思っているタイプの女性も結構いて、バービー人形・リカちゃん人形に注いでいた情熱と同等のものを男性に向けるタイプもいます。
西園寺の経験上、「モテる女性」は引く手数多であって、いくらでも代わりはいるからこそ、相手に対して各種のスペックはもちろんのこと「自分の思い通りにいくか、言うことを聞くか、それが通るか」ってのを重要な判断基準としている人は少なくないです。西園寺さん、これまで割と「面食い」的なノリで付き合ってきたり、交際前提で接点を持ってきた部分があるので、そういう「お姫様的に振る舞いたいタイプ」の女性を、何度も見てきました。
ネットで、「彼女ができない人の理由診断」みたいなのがあるので、興味がある人はやってみてください。その評価方法として、どういう設問が設けられているのかというと、「ルックス」とか「仕事」とか、「清潔感」、「出会いの有無」といったありふれたものはもちろん、「没頭していることや趣味があるか」「何かライフワークがあるか」「自分なりの基準や崩さないものがあるか」なども診断要素として組み込まれていて、女性側に合わせる能力がない人はその点を指摘するようなシステムになっていたりします。つまり、ある程度「合わせる・寄せる」ってのは大事なポイントなわけですね。
事業家のライフスタイルはハードです。トランプの娘であるイヴァンカは、「父はいつもハードワークしていた、その背中を見て育った」と回顧しています。アメリカの有名なピザ屋さん、どこか忘れましたが、そこの創業者の娘も確か、「父親が授業参観に来たことが一度もない」って言っていました。
西園寺さんも、「ビジネスに関すること以外何もできないハードワークな時期」というのを経験して来てますし、「勉強しかしてなかった時期」とかも当然あります。また、今でも何かを起こすとき、初動の時は集中的に働きます。出産の時に女性がなりふり構ってられないのと同じく、産みの苦しみがある作業の時にはそれ以外、一切何もしない・できないってことはあるでしょう。集中したいって時はあるでしょう。
定時で働くライフスタイルはわかりやすいです。何時から何時まで、何曜日から何曜日まで、ってのがわかりやすいわけです。しかし、ビジネスをやっている人は、ふっと湧いて来たアイデアであったり、ふっとやって来たチャンスを掴むために突発的に集中して働くことなどがあるものです。そのランダムな動き方であったり、集中時期の「かまってあげることはできない」という姿勢を嫌う女性は多いものです。
・・・・・ということで、何か「面白いことがしてみたい」って人は、女性に対するスタンス・距離感は考えておいた方が良いと思います。
ホリエモンの「本音で生きる」という本の中に、
「やりがいのある仕事をバリバリやりたい」が、「家族サービスのためのゆったりした時間も欲しい」。「趣味の時間は今より減らしたくない」が、「もっと収入は欲しい」。
多くの人は、「バランス」をとろうとしすぎる。でも、それはちょっとずるいと思うのだ。
というフレーズがあります。
本当に、その通りだと思います。
バランスをとると、取れたとしても全部低次元になると思います。まー、いい大学とか出て、エリート街道とかならそこそこいけるのかな。
バランスなんて取れませんよ、基本。
うまくいった人が、結果的に高いバランスを得られるようになるのであって、そういう人だって一時的にバランスを崩しているわけですね。バランスを維持したまま、物事のいいとこ取りなんて無理ですよ。物事は全部トレードオフです。失敗のリスクもあるしね。
人間何を選んでも後悔するらしいですよ。
何を選んでも隣の芝は青く見えるらしいですよ。
やりたいことをやるのもいいし、
何もないなら何もないでそれでもいいのかもしれません。
何を選んでも大差ないというか、
どれでも・なんでもいいのではないかとすごく思う。
なんか多分どうせ、人間が選ぶものって、然るべきものが選ばれていくのだろうし、
然るべき結果がもたらされるのではないかとも思う。
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"make you feel, make you think."
SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。