理論か実践か。計画か創発か。分析か統合・綜合か。論理か直感か。学生・若者の時に知りたかったこと。

昔の西園寺は、どちらかというと、理屈っぽくて、計画や分析を重んじて、論理を大事にしていました。その前、高校生以前は、実践派、創発派、直感派でした。本当に、現場主義というか、感性で動く感じ。でも、大人になる過程の中で、将来の目標を持ち、能力の高さを要求される場面になってはじめて、頭の良さが大事だ、頭を磨くことが大事だと悟ったんでしょう。そして、その結果、理屈や計画分析、論理などに走ったのだと思います。 当時は、「ロジカルに考えることこそが頭がいい」「論理に矛盾がないこと、一貫性があることが素晴らしい」「理論で説明できないことはほとんどない」というようなことを思っていました。今となっては、それは単に、保証を求めるビビり社畜思考を「頭良く見せるため」「正当化するため」の虚勢思考だったと思います。実際、そこに傾いている間はプライドや頭だけ肥大して、何ら思うような成果が伴いませんでしたからね。人間的 (さらに…)

キャピタルゲイン狙いの投資はギャンブル。キャピタルゲイン狙いの自称投資家は投機家。

ロバートキヨサキの金持ち父さんシリーズに影響を受けている人が、私のブログ読者さんはほとんどだと思います。 あの本を読んだ後、株、不動産、金銀はじめとするコモディティ、FX、デリバティブなど、「いわゆる投資」と呼ばれるものに興味を持った方は多いと思います。そして、ロバートキヨサキの教えの解釈を間違えて誤った道に進んだ人は、痛い目にあっています。   なので、このあたりについて私からの意見を。 また、私の意見に目を通せば、すでにトレードの類である程度成功をしている人間たちが、なぜ、西園寺ブログの読者の中に結構いるのか、そういったことがわかるはずです。   まず、最初に言っておきますが、情報・教育の類は読み手や受け手の知性、解釈力、評価力、理解力を試します。結論から言うと、受け手がダメなら、どんな情報・教育に触れてもダメです。時間をかけて、自分の凝り固まった脳みそを変えていか (さらに…)

ロバートキヨサキは貯金しろと言ってない。むしろ使って増やせ、使い方を考えろ、効果的に使えと言ってる(←これ重要

ロバートキヨサキは貯金しろと言ってない。マジで。全くそう言ってないってわけじゃないけどコンテクストを正確に読めれば貯金をすすめてないのは一目瞭然。これ、すごい重要です。 「金持ち父さんを読んで貯金を始めました」って人を見るたび、西園寺は「本当に読んだの?」って思ってました。 === @西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男     "make you feel, make you think."   SGT&BD (Saionji General Trading & Business Development) 「人生を変える」にフォーカスしたブランド           Lose Yourself , Change Yourself.(変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を (さらに…)

ロバートキヨサキは、株、債券、投資信託をすすめてない(←これすごい重要)

これ、すごい重要だと思う。初期の頃は、はっきり言ってなかったけど、ちゃんと文脈読み取れていた人はわかってたと思う。 すごい重要。ロバートは株、債券、投資信託をすすめてない。株に関して正確に言えば普通株。 ロバートが重要視するのは「経済的自由」である。この言葉の意味をきちんと理解するのは難しい。株で複利運用してたとえお金を増やしてもそれは経済的自由「ではない」ってのがすごいミソ。   ビジネスか、不動産か。 結局そうなってくるけど、不動産の場合、アメリカの場合と結構事情が違う。それを踏まえた上で「キャピタルゲイン」に惑わされないで手を出すのならいいけどまぁ、多くの「これから金持ちになりたい」って人は難しいでしょう。それから日本国内のマクロ事情とかも難しいところ。どのみち、不動産やペーパーアセットに手を出すとしても、最初はビジネスからやるべき。ってか、キヨサキもまさにそう言っていると (さらに…)

どんな職業にもチャンスはある。なぜなら、職業=クワドラントじゃないから。

不動産屋さんで働くサラリーマンはEクワドラント。不動産ブローカー、エージェントも手数料を得るために稼いでいる。不動産に関係する資格を持っている人たちや不動産投資をアドバイスするファイナンシャルプランナーなどはSクワドラントが多い。 「不動産」というワードを一つとっても、それを取り巻く様々な職業の人たちはいろんなクワドラントにばらけている。逆に言えば、「不動産をやればいい」「株をやればいい」「ビジネスをやればいい」という、キャッシュフロークワドラントへの安易な解釈は悲劇を生む。 2000年初頭はこういう悲劇が多数生まれた。 職業=クワドラントではない。 copywritingの技術を学んで、なぜかEクワドラントになってしまっている人間、Sクワドラントになってしまっている人間もいるじゃないか。 西園寺さんはBクワドラント・Iクワドラントになるためだけに活動してきた。だから同じcopywriti (さらに…)

銀行の詐欺について言及したけど、陰謀論は掘り下げなくて良い

貨幣制度について述べたけど、陰謀論は掘り下げなくて良いです。 銀行は詐欺だー、みたいなことを言いましたけど、一応、信用膨張自体が一切経済の役に立っていないというわけではないです。信用創造自体に意味がないわけではない。 事実上搾取はされているというような見方を私はしますが、搾取目的のためだけの構造というわけではない。   ロスチャイルドなんたら〜とかはシカトしていいでしょう。私はシカトしてます。 支出する側、商品・サービスを提供する側の交換(取引)、これの集合が経済ですが、信用が膨張することによって支出が増え、それがまたどこかの収入の増大になり、それがまた支出を生み、というような形で経済を刺激します。支出自体は、それが全て消費に使われるわけではなく、投資の用途もあるので、それが実体経済の成長につながることもあります。 ただし、この世で流通するほとんどのマネーはクレジット。クレジット (さらに…)