国のバランスシート論は無意味

すぐに収益採算がとれるようなことは民間がやって、長い目でみて国民生活を豊かにして、なおかつ長い目でみて税収に貢献するようなことをやるのが公共サービスだから、儲からなくて当たり前。 国の仕事は測定しにくい。資産も。 高速道路とか道路の利用料を取るようになったらどうなる?と考えてみれば良い。 救急車、一回呼ぶのに3万円、とかね。 警察や自衛隊もそう。   結局、国の仕事は短期的には赤字で当た (さらに…)

自分の仕事で安定した十分な給与をもらっていれば、あまり資産運用には興味を持ちません

自分の仕事で安定した十分な給料をもらっていればあまり資産運用に興味を持ちません。しかし自分の地位がおびやかされ、給料が不確実になり、老化してくると、、、 営業キャッシュフローが危うくなると投資キャッシュフローに頼るってやつ。 公務員のように安定している職業は将来の支出に対するリスクをヘッジできている。支出だけは確実だからね。人生は生まれた瞬間から将来支出が確定しているんだ。 公務員が就職先、結婚相 (さらに…)

専業主婦(夫)の気持ちが体験できるストーリー

それまで、生活費は家賃も含めてすべてお互い折半していた。しかし、しだいに光一さんの負債のみが、ゆかりさんへの借金という形で膨れ上がっていった。正社員であるゆかりさんの年収が400万円から500万円と上がっていったのに対して、光一さんの年収は当初の400万円から200万円にあっという間にダウンしていた。 「そうなると、必然的に妻の発言権が強くなってくるんです。そのうち、妻に『誰のお陰で食べられると思 (さらに…)

社会から取り残される鬱 vs 社会で疲弊する鬱

今だから言えるんですが、子育て中は本当に辛かったですね。親も近くにいないし、とにかく孤立していたのが一番しんどかった。周りの人間関係が子どもと妻しかいないんです。頼れる人もいない。それでも自分なりに、頑張っていたと思うんです。同世代の男子で専業主夫はいないから、その悩みを誰にも話せない。 大学の友人は、自分とはガラリと立場が変わって、バリバリ活躍している。でも、それも自分が言い出したことだし、いま (さらに…)

なつく = 長く過ごした人

子どもたちは極度のパパっ子になっていた。どうしても、日中ずっと一緒にいる光一さんだけに懐いて、ゆかりさんが面倒をみても何かとぐずって言うことを聞かなくなっていた。それはある意味、どうしようもないことだったが、ゆかりさんにはそんなわが子の態度が耐えられないことだった。 「今思えば、子どもは、2人とも自分が育てていますから、逆に妻は、家庭に居場所がなかったんじゃないかと思いますね。家に帰ってきても、自 (さらに…)

金を借りるときに必要な技術

しかし、この原則の下では、企業が新規事業や新工場の立ち上げなど多額の投資を行うことで、仮に当該投資が失敗に終わった場合、投資とは関係のない従来の本業まで影響を受け、最悪の場合、倒産という事態を招来する可能性すらある。このように、新規投資が企業の命運すら左右するほどのリスクがあるのでは、企業は新規投資を躊躇せざるを得ない。かかる状態は国民経済上も不利益であり、投資リスクを限定するためのスキームが必要 (さらに…)

インフレで国民の平均給与を1億にしたら

インフレで国民の給与を一億にしたら最高税率が適用されて税金の取り分が増えて、政府の過去の借金がチャラになり、なおかつ輸出産業がウッハウッハすることになる。誰が買って誰が負けるか、一目瞭然。財政の健全性を強弁する連中と、正反対の連中がいるけれども、まあ、基本的にババ抜きと思ったらいいよ。 でもあれだね、実質的な購買力に注目して、幸せな家庭を築くみたいなことを人生の最大目標に掲げるなら、いい会社に勤め (さらに…)

投資にはエクイティとデッドしかない

投資にはエクイティとデッドしかないのだけれど、高いリターンを得たかったらエクイティに向かうのは当然で、なおかつそこに安全性も求めるのであれば経営参画した方が良いのは当然。合法的なインサイダーかつドライバーになる。逆に言えばアウトサイダーとして儲かるというのは難しく、もはやそれは投機的な技法になる。もちろん不可能では無いし、産業分析、グローバルマクロに賭ける方法もあるけれど、それをプロのアナリストた (さらに…)

国により、根本規範が違う それと「自由が手に入る理由」とか諸々

国の歴史的な経緯が違う。すると、社会の根本規範が違う。根本規範とはその社会が最高の価値を置いているもので、神聖にして侵すべからずといった宗教的な思想にも基づくものである。どんな社会集団にも、これを大事にしよう、これを守ろうという思想があるものだ。 タイや日本では、王や天皇が歴史的に重要な役割を果たしてきたので、憲法もそれを尊重する形で調整されている。 近代から始まった人権を中心とした民主主義の根本 (さらに…)