デスティネーションを作ろうとして書いた文章3

 

あらゆる国家資格、公営ギャンブルは国の手先であり、天下り利権や庶民いじめ構造を形成。「日本型エリート」とは、有能性の代名詞なのではなく、何らかの「芸」「能」があることも意味しない。庶民いじめ、庶民だまし、庶民ピンハネとヒエラルキーの形成等々に忙しい人たちであり、「政治家」「公務員」「国家資格者」「官公庁の派生組織」「許認可でがんじがらめの界隈(ex.金融・インフラ)」などはだいたい、人種的に似通っているものである。

 

日本では起業家が少ないと言われる。なぜか。起業家界隈では、「金融の壁」「嫁の壁」「規制(公務員)の壁」という言葉がある。この3つが、日本の起業家の足を引っ張るという。私は、この3つをウイルスと呼んでいる。大前研一が触れない、触れられない論点である。「普通の安定した生活ができれば良い」という連中は、実は他者の経済活動も阻害している。「優れた種しか子孫を残せない」という生物学の原則を無視し、キャリア構築の順番を間違えて、「普通の家庭の幸せ」を盲目的かつ優先的に追いかける人間たちで埋め尽くされた社会は、明治・大正・昭和のように国家的トップダウンで取り組む産業がある場合は機能する。しかし、今や日本社会は明治期に創設された旧帝大が企んだ「官僚育成」「富国強兵」路線での教育で作り上げた人材では太刀打ちできない。

ー西園寺貴文

 

医師はカルテの記録が義務付けられているが、これは個人情報記録でもある。当然これは、「万が一」の時に、「流用」される。

 

許認可が必要な業態はそのほとんどすべて、警察や検察などに圧力をかけられれば簡単に個人情報を献上する。だから本格的に反社会的な人物は病院に行けない。諸事情により、わざわざ海外渡航をして治療する者もいる。

また、事件が起こり焼死体などが出た場合には、身元確認は「歯」で行うが、これは歯科医の大事な仕事の1つである。もちろんだが、必要とあれば歯科医が保有するデータベースが活用される。

日本の行政は、

  • 銀行
  • 医療
  • 空港
  • ホテル

など重点スポットをおさえて限られた資源でよく国内を統治していると思う。

逆に言えば、行政が「国民管理の観点からこのデータが欲しい」と思った地点には何らかの試験、免許、登録、資格制度が設けられ、何らかの情報記録が義務付けられる。そして関連教育産業が勃興する。

 

高給取りが集まることで知られる金融業界は、日本も海外も、「とんでもでない職権乱用」で荒稼ぎし物議を醸して来た業界であるが、行政当局がそれでも彼らを生かし、彼らの失態を公金でサポートしたりすることがあるが、本音は

法権力的な手段ではなく、間接的事実的に国民を管理したい

のだと思う。国民のお財布事情ほど、国家権力が管理したい対象は無い。

憲法で禁止・制限されているようなことを代理でやってくれる・犬となって協力してくれる勢力は国家権力にとってありがたい存在なのだ。

 

2018年に新しい国家資格、公認心理師の第一回試験が開催されたが、心理分野における初めての国家資格である。行政当局の比較的新しい動きであるがもしかすると、あらゆる機関にこの国家資格者を配置し国民の心理データを吸い上げたいのかもしれない。

 

行政が国家資格を創設すれば、権力ポチの日本人は熱心に資格勉強をして資格者が生まれ、これまた権力ポチな日本国民が有資格者を過剰に崇める。民間人の中にステークホルダーとしての「国家の犬」が生まれ、これらの利権を持つ者たちが業界を形成し、勝手に国家権力の味方になるように動く。

・・・・まるでyoutube(google)がyoutuberを作ったように。

 

 

日本を変えること=職業生態系を変えること。

日本の政治家と官僚・公務員が、戦前から頭が悪く愚策を繰り返すのにそれでもやってこれた・国民からフォローされて来た理由の一つは、資格や許認可制度である。

大阪における橋下徹の「橋下旋風」の嫌われぶりとその勢力を思い返せばわかるように、この国には、政治・公務員と関係を持つ利害関係者が沢山いる。

「税金版アフィリエイター」と呼んでも良い。

この手の連中は、当人たちはあたかも「親方日の丸」「まっとうな仕事をしている」と胸を張るが、実際のところ、真の売国奴であることは多い。閉鎖的で改革が進まない日本の気運を後押ししている連中である。

政治家の給料を下げ、公務員を改革し、システムを変え・・・と誰もがわかっている解決策を実行できないのは一般市民がそうする手段を持たないからであり、その権力が当の問題児たちに握られているからであり、加えて市井に「半公務員」「権力版アフィカス」みたいなのがゴロゴロいるからである。

農協に守られた農家、税金特権を受ける宗教団体、公務員、公共財政支出に生かされる土木建築界隈、許認可で首根っこ握られる金融業界、インフラ業界などなど。

挙げ句の果てに敗戦国であり属国である。

外傷とがん細胞にやられ、ペースメーカを埋め込まれた、人工臓器と人工透析で生きる高齢者、それが日本である。

そして日本人は現実を見るのが嫌いで、追い詰められてから集団暴走を始める。

ー西園寺貴文

 

 

民間資格と国家資格の性質的な差異、及びわざわざ新設される国家資格、この辺りを正確に理解することは時代を読むことに繋がる。

繰り返すが、許認可や国家資格が絡む仕事は、必ず官庁にデータが吸い上げられるだけでなく、構造的に、「利権に群がった国家の犬」が生まれて、官庁管理下の「自主的に権力ポチになる」職業生態系が誕生する。

よく、近未来を描いた映画で、「ICチップで管理される国民」というものがあったが、実際の現実はもう少し迂回的に賢くやる。監視カメラや、スマートフォンデータを使えば良い。大事なところは半官半民的にして管理対象にすれば良い。税金で国民の体力を削りつつ、国の犬になるものにこの税の恩恵を回せば良い。実際、今の世の中はそうなっている。

 

弁護士を除くすべての国家資格は当局の犬である。

ー西園寺貴文

 

私が医師や弁護士に人を救えないと思う理由は、CーPOPだから、私が「右翼(保守層、現行体制の既得権者)」と呼ぶ存在だから(別に私が左翼になったつもりは無いが)という点を掘り下げて触れるが、これを読んだ全国の医師と弁護士は泣くと思う。自分たちがヒーローごっこをしていることに気付いてしまうからだ。

ある意味医者は理科的なヒーローごっこをしており、弁護士は社会的なヒーローごっこをしているが、理科的・社会的に病んだ人や犯罪者になった人たちは、「現行社会体制でフィットできずにそうなった」ケースが多くあり、現行社会体制で恩恵を受けているエリート代名詞の医者・弁護士が、対症療法でお金を巻き上げ、両者ともに資格の参入障壁の恩恵と、公金の注入がなされるフィールドで高給を得続けているという構造的類似点がある。

医者や弁護士が「人を救う!」と言っているのを見ると、「パパと結婚する」と言ってる小さな女の子を見るような気持ちになる。社会的起因の病は医者に3万円払うよりも、クッソ怪しい情報商材やオンラインサロンに3万円を払った方がまだ望みがあるし、同じく社会的起因の経済苦、例えば破産・会社清算なんかで弁護士に6桁払うよりクッソ怪しい自己啓発セミナーに行った方がまだマシである。なぜなら、理科的な意味での病気はほとんど栄養問題、社会的な意味での病気はほとんど家庭問題・職業問題であるからだ。私の社会経験から言わせて、医師と弁護士の2者はボンボンすぎ、最強資格のお堀の中で暮らしすぎで、シャバのことは何も知らない。本当に何も知らない。教師と同じくらい何も知らない。医師と弁護士は、弱者に甘言を吐く傾向があるが、これらは国家資格の参入障壁で守られた世界から飛んで来る、皇族の念頭挨拶と同等の類のものである。

例えば医者の場合、メンタルヘルスを壊してやってきた患者に対して、医学・化学的なアプローチではプロフェッショナルだけれど、途端に根本原因である社会生活問題、職業問題になると、トンチンカンなアドバイスを飛ばしてくる。麻生太郎が「カップ麺は400円くらい?」と言っていたけれど、実際そんな感じの調子である(でもラ王は400円だから間違ってない)。私は元彼女、友人、身内の付き添いで精神病院に足を運んだこともあるし、独学でCBTをやる延長でアメリカの院で研究している友人を持ったこともあるし、何よりマーケティングのプロフェッショナルである。そのほか、プライベートでいろんなメンヘラの人を見てきたし、属性的にこの人種が多く集まる自己啓発セミナー界隈もたくさん見てきた。

メンタルヘルス系で、一番医者がダメな点は、医者が患者を甘やかすことである。

 

メンタルヘルス系で医者にかかる患者は、「ストレス度合いが低い」と言われる開業医先生とは全く違う資本主義の底辺地獄にいることが多い。住んでる世界が違う。実社会でドロップアウトした人間に対して、医者は甘やかしてしまう傾向にある。そして、病名を与えられると患者は、「病気なんだ」と大義名分を与えられてある種の安堵、カタルシスを体験する。そして、頑張ることをやめ、向社会性を失い、病院や薬物に依存的になる。患者も患者でバカだから、会社の厳しい上司より、医者の方を味方だと思ってしまう。たしかに、母性愛的なものが欲しい人、ただただ肯定して欲しい、慰めて欲しい、包容して欲しいという人には良いかもしれない。しかし、医者はお小遣いをくれるわけでも、社会的スキルを与えてくれるわけでもなく、くれるのはただの甘やかしと薬、上から目線のお気楽な甘言、世間知らずのトンチンカンアドバイスである。クリティカルなソリューションでは無い。忘れないでほしい、不動産業界が「3大世間知らず」として、医者、大学教授(あるいは教師)、公務員・士業をがっつりターゲティングしていることを。忘れないでほしい、医者が、最低でも2000万円〜5000万円弱の学費(医学部だけでこれだけ)を親に出してもらったサラブレッドであることを。それ以前の教育費も合算するともっといく。他方、この国の国民の50%は大学すら出ていない。

 

 

精神を病んだら、基本的に与えられる治療は2つ。投薬(化学的療法)と、カウンセリング(心理療法)である。後者はCBTなどが用いられたりするが、結局、前者は脳内物質を化学的に分泌促進しようとしていて、後者はそれを心理的に実現する、加えて実社会で上手に生きていけるように考え方の癖を矯正するアプローチである。もちろん、場合によっては仕事を変えるようアドバイスしたり、職業の斡旋をしたりするが、まずまともなソリューションは得られない。

A型事業所だかB型事業所だが知らないが、そんなところで働き始めたらもう運のツキ。私は「●型事業所で働いています」とこれ見よがしに自己紹介して、同情や援助を誘うような自己紹介をする人間になる。自分は病気です、ということを真っ先にアピールする人間になる。最近は、ADHDだか、HSPだか、ETCだかいろんな病名が増えているが、これを「東大卒です」というノリと同じで使い始める。

同情するなら金をくれ、という安達祐実出演ドラマの名言があるが、

“この資本主義社会で
同情は1円も生まない”

という基本原理を、まず、精神病組はわかっていない。

【経済学の基本原則】 

国や個人の生活水準は、財・サービスの生産能力に依存している。 

economics seeks to explain how people allocate finite resources to produce, distribute, and consume goods and services to satisfy desire. it can be divided into two branches: macroeconomics and microeconomics.

ここに、感情的に反応していては(ポジティブにもネガティブにも)意味がない。私から言わせると、道を誤る者も、疲弊して力尽きてしまう者も、望むモノが得られない者も、資本主義とは何たるかを理解していない。本当に「お金に踊らされている」ように思う。お金は社会の中でガソリンの役割しか果たしていない。カネそのものには意味がない。人生は壮大なゲームのようなもので、「時間」「お金」という二大要素を所与としながら、社会経済性を身につけて自らの生産ポジションを確立する道のりである。そのための世界全体に対する知識・地図のようなものとGPSが「教養」であり、「ゲームルール」が民主主義や各種法制であり、基本的に他者の生命・財産・自由を強制的に強奪するのは禁止されている。強制執行は権力にしかできない。C-POPは人狼でいうゲームマスター、カジノで言うディーラー、サッカーで言う審判でそもそもプレーヤーではない。結婚、出産、恋愛、買い物、レジャー、飲み会、ドライブ、これらは全て余暇にやることであり、メインディッシュではなくデザートである。ところが日本の若者は、「審判になってデザートを食うことばかり考えている」。士業・師業も資格業も公務員も本来邪道である

優しさだとか、ヒューマニティだとか、命の価値などはひとまず忘れて、資本主義社会のシステムは、「限られた資源」を「より好ましい動き・働き」をする人間に傾斜的に配分し、人間の優劣ではなく「社会全体の経済発展に寄与する順にランク付け」しつつ統率を図るようなものだ。もちろん完璧ではなく短期的にはエラーも頻発するが、長期的には大方機能的に作用する。突き詰めると、行動抑制と促進をしていて、経済的に富む人間は好ましい行動を行い、好ましくない行動を抑制している。これは、本人にとって、ではなくあくまで社会経済的観点から見て、であり、なんら個人の価値観・その多様性を否定するものではない。経済発展とは回転速度、流量(すなわち価値ある財の量)であり、早い話がどれだけ社会経済的生産をしたか、である。これが稼ぐということである。

豊かである、とは、マクロ的に見て、「教養」があり、「ルール」を理解しており、「働き・動き」が好ましいということである。貧乏である、とは、どこかで何かがズレている・不足しているのであり、ネガティブフィードバックを受けて修正のチャンス・サインをもらっているということである。ここに対して、感情的・動物的に反応して、盗みを働いたり、株を始めたり、お金をくれる・養ってくれる保護者を探したり、というのは根本的にズレている。

諸君はデモクラシーを樹立するために革命をしてはならない。 諸君は革命をするためにデモクラシーを身につけねばならない。

ーギルバート・キース・チェスタトン

 

革命というものは、既存の秩序に対する反逆ではない。在来の秩序を破壊するに足る一つの新しい秩序の樹立である。

ーオルテガ・イ・ガセット

 

「稼ぐ(earn)」と「もらう(receive)」は違う。

親に甘やかされすぎた、医者に甘やかされすぎた、配偶者や姉・兄に甘やかされすぎた、行政の補助に頼りすぎた、・・・・というように、

  • 弱者だからもらえた
  • ただ存在してるだけでもらえた
  • 自分の存在が無条件で愛おしい・肯定している人からもらえた
  • 上の人、力のある人に可愛がってもらえた

というように本質的に間違った方向で行動強化パターンが形成されると、生産性を失う。

そして、これは、実家暮らし組、末っ子組、主婦組、キャバ組にも同様の傾向がある。人生の中でどこかで、「弱く痛々しくあって、援助を求めれば誰かから保護される、援助される」ということを学習してしまっているため、どうしても要所・要所で出てしまうのである。口に出さなくても、頭の中で1ミリでもこれが浮かぶと絶対に稼げない。だから、25歳過ぎてお兄ちゃん・お姉ちゃんに何かしてもらっていたり、実家暮らしでママにご飯作ってもらってパンツ洗ってもらっていたり、にゃんにゃんしていたら世話焼きの誰かにいつも助けてもらっていた、というタイプは経済的に行き詰まる。

これは病気である。よって、私が病名を命名することとした。

基本的にはこの世界は誰も助けてくれず、自助努力が基本だ。仮に誰かが助けてくれるとしても、それは絶対的な力を持ったスーパーヒーローが現れて助けてくれるとか、保護してくれるという「何もしなくて良いイメージ」ではなく、文字どおり「手を貸してくれる」というようなもので、自分の足で立つ必要があるのは変わらない。これが助けてもらうの正しいイメージである。

でなければ、本当に立つ筋肉が壊死する。

ところが、この世界には助けてもらうを「代わりにやってもらう」だと勘違いしたまま大人になっている人間がいる。彼ら、彼女らは、「経済的HIVウイルス(TM)」の感染者である。Helped independence impediment virusだ。

 

「経済HIVウイルス」の感染経路は主に3つある。

1つは母子父子感染(兄弟姉妹、親族感染も含む)、1つは性的接触、1つは驕り接触である。

 

ー西園寺貴文

 

 

世の中のサクセスストーリーには、嘘が多い。

私から言わせれば、あいみょんだって、イチローだって、本田圭佑だって、宇佐美貴史だって、久保建英だって、本田望結だって「純然たる本人の才能」とは言えないところがある。かなり親の力添えがインパクトを持っているのであり、おそらく当人は自覚していない。父親・祖父がアメリカ人という特殊なバックグラウンド(ハーフ・クォーター)であることを隠してあたかも努力で英語を身につけたかのように振る舞う英語講師、父親が経営者で全て面倒を見てもらってるくせに「女子高生社長」を自称するペーパーカンパニーの社長やボンボン息子、背水の陣で脱サラ起業した風に見せかけて万が一失敗したら自営業の実家を継げば良いと考えていたと暴露する上智卒のマーケティングコンサルタント、米国で先行する成功事例を日本にトレースしただけなのにあたかもその背後に高度なマーケティングが走っているように見せかけるマーケ本の著者・・・・、世の中にはこんなサクセスストーリーで溢れている。

人間は環境の産物だ。今挙げた人間たちは、脚光を浴びている当人の能力を「磨く環境」「道が決まる環境」が、幼少の頃からあった。つまり、「親のおかげ」によるところが大きい。環境がすでにあったのだ。英語もスポーツも芸能も、いかに早く始めるか、は重要である。サラリーマンですら、18、22でキャリアのアウトラインは決まってくる。

 

 

人生の9割は親で決まる

ー西園寺貴文

 

 

実力主義の世界と思われるキャバクラの世界で(容姿がモノを言うためこれも親が決めてるゲームと言えるが)、日本No.1に君臨していたとされている名古屋のエンリケも、小学校6年生段階で

「貯めたお年玉の額が300万円」

と言及し、その生い立ちの特殊さがバレてしまった。

この手のタイプは、浅薄な「両親感謝論」や「家族愛論」「綺麗事」を振りかざす。

他方、本当に自分の力で環境を捻じ曲げてきた、選びとってきた、作り変えてきたタイプは、宇宙から地球に突入した物体が大気圏で燃えるように、何らかの摩擦熱を体験している。恵まれた人間にはわからないだろうが、生まれ持った環境のハンディを捻じ曲げていく逆転人生の道のりはまさに「茨の道」と形容するしかない。説明するのが難しいが、精神的な負荷がとんでもないのである。溶ける、焼ける、痛む、燃えるという経験。綺麗事じゃない世界。しかもそれを、自分で舵をとってやってきたタイプは、どこか歪んでもおかしく無い。

よって、本物の成り上がりは必ずと言っていいほど荒々しい。見てきた現実が違う。

 

ホリエモンや橋下徹、日本電産の永守氏、ファーストリテイリングの柳井氏を見て、

  • 荒々しすぎる
  • 厳しすぎる
  • 口が悪い
  • ネガティブすぎる
  • キツイ
  • やっぱりどこか品がない、下品
  • 攻撃的すぎる
  • 批判が多い
  • ファイティングポーズ取りすぎ

と思うのであれば、あなたは「温室育ち」か、「レールに乗って整備された道の上を歩いてきただけ」か、「何のチャレンジもしてこなかった人生」なのかもしれない。

ホリエモンは福岡の八女という、今でもかなりのド田舎の冴えない両親の元で生まれ育った人物だし(とは言え私立校に行けただけ良い部類の家庭と思うが)、橋下徹氏は週刊誌が触れて問題になったように父親が暴力団関係者でガス管をくわえて自殺したという複雑な生い立ちで大学時代は現在の妻と六畳一間の風呂なし・トイレなしのボロアパートで同棲しながら猛勉強していたのである。仕送りで遊んでいる大学生とはメンタリティが違い過ぎる。柳井氏は家業を継いだ点でまだ裕福であるが宇部市という地方で次々と商店が潰れてシャッター通りになり人々が街から消えて行く現実を見て育ち、永守氏は子供の頃に貧乏な自分の家と裕福な友達の家を見比べて、友達の親が社長であることを知って起業を決意した人物である。

 

 

私も、小学校〜中学校の頃、実家と周りの家を比べて、常にこう思っていた。

当たりかハズレかで言ったら、ハズレの方に生まれた。

 

 

世間では生い立ちの良い、上品でおしとやかな金持ちを好む。彼らの品が良いのは当たり前だ。何の苦労もしていないのだから。レールに乗ってきただけなのだから。娑婆の現実を何も知らないのだから。

 

世の自己啓発書や、ビジネス本が触れない(触れられない)、不都合な現実をお教えしよう。

人生の9割は生い立ちで決まることを証明する。

 

 

業界別平均年収を見ると、水道・電気・熱供給・情報通信といったインフラ系と、金融業界の数値が高い。当然、新卒学生の人気が集まり応募が殺到する。すると、採用は学歴を用いた足切りが横行することになる。これらの業界にエントリーする場合には、学歴が重要だ。「たくさん学校の勉強をして、良い成績を収め、良い企業に入れば良い人生が送れる」という人生訓の一つの根拠である。

 

どんな環境に生まれても、一生懸命、学校の勉強を頑張れば、立身出世できる。

これは、嘘である。

 

 

学業成績の73%は遺伝で決まる。特に音楽は92%、数学は87%、スポーツは85%、とほとんどの部分が遺伝性だ。もちろん、父親の遺伝子をそっくりそのまま受け継ぐだとか、母親の遺伝子をそっくりそのまま受け継ぐだとか単純なことばかりが起こるわけではなく、祖父母の影響があったり、突然変異的な現象もあるかもしれないが、ここでの趣旨は「決定論的」だということだ。

 

「今の教育制度の中で『誰もが頑張れば東大に行ける』とか『ビリギャルのようなことが誰にも起きる可能性がある』とか言うことは、欺瞞にすぎない」

ー安藤寿康
(慶応大学文学部教授/教育学、ふたご行動発達研究センター長)

 

環境も重要だ。

ビリギャルがただの私立のボンボンで、UCLAに行ったバカヤンキーの実家が金持ちであることは多くの人を失望させた。

アメリカでの研究によると、科学分野のノーベル賞受賞者の85%は、13の名門校出身者によって占められている。なぜならば、現代のアカデミズムにおいて突出した成果を出すためには「環境」が必要だからである。ノーベル物理学賞受賞者の28%は父親が研究者、化学は11%。親から指導や教育を受けられる層は有利だ。

東京大学の学生の親の過半数が、その親の同世代の中で上位20%の収入を得ている人たちである事が統計調査でわかっている。親の年収が450万円未満の東大生の親は1割しかいない。

 

 

「今の大学は社会に役に立たない人間ばかり育てている」

「一流大学と呼ばれる大学の卒業生を多く採用してきたが何も変わらない」

「今、東大に入ろうと思ったら、貧乏人は入れません。金持ちしか入れない。なぜかというと、予備校や家庭教師が受験のテクニックを教えるから。そして、自分がやりたいことよりも、大学名のブランドを取る。『農学部なら京大に入れる』と言われたら、本当は工学部に入りたくてもしょうがないと妥協する。人生100年の時代。前途ある若者に対して、18歳の段階で偏差値やブランドで君はこっちと進路を割り振るなんて、どんなつもりなのか」

ー永守重信(日本電産創業者)

 

 

ホリエモンは常に、日本社会の歪みや裏技、攻略法を体現し続け、時には権力に叩かれてこの国の「おかしさ」を浮き彫りにしてしまうから、ロックな人間だと思う。彼が東京大学文学部宗教学宗教史学科であったことをほとんどの人は知らない。しかも、「留年」して「中退」している。単位も取れておらず、大学もかなりサボっている。この国では、「卒業したかどうか」「留年したかどうか」「何を学んだか」「大学で遊んでいたかどうか」はどうでも良いのである。当人も受験はテクニックだ、と言い張る。

同じく東大卒の森永卓郎も、著書で、

「問題立案者が問題立案の時に辿るプロセスは、正解の選択肢を用意した後、真逆の選択肢を用意する。そして、4択なら残り2つは正解に近い煩わしいものを設けるが、受験生の人生がかかる問題で物議を醸し出す煩わしさは出題できない(外れ≒フェイク同士の方で寄せた煩わしさは問題がない)。この傾向を踏まえて、過去問の分析と効率の良い学習をすれば、事実上、正解率を1/3や1/2に持っていくことができる。頻出や重要項目だけおさえれば、あとは、ヤマカンでも一定程度の正答率が取れる。僕はそういうことばかり考えていたし、そうやって東大に受かった。その経験から言わせれば、東大受験なんか受験生の頭を測ってるわけじゃない、ただし合格組がハッカー的性質とその意味での賢さがあるのは事実」

というニュアンスの話をしていた。こうなってくると、親がいかに、「重要・頻出傾向を分析できている予備校や家庭教師をつけてくれるか」が受験の肝となる。鳩山一族のように、家に家庭教師がつきっきりで、何でも教えてくれる英才教育を受ける人たちもいる。

 

最近、米ワシントンポスト紙が全米経済研究所で発表されたある研究を取り上げ、話題になっている。その研究は、遺伝子的な見地から、裕福な子供と貧しい子供のうち、どちらがどれくらい学業で成功しているのかを調べたものだ。

要するに、

「才能のない貧乏」と「才能のない金持ち」は、どちらが結果的に社会で高収入を得るような労働力として成功しそうなのか

というものである。

 

そもそも、科学的には天才になる遺伝子は存在しない。現在の科学では、遺伝子的に天才であるということを証明できない。

調査結果によれば、遺伝子的に才能がないグループに属する子供でも、裕福な家に育てば、大学を卒業する比率が高いことが分かった。その割合は、遺伝子的に才能のあるグループに属する、貧しい家庭に生まれた子供が大学を卒業する割合よりも断然高かった。

 

つまり、

  • いかに裕福な家庭に生まれるか
  • いかに親から英才教育を施されるか

で学業成績のほとんどは決まるのである。

 

学業成績、学歴、就職業界、就職企業、生涯年収は明らかに相関関係がある。特に雇われの場合は、「企業規模」が大きいほど給料が高い傾向にあるが、多くの就活生が辛酸を舐めた経験があるようにそういった大きな企業への就活プロセスは形式張ったあのスタイルである。

 

娘を持つ父親で思慮深い層は、薄々、こういうことをわかっているから必死になる。こうして、人々はさらに生産的になる。夜の産業に落としてきたお金で家が建つ私の統計から言わせると、あの手の世界で働く女の子で、親が留学に行かせてくれたり、上京して大学に行くための学費と仕送り負担をしてくれるような家庭出身の子は皆無に近い。売春婦になるかどうかは大体親と社会構造が決めていて、売春婦になって売れっ子になるかどうかも大体親と社会構造が決めている。

 

 

「生まれで人生が決まる、親が与えた環境で人生が決まる」、を体現するのは現在この国を引っ張る2トップだ。

安倍晋三や麻生太郎も生で至近距離で見ればわかるが、年齢の割には肌ツヤが良い。月100万円の文書交通費という名のお小遣いが年間2000万円以上の給与とは別に支給されて、JR乗り放題、立法事務費が年間780万円、雑費が毎日6000円・・・と税金によって至れり尽くせりのため、美味しいものを食べているのであろう。日本の国家議員の待遇は、アメリカを差し置いて世界1位、アメリカの1.5倍もある。なぜか、日本の2.5倍以上国民がいるアメリカの国会議員の数より、日本の方が170人ほど多い。

国民が自分たちの意思で選んでいるはずの政治家のほとんどは、なぜか「生まれた時からそうなることが決まっていたかのように」この国のトップに居座っている。

 

古今東西の革命、内戦が起こる本当の理由は、このような徴税特権を得るためである。概算であるが、日本人は年間のうち、1/4か1/5を税金のための労働に捧げており、稼いで預金に預けた金は銀行に勝手に流用されて国債(国の借金)購入の原資になっている。しかも、1997年以降、経営悪化した銀行に対して公的資金、要するに税金が投入されている。1946年には政府と銀行は結託して預金封鎖を行い、国民の財産を取り上げている。

金融業界は文部科学省が牛耳る学校教育レースで勝ち上がったエリートの就職先だ。さらに、法体系的に「お上から特権が与えられている代わりにほとんどパシリ」のような構図にある。金融庁、警察庁、法制局は内閣府直轄機関である。

ロバートキヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」で、普通の人は国家、銀行のために生きる人生を送るとか喝破されていたのはそういうことだ。そして、エリートとは、そうやって国民を食い散らかすポジションに入るために一生懸命椅子取りゲームに興じた人たちを言う。この国では、支配者層が民衆を奴隷化しているというより、エリート層が民衆を奴隷化し、そのエリート層を支配者層が束ねている。

ただでさえ奴隷にされている人たちに、民法の効力に便乗した女たちが結婚契約の首輪をはめる。こうして、満員電車という名の奴隷船に揺られるくたびれた日本のお父さんが出来上がる。家に帰れば、「パパくさい!パパのと一緒に洗濯しないで!」と言われて、嫁とセックスレスなまま、風俗に行くこともできずトイレでオナニーする。

youtubeで

「学歴」「Fラン」「エリート」

などと検索すると、動画コンテンツ内にも、コメント欄にも、まるで低学歴が黒人奴隷時代のアメリカにおける黒人かのようかに扱う発言が多く見られることからもこの国の真実の構造が見えてくると思う。

吉川徹という大阪大学の社会学者は、「日本社会は大卒か非大卒かによって分断されている」という書物を書いており、学歴は階級としている。

 

 

学問には金がかかる。

学問的内容が試験に出題される国家資格なども同様である。

 

現在我が国では、時給1500円以上無ければ自立して一定程度の生活水準を維持するのは困難だと言える。時給1000円なら、月間160時間労働で16万円にしかならない。死にはしないが、「普通の生活」は無理である。

日本人の56%ぐらいは大卒であるが、例えば、「地方・女性」という区切り方をすると非大卒が半数を超える。「地方・非大卒」で、親からの援助も見込めず、結婚相手に経済的支援をしてもらえない場合、キャリア・ビルディング(自己投資)をしないなら、独り立ちをするとなると、キャバクラか風俗あたりを専業・兼業でやるしか無いだろう。それか、地元を出て工場で住み込み労働をするか、都会に移住をして仕事を探すか、といった具合である。最近は工場住み込み系女子も増えている。都会エリアでおしゃれな格好をした大学生年代の女子が、タピオカをチューチューしながら歩く傍、工業地帯の田舎で高校卒業後に住み込み労働をして、休日はやることもなく荒野行動をしていたりする。日本は先進諸外国と比べて、軍隊などを筆頭に女性比率が高くない仕事もまだまだ多い。今後はそういった仕事にも女性が増えるだろう。ここ数十年で最も変化してきたのは女性の人生である。男性はどっちにしろ社会構造を直面・直視することから逃げられない。しかし女性には逃げ道が「あった」。昔であれば結婚して主婦として悠々自適に暮らせていそうな可愛いルックスの女子が陸上自衛隊で働いていたりする。最近は婦警さんも可愛い人が増えた気がする。私が幼稚園か小学校低学年ぐらいの時、婦警さんはブスしかいなかった気がする。美人と高学歴が増えるマーケットは、そこが伸びている。あるいは、他が沈んでいる。

日本全国の性風俗店を回ってきた経験から言わせれば、専業・兼業は半々であり、昼間は普通のOL仕事をしているという女性は物凄く多い。見方を変えれば、貴方が将来、結婚と出産を考えているのであれば、50%の確率で女が産まれ、貴方の娘を50%弱の非大卒カテゴリで育て上げればそのコースになる確率は高いということだ。別にそれが良い悪いという価値判断は付していない。日本には男性が50%おり、このうちの50%ほどは性風俗店に行ったことが無いという。だから、男性の半分は「女性の現実を知らない世間知らず」である。この世間知らずが、高給な世間知らずなら良いが、薄給な世間知らずなら話は別だ。これに、低学歴・低年収・無能な女性が結びついて、娘が生まれればその子の人生は選択肢が限定的となる。ただし、女を売れるルックスで生まれたらまだマシであるが。この国の多くの国民は、自分の子供が犯罪者・売女・ワープアにならない前提で「何も考えず」繁殖している。

いつの時代も、パッとしないキャリアの埋め合わせを結婚に求める男女はいるが、その「ツケ」を食らうのはその夫婦間に生まれた息子・娘だと言っておこう。これは事実である。

私が思うに、今後の日本は、売春婦が増えて、オープンになり、それがファッショナブルなものになると思う。その兆候はすでに現れていて、「パパ活」が市民権を得てカジュアルな活動とされつつある。急激に人口減少し税金の払い手は減る中、高齢者は増加し、現役世代の負担は重くなっていく。そんな世の中で、「みんなが家庭形成」「みんながマイホーム」は無理になる。経済構造上、一部の男性が複数の女性を牛耳る「マンコ・シェアリング」と「草食」の二極化になるだろう。出会い系アプリで簡単に浮気できるようになった世の中で旧来の家庭観を維持するのも困難であろう。

コロナウイルスの渦中で、時の最高権力者が、勝手に人気芸能人に便乗した意図の見えない私生活動画ツイートは「ルイ14世か」と非難を買った。当人は「私はルイ16世ではない(※正しくは14世)」と国会で反論したが、この問題の根深さはむしろ芸能人サイドにも問題があることである。

youtuberも含めて言えることだが、芸能人の「STAY HOME」メッセージは、リモートワークができないブルーカラーや、日銭を稼ぐことに精一杯な層を無視したものであった。比較的余裕のある中間層は「救われた!」「みんなで心を一つにしよう!」というような声をあげる。芸能人の「頑張ってる皆さんに音楽を送ります」系のものも苦しい渦中の者にとっては何ら意味のある者ではなく、むしろ感情を逆撫でするものであった。「社会階級の違い」を露骨に感じさせるものであるからだ。

高い時給を得なければ、人生は「生きるための労働」で埋め尽くされながら経済的余裕が無いという状態に陥る。そして、何らかのExpertiseを得たり、高給業界、高給企業にエントリーするためには、金と時間をかけて学ばないといけない。

司法試験・公認会計士試験に働きながら合格するのは無謀だと言えるだろう。年齢にもよるが、親の資力に援助してもらいつつ、受験勉強に専念できる層が圧倒的に有利であり、この手の試験に関しては「合格に一番大事な才能は、親が金があるかどうか」と揶揄する者もいる。学者や芸大にも似たような傾向はある。医学部に入る学費を18歳段階の学生が自ら捻出することは容易ではない平均的に数千万円かかる。パイロットになるのにも同様に、相当な学費がかかる。

 

まず今の若手医師に言いたいのは、「しっかり働いて、社会に還元してもらいたい」ということ。私大協(日本私立大学協会)などのデータでは、医学生1人に公費と授業料等を合わせ、年間約1850万円かかるとされている。6年間にすると1億1000万円以上。

20代前半の若者が、この1億円を用意すると仮定した場合、不動産や動産を持っていなかったら、銀行が無担保融資できるのは、せいぜい300万円。残る1億円以上は高額利子で借りるしかない。生涯返済金額は3~5倍程度にはなると試算され、今の平均的なビジネスマンの生涯年収を超えてしまう。また、2017年の医師国家試験結果からは、受験者の約1000人が不合格となり、約1000億円の税金が1年間は有効利用されないことになった。

それだけの費用をかけて養成してもらっている覚悟を持ってほしいということであり、「留年しないで確実に医師になる。医師になったら、ワークライフ・バランスは、自分中心ではなくて患者中心で考えなさい」と言いたい。それができた医師が初めて、自分のプライベートのための時間を考えることができる。また医学部に入り、医師になり、医師として働くために必要な健康な体を保てるのは、医療を含めて日本の社会保障制度が充実しているからこそであり、その恩恵も忘れてはいけない。

ー天野篤
(天皇の執刀医、心臓外科の第一人者、順天堂医院院長、心臓血管外科教授)

 

 

「種の起源」で有名なチャールズ・ダーウィンは、父は財を成した博士号を持つ医師・投資家であり、祖父は高名な博物学者。

チャールズは、父親の財力によって名門校に入る事ができ、ここで形成したコネクションによってビーグル号に乗り世界一周をする事ができた。その渦中で、ガラパゴス諸島にも寄る事ができ、これが後の彼の代表作に影響を与えている。

 

実家が太いとは、どんなキャリアにも通じる才能の1つである。

 

書店で高卒の女性が人生に疲れて、「ニーチェの教え」みたいな本を読んでいる姿を見ると、私はその場から走って立ち去りたくなる。OLが、「ココシャネルの言葉」みたいな本を読んでいる姿を見ると、目を背けたくなる。

ニーチェは実家が金持ちだった。ココシャネルは戦時中敵国高官の愛人になって生き延び、本国で売国奴と非難されながら死んだ。

  • 実家金持ち
  • 売春まがい・枕営業まがい

で名声を成した可能性が高い人物の人生訓を、真面目そうな高校生、大学生、OLが熱心に読んでいると哀れな気持ちになる。

 

小学生の頃、私は学校の図書館で偉人伝を読むのが好きだった。

でも、あの頃の私は全くわかっていなかったことがある。偉人伝に載る偉人の大半は、生い立ちが恵まれている人間がほとんどである。もしタイムスリップできるとしても、あの頃の自分にこの話は教えたくない。

歴史に名を残した「偉人」と呼ばれる人物はほぼ全員そうだ。これが残酷な現実だ。

 

西園寺作成:偉人の家柄一覧

 

歴史に名を残した偉人は、本人の偉大さ以前に実家が平均以上である。それこそ、8〜9割方がそうであり、当人の才覚が評価されている部類である織田信長だって、武将の家系出身である。

「子供の頃から働いていた苦労人」「実家が貧乏っぽい」エジソンも、アメリカに未だ生家が残っているが、貧乏だったというわけではないのである。

現代に目を移しても、楽天の三木谷さんの父親は大学教授、孫正義は生まれこそ貧乏であるものの16歳渡米してから途中までは仕送り月20万円もらえていた経営者の家系、ウォーレンバフェットは父親が議員・証券業を営んでいた人間で子供の頃野球選手名鑑を見る感覚で財務諸表を眺めていた。ビルゲイツの父親は裕福な弁護士、養父・養母に育てられたスティーブ・ジョブズだって、生物学的な親には捨てられたものの、養子はある程度の経済水準がないと受け入れることはできない。

この点を指して、「豊臣秀吉ファンだ、成り上がったから」という人も少なくない。偉人には純然たる成り上がりは少ないのである。

 

少なくとも、アカデミズムの世界、高位職・高位資格職というのは、昔から裕福な出の人間が大成する世界であり、「一生懸命勉強してテストを受け、立身出世する」というのが万人のためのコースというのは嘘だ。

そもそも、大学入試、高位資格職の世界は、「相対評価試験」である。

 

民間給与平均のピークは平成9年

1985年(S60) 2015年(H27) 上昇率
たばこ(マイルドセブン) 200円 430円 2.1倍
国立大学授業料(年間) 252,000円 535,800円 2.1倍
郵便はがき 30円 52円 1.7倍
銭湯入浴料 260円 460円 1.8倍
ランドセル 22,000円 36,000円 1.6倍

 

 

この世界は、実はシンプルである。

なるべく早い段階から、たっぷりと教育費を投じて、英才教育を受ける、優良な教育環境に身を置く。

これが人生を決定づける最も主要なドライバーである。

そもそも、大卒と高卒では、卒業段階で「出来上がるまでにかかった金」が数百万〜1000万円以上の差がある。

 

単純労働の需要と給料は下がり続ける中で、ますます教育の重要性が高まっていくが、学費の高騰は止まらない。技術が向上するにつれて、「国際電話」「電子機器」「PC・インターネット」などの値段は下がったが、日本が経済的に弱まる中で食費や財政負担・税金は上がり続けることになるし、事実、日本人の食事レベルは下がっており、現在の10代は50代より身長が低くなっている。食材も、1970〜1980年代あたりから爆発的に増えてきた養殖ばかりを取っている。つまり、食生活が悪化している。食事は、地球の化学的プロセスの中で育まれるもので、「地球の循環」に抜本的な改革を起こすことは難しいから、

家でスマホ片手にパソコンでyoutube動画やネットフリックスを眺めながらカップラーメンをすする独身男性

みたいな現代人像が生まれるわけである。世間を騒がせた凶悪犯罪者も直前までこの手の生活を送っていたりする。

 

エネルギーと質量は同じようなもので、活力が無い人間は、

  • 食べてない (栄養学的インプット不足)
  • 抱いてない (生物学的インプット不足)
  • 学んでない (知的インプット不足)

と干からびている状態だ。

 

我が国における、学歴別の刑務所入所者数である。

圧倒的に中卒の犯罪率が高い。

犯罪というのは「反社会的行為」だと言えるが、生まれに恵まれなければ、親も、社会構造も憎く見えるだろうし、社会経済的事情で異性にもモテず、社会の中で劣悪な環境に押し込まれたり、差別されたりして、希望も見えないだろう。

失うものも何もなくなれば、極限状態では瞬間的に犯罪起こすインセンティブが、それを止めるブレーキを上回ることは理解できなくもない。

実際、私の中学時代を思い返してみても、高校に上がらず、中卒で世に出た人間の中には何名か警察のお世話になった人間がいると風の噂で聞いたことがある。

 

ただし、これは犯罪者という母集団の中での学歴分布であって、そもそも犯罪者そのものが全国民の中で1%を切る割合であり、たいていの中卒は善良に生きていることにも注意されたい。

正直あまり意味がない統計だと思うが、犯罪を犯した人たちを掘ってみれば、「ある程度、生い立ちに情状酌量の余地がありそうな人が多いよね」という話だと理解するのが良い落としどころであろう。

高校に上がらない、上がれないというのは、家庭環境によるところが多いと思う。

 

 

私の学歴は、「4大卒(学士:bachelor)」であるが、一歩間違えると中卒(高校中退)になっていたかもしれないと、たまに背筋が凍る。

問題の無い家庭に産まれ育った人にはわからないと思うが、

中卒になる可能性がある家庭

というのはどんなものか、私の家庭の例を挙げて説明しよう。

一貫して私立で育ってきたような人なんかは、「なぜ中卒なんてものが生まれるのか全く理解できない」という感覚だと思う。

今の私の周りにいる人たちは、私の生い立ちとは比にならない家庭で育った人たちが多く、この話をすると驚かれる。

 

詳しいことをここで述べるのは避けるが、私の家庭は私が中学校に上がった頃、音を立てて崩れ始めた。これは、私の母方の家系における病関連の問題プラス、母と父の不仲に関係することである。本当は他にも色々あるのだが、思い出すのが辛いぐらいなのであえて触れない。

繰り返すが、私の家には自分の部屋が無かった。多感な時期に毎晩、夫婦喧嘩の声が聞こえる。しかも、その内容というのは極めて生々しいもので、両親が感情的になり、母親はヒステリックにのたうちまわる。泣き声も聞こえる。

 

一口に夫婦喧嘩といっても、可愛いもの・仲の良さの逆説とも言えるものまで、いろんなパターンがあるが、ものすごい嫌な感じの喧嘩をする夫婦というのはいる。見ていて精神を病むような感じだ。

うちの親はそうだった。

簡単に言えば、

死にたい!

みたいな感じである。

やがて、両親の関係は凍りつき、私の前では表面的な夫婦を演じるが、裏では喧嘩を繰り返し、私をまるで伝書鳩のように使って私を介してやりとりしたり、家庭内別居のような陰険とした空気感が漂う。

こうなると、家に居たくない。極力帰りたくない。

 

中学生という多感な時期に、このような環境に置かれると、

  • 家から逃げたくても経済的な理由で逃げられない
  • そもそも中学生は、社会生活において責任能力が無いとされるので、家を出てもどうにもならない
  • 周囲と比較して、「ハズレ」家庭に育ったという強烈な劣等感
  • 血筋がダメという被害妄想、決定論的思考が加速して「無力感」に包まれモチベーションが湧いてこない
  • 投げやりになってしまう
  • そもそも、中学生はある程度ちゃんとした家庭だと家庭ぐるみの付き合いや、家の往来が多いため、付き合える人間が限られてくる

というような問題が出てくる。

 

酔った母親に、

離婚したいけど経済的に・・・

みたいな話を半泣きでされるのは、精神的に堪えるものがある。

これで、家柄が経済的に「平均以下」だと、どうやって「問題無し家庭の子供」に勝てるだろうか?親の懐、親の機嫌を伺い、実家にいると落ち着かず、そもそもまだメンタルヘルスが安定していない時期に強烈な自己嫌悪に陥る。

 

何もかも投げやりになってくる。「人生詰んだ」と思い始める。

大人でも、似たような状況で発狂している人はいる。八方塞がりで光が見えない感じだ。

おそらく、できもしなくせに無理して専業主婦制度を採用した家庭の専業主婦もこれに近い心境に置かれていると思う。

とはいえ、これは「大人」のケースだし、「自分の選択」であるからまだマシな方だ。

 

生まれた家系に問題があるというのは、やり場がない。

 

こうして、中学生にして夜出歩くようになる。外にいると落ち着くが、家に帰ると落ち着かない。両親はイライラを子供である私に八つ当たりしているのか、まともにコミュニケーションをせず強権的・恫喝的に物事を強いてくる。

公立中学校に通えば、似たような家庭の人間は何名か見つけられる。こうして、小学生時代、優等生で鳴らして居た人間が、つるむ人間を少しずつ変えていき、歪んでいく。

 

私が初めて酒を呑んだのは、中学校3年生の時であった。

髪を染めたのも、耳の穴を開けたのもその頃だった。タバコもそうである。小学生時代の自分からしたら驚く行為だ。

人に迷惑をかけるような犯罪行為はしていなかったと思うが、以上を含め、深夜徘徊など、「やさぐれ」のような軽いルール違反はしていた。

世代じゃ無いから聴いていなかったけれど、あの当時に尾崎豊が流行っていたら完全にシンクロしていただろう、というような心境で、「盗んだバイクで走り出してどこか遠くに消えてしまいたい」陰鬱とした気分でいっぱいだった。

こんな状況で、学校で

  • 1次関数
  • 2次関数

の話なんかされても、全く頭に入ってこない。ましてやそれが、「将来どう役に立つのか説明できない」レベルの人間が教壇に立っているのが公立校の世界である。

早くお金を稼ぐ方法を教えてくれ!!そして俺をここから逃げ出させてくれ!!

という感じである。

 

だから、大人の世界でも、

  • 即金セミナー
  • 即金副業案件
  • 即金投資案件
  • マルチ商法

などに駆け込んでしまう人たちがいるのは良くわかる。

大人になって、日本全国の性風俗店を回ってきたからわかるけれど、性風俗店で働いている女性のほとんどは、家柄に恵まれていない。水商売全般そうである。地方を巡れば、本当はNGだが、年齢をごまかしてキャバクラで働いている中学校3年生女子とか、稀にいるのである。

あの手の業界は、住まいも交通手段も雇用側が確保したりするので、一種のセーフティネットとなっている。

 

大人になっても、怪しい自己啓発セミナーに行けば、

  • 切羽詰まった主婦
  • 切羽詰まったフリーター
  • 切羽詰まったニート
  • 切羽詰まったワープア

がうようよしている。

 

ちなみに、私がどうやって奇跡的にV字回復したかについてはあちこちで述べてきたので省略する。

 

 

人生は、第一子(長男・長女)として生まれるか?それとも第二子以降に生まれるか?でも変わる。

第二子として、第一子と時間間隔が開かない状況下に生まれると、養育環境が悪くなるため知的レベルが下がる事がわかっている。当然、片親(シングルファザー、シングルマザー)で育つともっと不利である。

さらに、大家族は社会経済的地位が低い傾向にあり、そうした家庭では教育や親の知能といった要因が子供の知能に悪影響を及ぼす。

 

 

日本全国には、その地域で名が通る「名門高校」「優秀な高校」というものがある。筑駒、フェリス女学院、開成、灘、ラサールといった学校は全国的に有名だから触れるまでもないが、全国各地を仔細に見ていくと、著名人たちが高校時代から頭角を現していることがわかる。つまり、大人になって名を馳せてる人物の大半は高校時代から優秀な学校に通っている(しかも高校入試の結果は「中学」で決まる)。

人生は積み上げだ。逆転は例外なのだ。

高校1年生というのは15歳の歳である。つまり、受験は14歳であり、その実力は最低でも1年前から蓄積されることを考えると、13歳で人生が決まり始める。大人は、13歳が大人向けの自己啓発書などを出版すれば、

ガキに何がわかる

とあざ笑うだろうが、これは見方を変えれば子供には自分の人生を自分で決めている要素が皆無に近いということであり、youtuberゆたぼんが世に出た頃散々親が叩かれていたことを見ても、

13歳程度までは親の責任の世界

であるといえよう。世間は、「U-15」は親の影響がほとんどだということを認めている。少年法は、14歳未満は罪に問わない。つまり、13歳が人を殺しても、意思能力・責任能力が無いとする。

 

この13歳段階での状態が高校の進学を決める。

親で人生の9割は決まる、と私が言うのはそういうことだ。

 

世の中には、定期的に「●●ショック」という不景気が押し寄せるが、例えばこういったイベントで職を失う者や、連鎖的に不況の波に飲まれる者を親に持ち、家庭の事情でキャリアが途絶えるケースだってある。もしかしたら病かもしれない。事故かもしれない。血筋の弱さはこの手のイベントを前に露呈する。父、母、兄弟姉妹で2人の4人家族が平均的な家族だとした場合において、「家族全員が無事である率」というのは累積のため弱い家系だと特に低く、祖父母も入れると「弱小家系」では何かしらダメージが発生、芋づる的に伝播していることが多い。「名家」と呼ばれる家系はこれをよくわかっているから、厳しい家訓を持って親戚中相互監視し、一族の落ちこぼれには圧をかけて糾弾する傾向にある。私は、名家のお嬢さんに、この手の「家庭のプレッシャー」で苦しんでいる人が多いのを知っている。これまで関わってきた、名家の名門JDにこの手のタイプは多かった

仮に恵まれない出自で努力し這い上がったとしても、両親の問題で足止めを食らう人間もいるだろう。世の中には、子供を老後のアテにしている親もたくさんいる。つまり、いくら本人が努力しようと、「生まれが悪い」場合には圧倒的なハンディなのである。裕福な家系が、就職・結婚などのタイミングで家や車、現金をプレゼントしているのに対して、劣悪な家系では「お荷物高齢者」が呪縛霊のように取り付き、家族の誰かが社会経済的に失墜したら弱者同士肩身を寄せて共に堕ちていく。

 

この国では、理科的に人を救う職業としての「ドクター」が、

  • 稼げる
  • 尊敬される
  • 頭が良い
  • モテる
  • 安定している

という意味で、「全てを兼ね備えている」として羨望の目を向けられている。優秀な学生は、その多くがドクターになりたがる。医療の需要は地域差は無いため、全国的に知れ渡ったエリートコースの代名詞だ。

東大輩出数TOP10に入る名門、久留米附設出身のホリエモンは自叙伝で、「同級生たちは九州大学に進学して医者になるようなことばかり考えている人たちで溢れていた」というような事を書いていたが、これは別に日本中どこの地方でも同じことである。

周知の通り、医学部にはかなりの金がかかる。親の資力がものを言うコースだ。平均年収ランキングで医者と双頭をなすパイロットも同様で、1300、1400万円以上の学費がかかるだろう。意外と知られていないが、学者であったり、高難易度資格試験、はたまた一見平等に思えるお受験レースの頂点である東大も、よくよく見ていくとかなり家庭環境のアドバンテージに後押しされているケースが多い。エスカレーター方式で、有名大学に進学できるコースもある。

受験は明らかに都会が有利です。

ー林修

現在、日本では3〜4割の夫婦が離婚するというが、その「離婚している側」の出身でこの手の職業についている人は少ないと思う。また、離婚率は「東京」「名古屋」「大阪」といった都会エリアでは低く、田舎エリアでは高いが、これは女性サイドが「結婚」を「就職」のように利用したり、前時代的な家庭観に囚われてしまっていたためだろうと容易に推測できる。地方女性の思想、学力、年収は酷いものがある。

 

対して、この国の平均値、中央値の暮らしぶりは、かなり酷いものがある。

 

スポーツの世界では、青森山田(青森)、仙台育英(宮城)、星稜(石川)、広陵(広島)、松山商(愛媛)、県岐阜商(岐阜)、国見(長崎)、鹿児島実業(鹿児島)、などの名門校が地方に点在する。

スポーツは比較的、地理性の影響を受けずに成り上がれるキャリアの1つだ。しかし、陸上の世界で日本人がいつまで経っても黒人に勝てない、日本人のバスケ選手がアメリカで太刀打ちできないことからもわかるように、身体能力ほど遺伝性がモノを言う世界はない。

加えて、イチロー、本田圭佑、石川遼、本田望結、宇佐美貴史の例を挙げるまでもなく、スポーツ熱心な家庭は子供をプロにするため親が何でもする。本田三姉妹は3人ともフィギュアをやっているが、フィギュアスケートは普通に始めただけでも年間最低300万円、トップ選手になるとコーチ代・衣装代・遠征費などで年間1000万円もの費用がかかるとされる。イチローの父はメディアに引っ張りだこで知れ渡っているが幼少期のイチローと徹底的に付き合っており、宇佐美貴史の親はサッカー環境を用意するために引越ししている。身体能力は幼少期(ゴールデンエイジ)に何をしているかの影響が強く、きっかけを親が提供する家庭とそうじゃない家庭の差は大きい。

 

現在のデビュー組基準(SixTONES含む):西園寺貴文作成

 

芸能の世界も、スポーツの世界と並んで地方からサクセスコースを提供できる。しかし、「芸能界のエリートコース」「芸能界の国家公務員コース」とも言うべきジャニーズタレントの出身地分布を見ると、かなり偏りがあることがわかる。

ジャニーズは事務所のプッシュさえあれば、本来、メジャーレーベルやインディーズレーベルから実力でデビューできないような人もタレントになれる。ジャニタレに対する一般人の最大級の賛辞は、「この人はジャニーズじゃなくても成功した」が決まり文句であり、大野智などに向けられることが多い。

タッキーを筆頭に、ジャニタレは家庭の経済事情が悪い者が多い。それゆえ、若年から自立を志して芸能界に入った者が少なくなく無い。しかしながら、そんなジャニタレたちもまた、「生まれた土地」という環境要因に救われている。

ジャニタレは代表的な

人生逆転

のクラスタでもあるが、彼らでさえ、出身地の恩恵を受けているのだ。

周知の通り、ジャニーズタレントの平均的な入所時期は早く、デビューできないまま(ジャニーズJrのまま)30歳を過ぎると、GAME OVERというのが内々の暗黙の了解だという。会社世界で言う、45歳で管理職に就かない・マネジメント能力を習得しないとGAME OVERの感覚に近いかもしれない。

この意味で、18歳から上京してきてジャニーズに入るのは遅い。つまり、生育環境がものを言う。実際、九州、四国、中国地方、東北地方出身のジャニーズタレントはいない(東北は八乙女光=仙台のみ)。

 

Kis-My-Ft2の北山宏光は堀越高校の一般コースに在学中、同級生の山Pを知って影響を受け、高校2年生でジャニーズに入所しているが、これは「トップレベルで遅い部類」である。

実際、高校2年生で入所した元TOKIOの山口達也に対して、ジャニー喜多川氏はオーディションで、

「高校2年生?おじさんだね〜」

と発言している。

 

金スマで放映されていた生い立ちの悲惨さが際立つタッキーのように、小麦粉を溶かしたものを食べて、真冬でもお金がないからタンクトップを着ていた貧乏少年をスーパースターにし、巨大帝国の副社長にまで駆け上がるチャンスを与えたジャニーズで「すら」、「高校2年生」を過ぎた入所だと「おじさん」扱いされるぐらいで、地方に生まれ育つと手が届かない。

人生は親で決まる、人生は15歳までで大方決まる、というのは大げさではない。

 

 

 

「この世界は生きづらすぎるよね」

 

 

 


===

西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男

   




"make you feel, make you think."

 

SGT&BD
(Saionji General Trading & Business Development)

新たなるハイクラスエリート層はここから生まれる
         




Lose Yourself , Change Yourself.
(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ。)
 
説明しよう!西園寺貴文とは、常識と大衆に反逆する「社会不適合者」である!平日の昼間っからスタバでゴロゴロするかと思えば、そのまま軽いノリでソー◯をお風呂代わりに利用。挙句の果てには気分で空港に向かい、当日券でそのままどこかへ飛んでしまうという自由を履き違えたピーターパンである!「働かざること山の如し」。彼がただのニートと違う点はたった1つだけ!そう。それは「圧倒的な書く力」である。ペンは剣よりも強し。ペンを握った男の「逆転」ヒップホッパー的反逆人生。そして「ここ」は、そんな西園寺貴文の生き方を後続の者たちへと伝承する、極めてアンダーグラウンドな世界である。 U-18、厳禁。低脳、厳禁。情弱、厳禁。