技術習得のジレンマ 「これ何の役に立つの?」VS「手段の自己目的化(やってて楽しい)」

どんな世界でもそうですが、「好きこそものの上手なれ」です。「それをやっていること自体が楽しい」という状態にまでいき、ひたすらその領域の学習や技術習得を楽しんで続けないと、レベルは上がりません。ある程度、「手段であるはずの勉強が目的化している」ぐらいのハマり方が必要なのです。それぐらいじゃないと、専門家・技能者としてのレベルは上がりません。 特に、何かしらの知識領域、技術領域にハマるというのは、自分の人材価値を上げるファーストステップです。 しかし、ここでジレンマが生じます。そうやって傾倒していけばいくほど、その学習した内容や、技術が「誰のどんな役に立つのか」という視点を失っていくのです。そもそもの目的を忘れたり、それが実社会でどう金を稼ぐことに繋がるのか、どうやって他人の役に立てるのか、どうやってビジネスを成立させるのかということを忘れてしまいがち。 学者や技術者タイプ、勉強好きタイプは「 (さらに…)

アートとデザイン、テクノロジーとエンジニアリングの違いがわからなくて貧乏になっている

アートとデザイン、テクノロジーとエンジニアリングの違いがわからなくて貧乏になっている人が多い。ある程度、仕事が決まっているような世界に飛び込めば、明確に職域は分けられているからそれに従うだけ。なので、「その領域に関しての、アートとデザイン、テクノロジーとエンジニアリングの違い」はなんとなくわかると思う。でも、全く新しい分野に進出するときとか、自分が何かビジネスを創ろうとするときとかに、これらの違いがわからなくて貧乏している人、多い。 技能者(テクニシャン)と技術者(テクノロジスト)、エンジニアの違い・・・・とかがわからない人というのは意外と多い。 欧米では、 エンジニア テクノロジスト テクニシャン はしっかりと区別されています。 説明すると、こんな感じ・・・・・・。 エンジニア(engineer)           : 知識の応用と構想力を中核能力とする テクニシャン( technic (さらに…)

IQとEI(感情知性)と成功と年収と

アメリカで行われた調査によると、IQ(知能指数)と収入には相関関係が見られることがわかっている。つまり、IQが高いほど、収入は高くなる。IQ75以下の人と、IQ125以上の人の間では、年収では3.6倍以上の差、純資産では23倍もの差があったそう。 「同年齢集団内での位置」から算出した知能指数は標準得点で表され、中央値は100、標準偏差は15前後で定義されている。100に近いほど出現率が高く、100から上下に離れるに従って出現率が減っていく。分布はほぼ正規分布になり85–115の間に約68%の人が収まり、70–130の間に約95%の人が収まる。 従来の知能指数は「精神年齢 ÷ 生活年齢 × 100」の式で算出される。知能指数は100に近いほど出現率が高い(人数が多い)。50–70は軽度知的障害、35–50は中度知的障害、20–35は重度知的障害とされるが、40未満を測れない検査も多い。(-w (さらに…)

どんな資格、学歴、スキルがあっても、それを踏み台にしていけるなら上手くいくな!

上手くいっているビジネスとか成功しているビジネス、新しいビジネスって、既存の業界の定義というか枠組みを超えていろんなことをしているし、多様なバックグラウンドの人間を集めようとしているところが多いです。こうやって考えると、どんな資格、学歴、スキルでも、それを踏み台にしてうまいことキャリアを「ズラし」ながら上を目指していけば、どうにでもなると思います。 資格に関しても、資格を一応取っておきながら、その資格の典型的な業務に埋没するようなキャリアではなくて、その資格を使ってうまいことPRして、面白いところに潜り込みつつ、キャリアをずらしながら上向きに上昇を描いていける人は、結局、どうやってでも成功できるんだな、って感じ。 例えば会計士資格を取って、税理士業務で独立とか監査法人で働くとかではなくて、ベンチャーキャピタルに就職してベンチャーキャピタリストとして活躍するとか、歯科医になってその後同業相手 (さらに…)

ゴキブリも仲間の目を気にする!!! (他者の目を気にするのは人間だけじゃない!!ゴキブリもだ!!)

ザイアンス効果でおなじみ、ロバートザイアンスが面白い実験をしているんですね。 「ゴキブリ実験」と言われているんですが、透明なプラスチック製の走路を作り、そこで他のゴキブリが観察者として存在する状況のもとで、ゴキブリのパフォーマンスを観察したんですね。結果、ゴキブリのパフォーマンスが良くなったんです。 また、これに加えて、迷路の中でのゴキブリの行動を観察しました。なんと、観察者としての他のゴキブリがいる場合、被験者?であるゴキブリの迷路を解くパフォーマンスは上がったそうです。 これは、「社会的促進」というものについての実験です。 他者が存在することで優れたパフォーマンスを発揮できるというのは、人間のみならずゴキブリにも当てはまるというのが実験からわかっています。 === @西園寺貴文(憧れはゴルゴ13)#+6σの男     "make you feel, make you (さらに…)

時間を考慮しない奴は・・・・・・

弱者の特徴見つけました。時間を考慮しないことです。 強者の特徴見つけました。時間を考慮することです。 代数と幾何の結びつきは、運動や変化を解析することができます。運動と空間的広がりの観点に、時間的な変化率や時間の流れにおける変化量を捉えるための補完的な概念を加えたものとして微分法が生まれ、今日の科学にとって決定的なツールになり、現代文明を支えています。経済学などにおいても微積分が重要なツールになっているのは、それが「現実を現実のまま」に捉えようとする際に必要なディメンションを捉えているからです。 「現実世界」を捉えようと思った時、その現実世界は常に動いています。何かしら写実的に現実を切り取ろうとする際、本にしても、人の思考にしてもそうですが、意外なほどに「静的」であることが多いです。ここが問題。 現実に通じるモデルを頭に描く人は動きが見えています。   「現実的」って言葉がありま (さらに…)

人生やり直したい、辞めたい、逆転したいなら、転職・人間関係のリストラ・移住・国外脱出だよね

日本って、「1つのことを続けられないやつはどこ言っても終わりだ」とかいう風潮ありますよね。 でも、考えてみてください。 恋愛とかだったら、「あ、こいつダメだ」って思ったらまず別れるでしょ。で、5回ぐらい交際相手変えて、それでもうまくいかないなら、そこではじめて「もしかしたら自分がダメかも・・・何か変えなきゃ」とか、気づくんじゃない?   そもそも、世の中の人間というのは一部の才能ある人たちを除けば、80%〜90%ぐらいのほとんどの人は大したことない(皆、大差無い)でしょう。特殊能力とかがあるわけじゃないでしょう。 そうしたらほら、「どの環境にいるのか」とかが大きなポイントになってくるんじゃないかな。   だから、どっかの職場で「合わない」「成果が上がらない」としても、それは環境を間違えている可能性が高いと、ひとまず考える方がより健康的というか、それが普通だと思うんです。 (さらに…)