ロジャーズの普及理論と成功しない奴の特徴

エベレット・M・ロジャーズは米国のコミュニケーション学者・社会学者。朝鮮戦争への従軍経験あり。社会学と統計学で博士号を取得している。 彼が著書、「イノベーションの普及(Diffusion of Innovations)」で発表した普及理論(ロジャーズの普及理論と呼ばれる)は、社会科学で最も引用された文献の1つに選ばれている。 彼は、イノベーションがどのように社会に普及していくかについて研究を行い、イノベーティブなものを「いつ取り入れるか」という観点から、生活者を5つのカテゴリーに分けた。 イノベーター:【オタク】 (おいおい、appleが電話売るってよ!リークされた情報、いち早く掴んだぜ!よし、誰よりも早く列に並ぶぜ!!) アーリーアダプター:【新しいモノ好き】(iphoneってのが発売されたみたい!欲しい!新しいの大好き!) アーリーマジョリティー:【付和雷同派】(なんか、最近iphon (さらに…)

「お前ら、近視眼すぎ!!」byセオドア・レビット

ドイツのボルメルツで生まれた米国のマーケティング学者、セオドア・レビット(大学では経済学で博士号を取得、ノースダコタ大学で教職についた後、ハーバード・ビジネス・スクールで教授になる)。 セオドア・レビットはシカゴでコンサルタントとして働いているときに、HBSに招聘され教授になり、後にハーバード・ビジネス・レビューの編集長も務めている。 彼が1960年に、ハーバード・ビジネス・レビューに発表した「マーケティング近視眼(Marketing Myopia)」はあまりにも有名である。 いわゆる、ドリルを売るな、穴を売れ、的な話である。 Marketing Myopiaの一節で「あなたは何のビジネスに従事しているのか?」という問いを通し、事業の位置付けについて「本質」を見抜く重要性を世に訴えたのがセオドア・レビットである。アカデミックマーケティング史を語る上では外せない男がこのセオドア・レビット。 (さらに…)

PLC(プロダクト・ライフ・サイクル)という概念の登場

「人と同じように製品には寿命がある」 「市場の成長率は測ることができる」 PLC(プロダクト・ライフ・サイクル)という概念の登場は、「時期」によって最適な戦術を選択し実行することの重要性を示した。 プロダクト・ライフ・サイクル理論は、「製品の市場投入」から「販売終了」までのライフサイクルを「売上」「利益」で描いたモデルであり、製品の一生を4つのステージに分け、それぞれに沿った適切なマーケティング活動が必要であることを指摘している。 もちろんPLCは完璧ではないが、数々の研究によってPLCが示すような傾向が存在することは確認されている。 このPLCを最初に取り上げたのは、ジョエル・ディーンという米国のエコノミストである。彼は1950年に米国の経営学誌「ハーバード・ビジネス・レビュー」に”Pricing Policies for New Products”という名の研究 (さらに…)

ドラッカーはマーケティングの元祖は三越の前身である越後屋だと語った

ピーター・ドラッカー(米国の経営学者。オーストリア生まれで、その後英国、米国と渡る。後にゼネラル・モーターズ社の組織を研究調査したことをきっかけにコンサルタント/経営学者としても脚光を浴びるようになる)は、マーケティングの元祖は三越の前身である越後屋だと述べている。 後に、コンサルティング・セールス、CRM、顧客データーベース管理等々と呼ばれるようになる営業手法を、なんと今から250年も前に実施していたのが日本の越後屋である。 JayAbrahamも、日本人から古来から大切にしてきた商いの精神、手法を絶賛しており、もともと日本には先進的な商売のスタイルが根付いていたことが伺える。 === @西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男     "make you feel, make you think."   SGT&BD (Saionji Gener (さらに…)